▲七面山(二百名山:信仰の山へ!)


- GPS
- 07:54
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,619m
- 下り
- 1,627m
コースタイム
5:45 肝心坊
7:20 晴雲坊
8:10 敬慎院 8:20発
9:00 ▲七面山 9:25発
9:50 敬慎院 10:55発
11:20 晴雲坊
12:15 肝心坊
12:40 羽衣登山口
【行動時間 7時間45分】
天候 | 曇り(時々日が差す) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・敬慎院までは、すばらしく整備された道です。 一丁目から五十丁目まであります。幅が広いのですれ違い可能です。 ・その先、七面山までも明瞭な登山道です。 (温泉) ・我々は、「みたまの湯」(770円)に行きました。 車で1時間程度甲府南IC方面に戻ったところにあります。 高台にあるため、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の山脈の景色が見事です。 けっこう人気があるようです。 |
写真
感想
学生時代の同期3名(T君、F君)との梅雨の合間の登山です。
前日20日、昼頃、東京を出て、ひのや旅館本館に投宿。
おばあちゃんに癒されました。
予約の客は、我々3名だけ? その後、素泊まりの客(団体さん)が入りましたが…
翌日21日、我々は、朝4時30分過ぎに宿を出て、表参道(羽衣)登山口に向かいます。
5時少し前に、登山口を出発します。
肝心坊を過ぎると、こんな時間にも関わらず 上からどんどんと人が降りてきます。
私「今朝はどこから?」
男性ら「上に泊まって、2時に出てきました」
私「えーっ、2時にですか? 何か(宗教的な)意味があるのですか?」
女性ら「いやー、今日中に長崎まで帰るので、飛行機の時間に間に合わせるためですよ」とのこと
それにしても、暗闇の中、おじいさん、おばあさん、赤ちゃんを抱いた女性等が降りてくるのに
ビックリです。 80人の団体さんとのことでした。
登山道は、九十九折になっていて、とても歩きやすいです。
しかし、標高差が大きいのでゆっくり登ります。
やがて、疲れたころ 突然、きれいで大きな山門が出てきて、びっくり。
「なんだ〜 こりゃ」 (鹿さんも登場)
それに続いて、歩いてしか来れない山の中に巨大な寺院があるではないですか?
本堂に行くと、お坊さんが「休んでいきませんか?」と誘ってくれましたが、とりあえず参拝だけして、
正門である随身門をくぐって、山頂に向かいます。
「大崩れ」を見て、山頂に向かいます。 これまで、相当の標高差を登ってきたので、疲れます。
9:00 約4時間かかって、七面山山頂に到着。 若い男性がいます。
山頂は展望はありません。しかし、方位盤があって、昔は展望があったのでしょうね。
若い男性に写真を撮ってもらい、会話
男性「昨日は毛無山、一昨日は御正体山に登ってきたんですよ」
私「二百名山を登っているんですか?」
男性「ええ、今日で146?になります」
そうか、二百名山を登っている人がいるのだなあと 単純に思う。
我々が4時間かかった登りを、3時間で来たそうだ。すごいなぁ!
敬慎院に戻り、随身門の前で昼食後、作業をしていた若いお坊さんと会話
・ここにはお坊さんが約20人、賄いや作業をする人が約20人いるそう
・宿坊には1000人も泊まれるとのこと
・明日は400人の宿泊予約があるとのこと
・春分の日と秋分の日には、ここからダイヤモンド富士が見られ、その光は随身門を通って、
本堂を照らすそうだ。おまけにその光の延長線上には出雲大社があるとか? えーっ!
・いつかは 泊まってみたいですね
・私の質問「宿坊ではお酒は飲めるのですか?」
なんと不届きな野郎でしょうか? 信仰のかけらもみられません。
ちなみに、夕食には少しお酒が出るそうで、それ以外にも持ち込んでいる人もいるらしい。
それを称して「酒行」というらしい(冗談です)
本堂に行き、なかで休ませてもらい、お守りなどを買って帰ります。
自由に撞いて良いと聞いた「鐘」を3人で撞いて、下山にかかります。
途中、太鼓を叩き、「南無妙法蓮華経」のお経を唱えながら 白装束の若い男性が登ってきます。
挨拶を交わすと、大きな太鼓を持たせてくれて、叩かせてくれました。
それにしても重かった。ただもんではないなぁ?
聞くと 立正大学出身で、地元に就職したらしく、時間があるときはこうして登ってくるとか
信仰とはすごいものだ… (目がキラキラしていて、笑顔がいいね!)
今回の二百名山は、登山というより、修行に来たような気持ちになりました。
日本では、本来、登山とは修行であり、神に近づくことだったのでしょう。
日本は広い、そして、いろいろな場所があり、いろいろな人がいる。
そんなことを教えてくれる山登りとは ひとこと「すばらしい…!」
次は 信仰の山シリーズとして、再び「御嶽山」(六根清浄〜)に登ってみることにしました。
それでは「南無妙法蓮華経〜」
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