紅葉の身延山🍁〜小松原御法難会の身延山周回参拝〜
- GPS
- 05:18
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,101m
- 下り
- 1,090m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:17
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・参拝者用の駐車場はほかに門前にもいくつか無料駐車場あるようです。斜行エレベーターのある駐車場は時間制で料金がどんどん加算されるので、短時間本堂をお参りされる方向けで、奥の院まで歩いて参拝される方は多少離れていても無料駐車場にとめられたほうがいいかもしれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎危険箇所なし ・参道なので表参道も裏参道も非常によく整備されている ・表参道の下2/3、裏参道の上の方などコンクリート舗装されている箇所も多く歩きやすい。 ・コンクリート舗装がない箇所も砂利敷き舗装がされていて一般的な登山から考えれば非常に快走路。 ・ただし落葉の季節で足元落ち葉で見えにくくなっている箇所はあります。思わぬ凹みや石などにつまづくことはあるのでそこだけは注意してください。 ・裏参道(西コース)入口は七面山コースと同じ。ロープウェイ山頂駅の正面にある七面山遥拝所の前の道を下ります。 あとは分岐を妙石坊方面、久遠寺方面と書かれている看板に従って下さい。途中で七面山コースにはいってしまうと七面山までいってしまいます。 ○標準タイム 表参道(東コース):登り2時間半、下り1時間半、裏参道(西コース):登り3時間、下り2時間 ・ただし舗装の行き届いた快走路なので普段から山歩きをされている方ならかなりタイムを縮めることはできると思います。 ・登山コースの雰囲気や難易度は高尾山に似ている ▲山内は境内なので指定された場所以外での飲食が禁止されています。火気の使用も基本的に全山で禁止されているようです。 ・信仰の山であり、山域全体がお寺の境内なので飲食や喫煙は指定された場所の中でしましょう。 〇混雑は全くしていない ・時折他の登山者とすれ違うことはないわけではないが、多くの参拝客や観光客はロープウェイを使うので足で登る人は少なくほぼ人と会うことはない。 ○トイレ等 ・参道であり、各所に坊や山内寺院などが点在しており、全てではないが多くに無料のトイレが設置されている(志納)。ただし、場所によっては汲み取り式で紙がないところもあり、トイレに行く際には紙はもっていくとよい。 ・自販機も数カ所ある。 ◎紅葉 裏参道(西コース)が見頃。 ・裏参道(西コース)は表参道(東コース)と違い広葉樹がおおい。 ・感井坊周辺は特に見頃。 ・山頂〜感井坊、感井坊〜千本杉までの区間は特に色づきもよく見頃 ・下部の久遠寺周辺はまだ赤と緑の混合 ・奥の院思親閣の裏手の北展望台までいくと南アルプスの山々が一面紅葉している様子が見られて大変美しい。北展望台は少し場所がわかりにくいため見落とす方も多いが南アルプスの紅葉を一望できる素晴らしい場所なのでぜひ行ってほしい 表参道(東コース)は杉林が続くのでほとんど紅葉は見られない ・法明坊周辺に多少広葉樹林があり、ここは色づきがよい ・ただし大火を免れた丈六堂の大きな釈迦立像や日蓮聖人自刻の大黒天、日蓮聖人500遠忌記念で江戸時代に建てられた相輪塔など見どころは満載なので参拝される方にはおすすめします。ちなみに表参道(東コース)のほうがトイレの数はおおいです。 |
その他周辺情報 | 草塩温泉 下部温泉で日帰り温泉の安くてちょうどいいところが見当たらなかったので七面山方面に少し足を伸ばして草塩温泉。 非常に空いていていいです。やや温度はぬるめでしたがアルカリのお湯で古い角質もピーリングされました。 シャワーあり、シャンプーボディーソープあり、洗い場6くらい、ドライヤー無料。浴槽内湯2、男女別浴、550円。 |
写真
感想
さて紅葉真っ盛りの季節になりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょう?
私達は今回は紅葉最盛期の身延山を歩いてきました。
11月11日は鎌倉時代に日蓮聖人が千葉の小松原で襲撃を受けて弟子と救援に駆けつけた門下の信徒が亡くなり、日蓮聖人自身も怪我を負った小松原法難という事件のあった日であります。11月11日には全国の日蓮宗で小松原法難会が催されますが、今年は身延山にお参りにいってきました。
といいますのも、私がかわいがっていたペットの命日がちょうど11月11日でして、なにか大きなお寺にでもお参りにいってあげたいなぁ…と思っていたのもありました。
さて、今回は早朝のおつとめにも参加するのでめちゃくちゃ早く到着です。
現地到着は午前5時前。あたりは真っ暗。駐車場も誰もいません。
軽く車内で朝食をすませ、5時半頃には身支度を整えて出発です!
寒い!暗い!真っ暗!まだ夜!寒い!
凍えながら本堂に向かうとすでに朝のおつとめに参加する方たちが集まってきていました。
朝のおつとめは午前6時からですが、それはお経を読み始める時間であって、実際にはおつとめは5分ちょっと前にははじまってしまうので参加する方は早めにお堂に入られることをおすすめします。
早朝からお坊さんや信徒さんの声が本堂に響いて身が引き締まりますね。お坊さんのお話を聞いてから外に出ると見事な朝焼けの境内。外はすっかり明るくなっていました。
池の鯉も起きて泳ぎ始めています。
さてさて、朝も爽やかに気合をいれてはじまった1日、今日は紅葉をみつつ奥の院まで参拝にいきましょう。
一度車に戻って靴を履き替えて荷物を背負って、さあ、時計を回していよいよ登山開始です!
