皇海山・鋸山:思い立って久しぶりの百名山、半袖隊長、原生林の美しさに惚れる
- GPS
- 05:38
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,005m
- 下り
- 998m
コースタイム
天候 | 晴れ 一時雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
【往路】宿舎05:10⇒皇海橋07:24 【復路】皇海橋13:44⇒15:15宿舎(入浴)16:43⇒スーパー17:15⇒ 沼田IC⇒前橋IC⇒高崎駅(レンタカー返却)18:56⇒(在来線)⇒地元駅21時頃 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★道の状況: ●皇海橋⇔不動沢のコル 小沢を何度も渡渉しながら、そのうちに沢の中の登行となる。 最後はロープのぶら下がった急坂を上がって樹林帯の中のはっきりした道を行く。 ●不動沢のコル⇔皇海山 群馬・栃木の県界尾根の自然林が美しい道。最後に急坂はあるが危険個所はない。 ●不動沢のコル⇔鋸山 最初はササ原を掻き分けて行く。夏場なので道が覆われて分かり難いので、踏み跡を忠実に辿ろう。 後半はクサリ場もある急登で、岩を乗り越える感じの箇所もある。 下山時に、急坂を下りて右に曲るべきところを直進してしまう間違いをおこしやすいので要注意。 ★残雪状況:なし。 ★泥濘状況:なし。 ☆半袖 タイム:最初から最後まで。 ★半袖 出会い指数:休止中。 ☆半袖 驚かれ指数:休止中。 |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:皇海橋たもとのトイレの中に登山届ノートが設置されている。 ★駐車場:皇海橋(追海・根利の両側にある)。 当日は7時半に到着して、11台目だった(追海側)。 ★トイレ:皇海橋。道中にはない。 ★コンビニ:吹割の滝の手前の「7-11」が最後。 ★下山後温泉:前泊した区の宿泊施設(温泉ではないが、宿泊者は無料なので)。 ★飲食店:寄らず。 |
写真
感想
人気に乏しい日本百名山の一つである皇海山に初めて登ってきました。
1987年8月、自身にとって初の百名山となる槍ヶ岳に登って以来、通算83座目となります。
通算80座を超えると、「自宅から遠い」「アクセスに難あり」「登頂技術が必要」「体力が必要」「忙しくて日程が取れない」等の理由で、伸び悩む方々が多いのではないでしょうか?
拙者もその一人で、2011年に利尻岳(7月)と高妻山(9月)に登って以降の約3年間は、空白の時を過ごして参りました。
今回登った皇海山は、
●昔ながらの庚申山荘から登る場合は「体力が必要」、
●近年急速に利用者が増えた皇海橋から登る場合は「アクセス(=栗原川林道)に難あり」
が理由で躊躇しておりました。
2年前の夏に、学生時代の友人にクラシックルート(庚申山荘経由)で誘われた時も、「くそ暑い真夏に・・・きつそうだな」とパス。
とは言いながらも、残っている百名山の中では、栗原川林道から入れば比較的容易に登れるだけに、「そのうちに・・・そのうちに・・・」と思っていましたが、ShuMaeさんやyamahenroさんの山行記録がアップされたことも刺激になり、今回、思い立ったが吉日で、土曜の朝に急遽当日の宿(前泊)とレンタカーを手配して出撃し、日曜に無事登って来ました。
オマケで、皇海山に登る前日土曜午後に酷暑の「鐘撞堂山・陣見山」に立寄って歩いたのは失敗でしたが・・・。
皇海山は
●頂上からの眺望がないだけでなく、登っている最中も樹林帯に邪魔され展望がない退屈な道が続く
との感想が一般的ではないでしょうか?
