屋久島フリーウェイ

2022年11月04日(金) [日帰り]

• GPS: 04:55
• 距離: 6.0km
• 登り: 635m
• 下り: 951m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:33
• 休憩: 1:00
• 合計: 14:33

5:24 スタート地点
17:01 17:45 モッチョム岳
18:10 18:13 神山展望台
18:42 18:48 モッチョム太郎
19:07 19:14 万代杉
19:57 モッチョム岳登山口

天候

晴れ

写真

11/4 6:44

11/4 7:14

1P目　5.7 リンクロ
奇数ピッチを希望して小池リードから。草付きのルンゼ。難しくはないが泥で足が滑って地味に怖い。

11/4 7:45

11/4 7:45

11/4 7:45

11/4 7:51

11/4 7:57

11/4 8:09

2P目 10d パートナー
このルートで最も難しいグレード。適度なピン感覚。意図されたムーブで登らないと途端に難しくなる。たまに探りながら見事フリーで突破。さすが。フォローも1度足を滑らせたがなんとかフリーで抜けられた。

11/4 9:01

11/4 9:35

3P目 10b リンクロ
浅いコーナー。いや、浅いなにもないコーナー。右の手足と左の手足全てスメアで登っていくという超おっかない出だし。怖すぎてエイドしちゃいました。。

11/4 9:56

11/4 10:25

4P目 5.8 パートナー
このグレードになると途端にピンがなくなる。ザラザラした表面にスメアで登る感じのスラブ。最後は草付きに突っ込む。すでに足が痛くなってきた。

11/4 10:53

5P目 10a リンクロ
ルート上で唯一のクラック。フィストが決まらないぐらい広いが、クラックの外にホールド多数。短く切る。

11/4 11:12

11/4 11:26

6P目 5.9 パートナー
ハング下のトラバース。開放感があって気持ちいい。途中でルートを見失うが、カンテを回り込んだあたりのスラブを詰めて草付きに突っ込む。スラブから草付き突っ込みがち。

11/4 12:19

7P目 10c リンクロ
草付きから岩に出てスラブ。小さめの突起を拾いながら丁寧に一息ずつ吐きながら標高を稼ぐ。直上してはピンに近づくためトラバースする、というセンスのない登り方をしてしまった。40mは長い。ノーテンで抜けたら「ナイス！」の声かけ。嬉しい。

11/4 12:53

11/4 12:54

8P目 10a パートナー
草付きを右から回り込んでからスラブ。泥を慎重に落としてからスメア系のスラブ。スラブの登り方も岩質で違うなと感じる。もうそろそろマジで指先が痛いので、時間をかける登りができなくなっている。

11/4 13:04

11/4 13:05

11/4 13:22

11/4 13:39

11/4 14:03

9P目 5.9 リンクロ
ザ、スラブ。足痛くなかったら歩くように登れそうだが、とにかく指先がそろそろ限界。粒を踏む登りではなく、なるべく面で登る努力をする。

11/4 14:24

11/4 14:24

11/4 15:10

10P目 10c パートナー
ルート2番目の核心。後半戦に40mの10c、しかもスラブ。ボルトが22~3本あり、ここのために25本ほどのヌンチャクを持ってきた。リードはきちんとフリーで抜ける。カチとツブが続く。集中力が切れてくる。喉が渇く。ここまでくると自然と踏める足はわかってくる。直感だけで踏み込む。最後の1mまで「いけ！」と心の声を出しながら立ち上がっていった。そろそろスラブがしんどい。

11/4 15:40

11/4 15:40

11/4 15:41

11/4 15:41

11/4 16:07

11P目 5.7 リンクロ
傾斜が緩くなったスラブ。弱点らしい部分をついて右上気味に。プロテクションが急に取れず、グレードが優しくなっても全く気が抜けない。疲れた。

11/4 16:07

11/4 16:30

12P目 5.9 パートナー
先ほどより少し急なスラブ。何もない系。プロテクションの感覚は6mに1つとか。最後の最後に痺れるピッチだった。一刻も早くシューズが脱ぎたいので、なりふり構わず超急な階段をダッシュで駆け上がるように登った。

11/4 16:31

11/4 16:46

11/4 16:46

最終ピッチの終了点だけ立木使用。ここから15分ほど藪を漕いでモッチョム岳山頂へ。山頂からは夕日が綺麗に見えている。

11/4 16:59

なんとか暗くなる前に抜けることができた。やり切った達成感と脱力感。集中してたので空腹感はなかったが、軽量化を意識して水を2人で2Lも持っていなかったので喉の渇きは最高潮だった。

11/4 17:00

11/4 17:00

11/4 17:00

下山も結構長い。途中の水場でたらふく浴びるように水を飲んで、ヘッデン頼りに降りていく。駐車場についたのは20時。この島でまだ飯は食えるだろうか。と港に向かうと居酒屋の電気が煌々と輝いていた。祝杯を交わして思う存分屋久島名物を頂いた。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

リンクロ

スラブ好きとしては絶対に行きたいルートにいけてとにかく嬉しいです。内容もちょっと草付きが多いものの素晴らしいスラブだったし、やはりこのロケーション、スケール共に褒める言葉しか思いつかない。屋久島にいる間、モッチョム岳を見るたびに「かっけぇ」と呟いていました。ほんと、一緒に登ってくれた佐藤くんには感謝しかありません。途中パートナー解約されそうだったけど。チームOSを狙ってたのに自分がエイドしてしまったことが本当に悔しい。屋久島はフリーウェイ以外にも気になる岩がたくさんあるので、またぜひ訪れたいです。今季の岩シーズンハズレが多かったのでここ一番で達成できて本当によかった。