北八ツなめんなよ（蓼科山・北横岳・大岳・双子池ヒュッテ泊）

2022年10月21日(金) ~ 2022年10月22日(土)

• GPS: 09:11
• 距離: 12.9km
• 登り: 1,254m
• 下り: 1,247m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:02
• 休憩: 1:07
• 合計: 8:09

距離 10.8km 登り 1,057m 下り 1,116m

6:33 大河原ヒュッテ
7:24 佐久市最高地点
7:31 赤谷の分岐
7:38 7:39 将軍平
7:43 7:47 蓼科山荘
8:13 蓼科山頂ヒュッテ
8:16 8:20 蓼科山
8:24 蓼科山頂ヒュッテ
8:47 蓼科山荘
9:36 9:38 天祥寺原・将軍平分岐
9:46 9:47 天祥寺原
10:15 10:18 亀甲池
11:41 12:16 北横岳
13:02 13:07 大岳分岐
13:13 13:15 大岳
13:21 13:22 大岳分岐
14:01 14:07 天狗の露地
14:40 14:42 双子池ヒュッテ
14:44 双子池

2日目

• 山行: 1:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:00

距離 2.0km 登り 197m 下り 147m

14:44 双子池
7:34 双子山
7:50 大河原峠
7:51 ゴール地点

天候

21日　晴れのち曇り　午後から強風
22日　曇り　強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

蓼科スカイライン　大河原峠駐車場

コース状況／危険箇所等

特に問題なし。
大岳分岐ー双子池間はほぼ無整備のため、岩場の経験が浅い人や苦手な人は安易に選択しないほうが良いです。経験者も頼りとなるロープやクサリは一切無いのでご注意を。またこれからの時期、岩に氷や雪が付くと冬山装備が必須となり難易度も爆上がりする可能性があります。

写真

10/21 6:20

蓼科牧場から蓼科スカイラインを通って大河原峠に着きました。ここから入るのはお初です。

10/21 6:24

朝霧漂う佐久市街と浅間山。

10/21 6:38

まずは蓼科山へ。前ここを通った時は沢でした笑。

10/21 7:18

佐久市最高地点。

10/21 7:20

縞枯れエリア。蓼科山が顔を出しました。

10/21 7:21

木道が出てくると山荘はもうすぐ。

10/21 7:22

凍ってます。私にはこれくらいが暑くもなく寒くもなくちょうどいい感じ。

10/21 7:31

蓼科山荘到着。今日泊まる双子池ヒュッテとはオーナーさんが同じです。

10/21 7:41

わんちゃんが元気よく吠えてます笑。

10/21 7:41

テントセール。

10/21 7:41

トイレ200円。有難く使わせていただきました。

10/21 7:50

ファイトー！

10/21 8:09

はい絶景。

10/21 8:10

やりほー。

10/21 8:10

いいお天気。しかもほぼ無風。

10/21 8:11

美ヶ原の向こうに立山と針ノ木・蓮華そして元祖"岩の殿堂"剱岳！

10/21 8:12

右から妙高・火打・焼山・高妻、その下に戸隠連峰。

10/21 8:13

右から唐松・五竜・鹿島槍・爺。

10/21 8:13

白馬三山。稜線の雪が光ってますね。

10/21 8:14

これからの行程を実物マップで。�‥珪融�原に下ります��亀甲池へ�Ｋ眠３戮悗竜淌个魎萃イ覘ぢ膤戮忰コ某管�"プチ岩の殿堂"を経て本日の宿へ

10/21 8:15

鳳凰三山と高嶺。

10/21 8:15

左から北岳・間ノ岳・甲斐駒・塩見・仙丈。

10/21 8:18

また山頂ヒュッテにも泊まりに来ます！

10/21 8:23

将軍平へ。

10/21 8:35

山荘横から天祥寺平へ。

10/21 9:08

枯沢に出ました。

10/21 9:29

ドロドロ〜。

10/21 9:30

分岐を左へ。

10/21 9:32

亀甲池に向かいます。前来た時はこの辺り一面が池でした笑。

10/21 9:33

蓼科山を振り返る。

10/21 9:40

ここを右へ。

10/21 10:01

見たら休憩せずにはいられないベンチ岩笑。

10/21 9:58

さっきまでいた山頂がよく見えます。

10/21 10:07

亀甲池到着。

10/21 10:08

右の浅いところは凍ってますね。

10/21 10:17

いよいよ苔の急登のはじまりです。このルートはお初です。

10/21 10:21

歩く人も少なくひっそりとしています。亀甲池周辺は過去クマさんの目撃情報もあるので要注意です。

10/21 11:29

山の斜度はかなり急ですが、女の神（蓼科山）や御小屋尾根（阿弥陀岳）のような直登ではなく、つづら折りになってるのが救いですね。

10/21 11:32

まだまだ続きますが、北横岳山頂の喧騒が次第に大きくなるので励まされます。

10/21 11:45

着いた〜！帽子が飛ばされそうなほどの強風です。

10/21 11:58

さすがにピラタスからの登山客が多いですね。ただ強風なのもあってここで長居する人は少なく入れ替わりなので混雑はしていません。ある登山者の方と話が弾んで、会話やランチで私が長居してしまいました笑。