拙者もその下馬評を胸に刻んで臨みましたが、感想はまるで正反対でした。
●皇海橋から不動沢に沿った道は、数ヶ所の小滝・滑滝もあり、渓流美を楽しみながら歩ける。
●カラマツ林や広葉樹林帯の緑が素晴らしい。
●不動沢のコルから皇海山までは、シラビソやコメツガなどの自然林が豊かで、奥深い山の風情たっぷり。
秋が深まれば、錦繍の道になることは間違いありません。
恐るべし、皇海山。気に入りました。
偶には裏口入学(いや、特待生待遇?=林道を使って楽々登山)するのも好いものです。
兎に角、現場には行ってみないと分かりませんね(^_-)-☆
各自の好みは、人それぞれですから。
★皇海山:日本百名山(83座目)、関東百名山(78座目)
群馬百名山(49座目)、栃木百名山(12座目)
☆鋸 山:栃木百名山(13座目)
隊長
隊長 こんにちは
を使うと、 登山になるんですね
派にとっては何とも羨ましい限りですが・・・
僕はあくまでもクラシックルートに拘って、庚申山荘から行たいですね
各地に鋸山(鋸岳)がありますが、何処もギザギザで に刺さりますねぇ
ここは百名山に入ってなかったら、今の1割も登山者が来ないでしょうね。
でも、ここや恵那山のような山に光を当てたことは、罪多き深田の中で唯一評価するところです。
ヤマレコを見ても百名山で一番つまらない山的なコメントが多いですが、存在感がこの山の価値なんですから、山頂からの眺望云々ではかる山じゃないですよねー
愚直に歩き、愚直に登る それが似合う山だと思います。
そういう意味でもniini さんが書かれているように、表から歩くことで理解が深まる山です。
表は距離が長いうえに、登降が続き、笹も深いですが、秋の紅葉は秀逸です。
42番は袈裟丸です。
yamabeeryuさん、こんにちは
渡渉に岩登りに変化に富んだ登山道ですね
でも、登山口に到達するまでの林道が凄いですね
天然のトンネル!?を抜けるんですか!?
2日連続の酷暑登山、お疲れ様でした
自然のトンネル・・・ではなく、くり抜いたんだと思いますよ。
ちょうど一台通れるような穴を・・・。
林道は長かったな
6月に行った秋田の田代岳への林道と凸凹具合は同程度でしたが、とにかく長い
途中で飽きるので、一服する方も多いようです。
皇海山の頂上を踏むための最大の難関ですね
隊長
前日のお疲レコですね。
それにしてもさすが隊長・・毎週良く 行きますね。
人のこといえないかぁ
鐘撞堂山に忘れたトレッキングポール、帰りに取れキングはしなかったのですか?
それとも仕事休んでの続編があるのかな
hamburg
前日の無謀な「寄居駅⇒児玉駅」酷暑ハイキングの影響は大でした。
出だしからスピードは出ないし、出す気にもならないんですよ。
コツコツと地道に歩く・・・でも、皇海山に相応しい歩き方だったかも
ポールがないことに気付いたのは、陣見山を過ぎ、十二天社に近付いてから。
普段は持って歩かないので、なくても気付かないんですな。
1980年代後半から使用しているので愛着はあるのですが。。。古い。
取りに行くのも億劫な・・・暑しいしなぁ。
隊長
軽自動車でガタゴトと行って来ました。
対向車が来ないといいなぁと思いながらで、行きはよかったのですが、帰りに一台と出遭いました。
随分と慣れた方のようで、無事に擦れ違いましたが・・・。
確かに鋸岳・鋸山との名前の山は多いですね。
非常に分り易いネーミングですが、振り返ってみると、拙者はこの鋸山が初めてかな?
