記録ID: 4815603
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無雪期ピークハント/縦走
九州・沖縄
(佐賀) 青螺山(せいらさん) 〜小さな岩山〜
2022年10月21日(金) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:05
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 776m
- 下り
- 833m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線部には一部、小さな岩場があるが、比較的容易。ロープあり。 登りに使った谷筋は、やや道が荒れていた。 |
写真
撮影機器:
感想
【山行No. 708】
・実家のある佐賀に帰省したついでに、近場の山をぶらりと歩いてみることにした。
・佐賀県の西部にある黒髪山系は、標高は低いながら、火山性の山で、岩っぽい山々が多い。主峰の黒髪山は以前登っているので、その北側にある青螺(せいら)山という山に登ってみることにした。
・標高600m台の小ぶりの山ではあるが、所どころには岩場もあり、秋空の下、気持ちの良い山歩きができた。
・北部九州の低山は、照葉樹林が多い。なので、展望は山頂など一部からしか望めなかったが、この日はスカッとした秋晴れの一日で、近くの伊万里市や海も見え、いい感じだった。
・趣味の岩石観察;
この山は、標高450m辺りまでは凝灰角礫岩のようで、それより上部は溶岩でできているようだった。
山中でスマホにて、産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、下部の凝灰角礫岩部分は、黒髪山と同じで、流紋岩/デイサイト質、上部の溶岩状の部分は、玄武岩質安山岩/安山岩質と、岩石の種類も異なっているようだ。
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コメント
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青螺に登られましたか、黒髪山系は低山ですが天気が良ければ眺めも爽快だったことでしょうね。
一度くじゅうが見えたこともありましたよ。
さて黒髪山系の地質ですが、一般的には青螺山側が伊万里安山岩、黒髪山(天童岩)側が有田流紋岩と呼ばれています。特に黒髪山〜前黒髪にかけての流紋岩が焼き物の町「有田」の始まるきっかけとなった泉山陶石の産みの親だと理解しています。
その黒髪山系にはハイノキ科の樹木がとても多いのですが、5月ごろに山全体を白く染めるように咲くクロバイの花は、ほぼ黒髪山と前黒髪にしか分布していません。実に不思議でこれが私が地質に嵌まるきっかけになった一つの要因です。
最近やっとその要因が分かりました。もしご興味が有れば参考までにご覧ください。
http://lab.agr.hokudai.ac.jp/botagr/pln/nabe/Topics/Alaccum.htm
黒髪山は中学校の遠足でも登った山ですが、その裏手のせいら山は、初めて登る山で、眺めもまずまず、岩石観察もできて面白い山でした。
せいら山が安山岩、黒髪山は流紋岩なんですね。ガイドブックを改めて読むと、「黒髪山の流紋岩が風化したものが、有田焼(伊万里焼)の陶土として最適だったので陶器製造が盛んになった」、というような説明がありました。
ところで、添付していただいた植物学の論文、拝読しました。
私は大学では化学を専攻していたので、記載されている化学用語はだいたい理解できましたが、論文の内容自体は何とも難しいです (^_^;)
人間の生理学については多少の知見(これも独学)がありますが、植物の生理学ってなんだか難しいし、謎が多い生き物ですね、植物って。。
コメント返信ありがとうございました。
>添付していただいた植物学の論文・・・ ・・・論文の内容自体は何とも難しいです (^_^;)
スミマセン、私の安易な添付でとんだ失礼をしました。論文に全部目を通されたのですね、途中から私もちんぷんかんぷんです。読むうちに目が回ってきます。ただ最初のさわりの十数行に「アルミニウム集積植物の植物としてハイノキが挙げられていたので、そこをみてもらおうかなと単純に思い、添付してしまいました。お伝えしたかったのはそこだけでしたが・・・。反省します。m(_ _"m)
いえいえ、反省なんてされなくて結構ですよ
動物には動物の生理学があるように、植物には植物の生理学というものがあるのだな、と気づかされましたし、良く解らないなりに、興味深く読ませていただきました。
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(以下、自分用メモ)
1族のアルカリ金属元素(Na,K)、2族のアルカリ土類金属元素(Mg,Ca)は、地中にも海水中にも多く含まれ、人間を含む哺乳類は、このうち、Na,K,Caを、生理学的な有用成分(必須成分)として利用している。
(Mgは、哺乳類では重要な元素ではないが、少なくとも有毒成分ではない)
一方、13族のアルミニウム(Al)は、地中には大量に含まれているものの、人間を含む哺乳類では、生理学的な有用成分としては使われていない。
また、添付文献によると植物の多くも、アルミニウムは有用成分どころか、有害成分となっている。
・・なぜだろうか?
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