10/21 12:09

そろそろ大岳へ向かいましょう。北横岳北峰から亀甲池方面と大岳方面へは別の道です。わかりにくいので、くれぐれも間違わないよう注意してください。

10/21 12:20

北横と蓼科の2ショット。

10/21 12:39

岩遊びのはじまり。

10/21 12:39

双子山。

10/21 12:40

蓼科山。将軍平の縞枯れエリアも見えます。

10/21 12:41

大岳が見えた！

10/21 12:41

JAXA美笹深宇宙探査用地上局（左）
JAXA臼田宇宙空間観測所（右）
浅間山（上）

10/21 12:56

大岳分岐を通過。

10/21 13:03

大岳山頂。

10/21 13:04

石仏が2体あります。ここで今日初めて携帯電波が入ったので、メールチェック。

10/21 13:05

蓼科山と前掛山。

10/21 13:05

北横岳の裏の顔。

10/21 13:05

手前から三ツ岳・縞枯山・天狗岳・南八ヶ岳。

10/21 13:14

分岐に戻ってきました。いよいよここから今回の核心です！

10/21 13:16

これまでと比べて、明らかに岩の容赦がなくなる笑。

10/21 13:18

双子池キャンプのあとテン泊装備で登ったことはありますが、このルートを下るのは初めて。

10/21 13:20

ハシゴは朽ち果ててます笑。八ヶ岳の一般登山道ではとても珍しい”ほったらかしトレイル”。

10/21 13:25

このあたりまでは難路というほどでもありませんね。

10/21 13:31

ん？ちょっと考えましたが笑、難なく通過。

10/21 13:39

平らになっている「天狗の露地」に出ました。とはいっても地面は岩だらけで平らではありません。

10/21 13:44

巨岩・奇岩の宝庫です。高度感はありませんが、まさに"プチ岩の殿堂"。さすが現役の活火山🌋

10/21 13:44

ここはちょっぴりスリリング。大キレットを思い出しました。

10/21 13:49

まだまだ「高度感のない岩遊び」は続きます。

10/21 13:51

ネズミ岩？笑

10/21 13:53

登りと下りで感じ方がだいぶ違うように思います。人によって核心部も違うでしょう。

10/21 13:55

「天狗の露地」の標柱。

10/21 14:11

宿が見えた！と思ったらここからが下りの核心部でした。

10/21 14:13

このハシゴ信じてもいいの？笑。そういえば東鎌にもこんなハシゴあったなぁ〜。慎重にゆっくり体重をかけて様子を見ながら下りました。

10/21 14:15

このコース、ルートは明瞭ですがクサリやロープは1本もありません。鉄製のハシゴもありません。至れり尽くせりの八ヶ岳にあって、この塩対応はある意味貴重です笑。

10/21 14:16

ここは身長が1mmでも多く欲しい、というか自分の短足を嘆く場所です笑。身軽で体が柔らかい人ならそんな必要ないのかも。

10/21 14:21

同じ岩場でも真教寺尾根などとはまた違った種類の趣や楽しさがありますね。

10/21 14:32

双子池ヒュッテ到着。

10/21 14:34

本日の収穫（登山道のゴミ）

10/21 14:38

水源となっている雄池。カメラ以外持ち込み禁止です。まあシカさんたちには通用しませんが笑。

10/21 14:50

おお、斬新な光景！一人ずつ2人用テントの中に布団を敷いて寝ます。

10/21 14:51

上下のシーツとピローケースで直接の接触を防ぐしくみ。掛け布団は1枚だけ使いましたが全然寒くなかった。

10/21 17:26

夕食。大変おいしかったです。ごはん・豚汁・お茶はお代わりOK。夜になっても強風は収まりませんでした。

10/22 5:50

翌朝。相変わらず強風です。

10/22 5:53

水が貴重なので水筒や空PETボトルにお茶はもらえません。（食事中に飲む分はお代わりOK）必要ならPETボトルを購入します。

10/22 5:53

サイン入りてぬぐい。

10/22 5:55

朝食は6時から。

10/22 6:44

風が強いので寒い！

10/22 6:45

お世話になりました。今日はさっさと帰ります。

10/22 6:50

双子山への登り。

10/22 7:20

開けました。山頂部です。

10/22 7:26

北横岳と大岳。

10/22 7:27

双子山山頂。ほとんど平らなのでどこが山頂だかわかりません笑。ここはしっかり携帯電波（au）が入ります。

10/22 7:38

大河原峠が見えた。土曜日なのでほぼ満車ですね。

10/22 7:44

ゴール。帰りの蓼科スカイラインでは「八子ヶ峰ラリー」とやらのドリ車渋滞にハマってしまいました。。。

撮影機器：

E-M5MarkIII OLYMPUS CORPORATION

装備

MYアイテム

yamazazen

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 予備PET水500ml 浄水器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ COCOHELI子機 ベアーベル

感想

yamazazen

今年の夏山シーズンのテーマは「コロナからの復活！地元山小屋応援・八ヶ岳北上シリーズ」です。その最終回は「双子池ヒュッテ」。過去にテン泊の経験はありますが、小屋泊は初めてです。大部屋にテントがずらりと並ぶ光景を目の当たりにして、涙ぐましい創意工夫と努力に頭が下がる思いでした。

また大河原峠からの入山というのもお初でした。台風被害を受けた蓼科スカイラインも去年再開通して、立科町側からもまた入れるようになりました。ただヒュッテへ直行すると1時間で着いてしまうので、蓼科山・北横岳・大岳を縦走することにしました。縦走とは言っても、蓼科山は独立峰なので一旦天祥寺平まで降りなければならず、完全なダブルヘッダーとなってしまい、もうヘロヘロ笑。。亀甲池から北横岳への急登と、大岳から双子池までの"プチ岩の殿堂"、ともに南八ヶ岳に勝るとも劣らない名（迷）ルートです。

最後に自分への教訓として「北八ツなめんなよ！！」笑