クラシックルート・・・鋸山の天辺から見ると歩けそうな気になりますが、皆様のレコを拝読すると、いやはや大変そうで・・・
でもniiniさんなら、楽勝で日帰りじゃないっすか
隊長
確かに地味で眺望がなくアクセスが悪い山ですから・・・関心を持たれることは激減するでしょうね。
すぐ近くに錫ヶ岳がありますが、日光白根のすぐそばにも拘らず、登山者は少ないですもんね、レコも少ないし・・・。
庚申山荘からの表登山道、歩く人が減っているので廃道化しつつあるようなレコを最近読みました。
ササ藪も背丈が凄いらしいですね
レコを読んだだけで気後れしちゃいます<(_ _)>
行ってみたいとの気持ちだけはありますけど
隊長
おはようございます さん。
今の時期に皇海山とは渋いですネ〜。
でも、中途半端な背丈の山 の場合、展望のない深い樹林の道の方が以外に涼しいかもしれませんネ。
小生が登ったのは1980年代ですから、もち"昔ながらのルート"で、庚申山荘に泊まって登りました。ただ当時も山頂付近で、西面の沢を詰めたというグループに会いましたしましたが、その沢がルートとして整備されたんですかね?何れにせよ、3時間程で登れるコースがあれば、そちらに流れるのは必定ですネ。
庚申山を経て登る昔ながらのルート、藪に覆われ廃道化しつつあるんですか。だから、余程の好事家しか訪れない、"暗!sickルート"と呼ばれるんでしょうか。
ならば、今の小生でもこの西面のルートなら行けますかね?何しろ前回見てないんですよ特産種のコウシンソウ …て、あれ?自生地は、"暗!sickルート"の中 ?
皇海山の場合は最初から最後まで広葉樹林帯の中の道で、オマケに前半は沢沿いですから、意外に涼しかったですよ
もちろん、拙者の場合は、それでも汗を掻きまくりますが
西面の沢を詰めたとのグループ、確かに不動沢は西面にあたりますね。
問題は皇海橋までのアクセス。
もっと下流から不動沢を上がって来たのでしょうかねぇ?
それとも林道を歩いて来たか・・・栗原川林道だと13キロありますけど。
100名山ブームとなると、道路整備とも相まって、昔ながらのクラシックルートが新しく開発された道に取って代わられるケースは他にもありますね。
岩木山もそうでしょうし、平ヶ岳もそうですね。
みんながみんな、クラシックルートを歩けるだけの体力・気力・技術・時間があるわけではないので、それはそれで存在価値はありますね。
コウシンソウ・・・なんとかアシ を工面して、西面ルートを登って庚申山荘に下りるのはいかがでしょう?
隊長
こんにちわ、緑と水の豊かな山なんですね。顔ザブが気持ちよさそうです ロープ場はちょっと怖そう
すてきな山を紹介してくださりありがとうございます。
話に聞いていたより、ず〜〜〜っと素敵な登山道でしたよ。
春から夏は緑、秋が深まればカラマツの黄色、高度が上がればブナ・シラビソ・コメツガなどの錦繍が楽しめそうです。
顔ザブ・ポイントはたくさんありますし
問題は皇海橋までのアクセス
軽自動車だったので、余計に時間が掛かったのでしょうが、平均時速15km程度(⇒13キロを1時間半)ですから。
送迎付きの宿があるとのレコも見たことがあるので、検討に値するかもしれませんね
隊長
yamabeeryuさん、こんにちは〜。
コメントのスカイで「あれっ?」と気付き、調べてみると”すかいさん”
日本百名山のお山の名前を間違えて読んでいたこと「後悔」しています
さすがに山頂の標識は立派ですね〜
ここから一級河川の渡良瀬川が始まるんですね!
錦繍の写真も見てみたいな〜、宜しくお願い致します
100名山の中では知られていない方の山なので、話題に出ることも少なく・・・間違えやすい(=読みづらい)山名の一つでしょうね
余談ですが、拙者の職場に「スカイ」さんて方がいらっしゃるのですが、どんな漢字表記かお分かりですか
山頂道標は他にもあって、手作りも含めると四つあったような・・・。
林道は拙者の往復した追貝側からと、もう一つ根利側からあるのですが、どうも根利側からの方が路面状況が好さそうです。
拙者も軽自動車で行きましたので、makoto1959さんも是非錦繍の頃に、根利側から突撃されてはいかがでしょう
あっ、閉鎖期間があるのでご注意をm(__)m
隊長
半袖隊長、おつかれさまです
隊長の登山への情熱(執着)? を 改めて感じました。
「青春キップ」
「アプローチ駅からのレンタカー移動」といった工夫、
そして、猛暑の中の
「連投 登山」・・・ すごいです
私は、先日の暑さの中での登山のせいか・・・、
夏風邪を引いてしまい、つらい今週です
「隊長も注意してくださいね」と言いたい所でしたが、
必要なさそうですねww
ですが、暑さは まだまだ続きそうなので 注意してくださいね〜^^ノ
先週末の酷暑疲れは長引いています。
両ひざの裏が突っ張っているとか、右足の裏に違和感があるとか・・・もちろん両太ももは疲れやすいし・・・。
いや、いや、無理はいけません
まあ、安く効率的に移動できるに越したことはありませんからね
浮いた資金は へ
hayakazeさんもご自愛を
山麓のお店 で出会うかも
隊長
もしやと思いました。後半、雨に叩かれたようですがなんとか濡れ鼠は避けられたようで何よりです。皇海橋まで降りてきて雨止んで良かったですね。
不動沢に沿った道は、その渓流美と後半の針葉樹林がとても綺麗で、自分的にはお勧めコースだと思います。最も自分的にはコースが短いのでお勧めなのかもしれません
山って、match1128さんがおっしゃてるように、眺望云々だけではないですね。山頂からの展望が良くなくてもステキな山は沢山あります。どこぞの関東100で個人のハイカーが眺望を得るため、山頂の樹を3本くらい切ったと聞きましたが、言語道断です。
皇海山は秋の紅葉の頃再訪したいお気に入りの山の一つです。
出足が遅れたので、鋸山の下山開始直後から雨に降られました。
不動沢のコル前後で、雨脚が強くなって、いわゆる本降りに。
雨具を着ている時間も惜しいので、ザックカバーだけ被せて、ひたすら下りました。
なので濡れ鼠に近い状況だったのですが、雨が降る前から汗で濡れ鼠状態だったので、大した違いはなくて、五十歩百歩だったでしょうか?
ただ、メガネが曇って視界があやふやになったので、足元には十分注意しながらスタコラサッサ
中間地点で雨は止んでくれて、その後はのんびりと下って来ました。
確かに渓流と森林を楽しみながら歩く道です。
せめて凸凹林道があの半分だったらなぁ・・・と思いますね
隊長
隊長、こんばんは。
行かれましたね〜、Sky山
Sky橋までの難所もなんのその、山深いエリアの歩きを楽しまれましたね。
鋸山、最後の急登にちょっと難儀したのを思い出しました。
自分のレコに触発いただいたようで何よりです。
見返すと私も7月末に登ってたからか同じような天気で下山中に雨が少し降ってきました。
去年は山頂直下の倒木をくぐるのはなかったような。強風で倒れたのかもしれませんね。
しかし、渓流で顔ザブ、いいですね〜。
暑い時期にはほんと天国のようですよね。私も何度もやったのを思い出しました。
前泊は川場村だったんですね。写真#69とかの風景どこかで見たと思ったら、私も昨夏たぶん近くから撮影してました。前日の奥武蔵とあわせお疲れサマでした。
行って来ました
登山ルートの難易度より、皇海橋に辿り着くまでの凸凹林道が心配で・・・。
擦れ違うためには軽自動車か・・・?乗り心地で普通車か・・・?
レンタカー費用の安さで軽自動車にしましたが、駐車場にはもう一台、軽自動車が止まってました。
ShuMaeさんは、上州武尊山を縦走されて、山麓もひたすら歩かれたご経験がおありですから、川場村のことはよくご存じですよね
赤城山と武尊山に挟まれた田舎町ですが、山頂から裾野まで広がる赤城山の雄姿は見応えがあります
田園風景は、武尊山から湧き出る水の恵みです
隊長
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