登山口はロープウェイ乗り場の奥、右手の方に進むと丈六堂奥の院方面の看板があるのでそこからスタートです。
序盤はずっとコンクリート舗装されている杉林。
点々と点在する様々なお堂に参拝しつつ、ゆっくり歩いていきます。
と、ここで鹿さんと遭遇。親子かな、3頭いました。見ていたら吠えられてしまいましたが(笑)
この辺は道としては面白くはないです。ただただコンクリート舗装の急勾配が続く杉林。
杉林なので紅葉はしないし植生は変わり映えしないし暗いです。
ところどころあるお堂と丁目石を辿りながら登っていくと丈六堂です。
ここは明治の大火を免れた貴重な巨大釈迦立像があります。
窓越しにしか拝むことはできませんが高さ5mもある立派なお釈迦様を参拝できます。
さらに杉林がつづきますがもうちょい歩くと大光坊。ここまでくると大光坊の前には真っ赤な楓の木🍁
ここには大きな休憩所や自販機、トイレもあります。
ここには日蓮聖人自刻の大黒天、大きな釈迦坐像が屋外、あと三光堂と日蓮聖人500遠忌でたてられた相輪塔があります。相輪塔も500遠忌とはいっても江戸時代なのでじつは貴重な歴史資料。
さてさてこのまま相輪塔の奥へ道はつづきます。ここちょっとほかの作業道とかあるんで気をつけてください。
ここからも延々と杉林。ちょっと疲れてきます。
法明坊が近づくと広葉樹がでてきて一気に秋の森感でます。
そうこうしていると山頂!絶景の南展望台にでます。
きれいで見事な富士山!!!この絶景はやっぱり自分の足で登ってきたからこその感動!すばらしいです。
そこから石段をあがると奥の院。ロープウェイであがってこられた方がいるので一気に人が増えてきます。
ここには大きなトイレや休憩所があって賑わっていました。
そこからお手植え杉の横を通って石段を登ると奥の院、思親閣です!
やっぱり自分の足で登ってきて参拝すると感激もひとしおですね〜。過去何度もロープウェイではきていますが、やっぱり足で登らないと。
ちなみに参拝する方やお経を上げる方などは昇殿もできます。
さてさて、お参りを済ませたらお堂の裏手、大きな金ピカのお釈迦様の方を目指します。
この大仏様の左手奥に行くと北展望台です!
ここが最高!
場所がわかりにくいため見落とす人がおおくて誰もいないんですが、ここは南アルプスが一望できる最高のビュースポットなんです!
真っ赤に色づく南アルプスが一望できて、遠く北岳がのぞめ、右に視線を動かすと八ヶ岳、左に動かすと悪沢岳。とにかくここはすばらしいのでいくことをおすすめします。
さてさて、ロープウェイ山頂駅方面に戻って富士山展望台で小休止。ここは飲食可能エリアです。
身延山は全山が境内なので飲食禁止、火気禁止だそうです。注意してください。飲食喫煙は指定エリアで。
そこから七面山遥拝所、七面山ものぼりたいですね〜。今回いくか迷いましたが標高が倍あって寒そうなので身延山にしました。
ここから七面山コースと同じ道にはいると西コース、裏参道です。
距離は長いですがこっちは絶好の紅葉コースですよ!
まず山頂〜感井坊まで、ここは黄色系が多い金色の森です。
東コースとは打って変わって広葉樹ばかりで森が明るい!金色!
勾配もゆるくすごく歩きやすい。紅葉みるなら絶対西コース!!!最高です🍁
ゆるゆる歩いているとすぐに感井坊まではつきます。勾配がゆるく道がいいので地図で見る距離よりはずっと楽です。
なにより紅葉がすばらしいので歩いていてしんどさはないです。
感井坊から千本杉まで、ここは赤系の紅葉が多いきれいな森。
舗装があってまるで徒歩専用いろは坂です(笑)
溝落としもできますよ(笑)
なんなら日光の本物のいろは坂の渋滞でストレスフルな紅葉鑑賞するくらいならここの徒歩専用いろは坂を歩いたほうが絶対いいです!(笑)
広葉樹の森なので明るく、植生も豊かで空がひろく、気持ちいい秋の森。
ひたすら紅葉のトンネルを歩くと千本杉。
千本杉は天然記念物だそうです。ここで紅葉はすこし一段落。
とはいえ紅葉ゾーンはつづいていて杉の合間からも紅葉がのぞきこれはこれでいい。
ゆっくり歩いているとあっという間に妙石坊、これで下山です。
妙石坊は日蓮聖人がこの上で説法したという高座岩のある場所ですが、このへんも紅葉真っ赤でしたよ!
ここからは車道あるきです。立派に色づく大銀杏がみえたら斜行エレベーターはすぐそこです。
ケーブルカーのような斜行エレベーター(無料、志納)をつかって久遠寺境内まで帰ってきました!登山終了です!
そのあと一度車に戻ってザックをおいて汗をかいた服を変えて午後1時からの小松原御法難会に参列。
鎌倉時代も疫病や災害が起こり、戦乱で世が乱れていたんですよね。鎌倉時代と現代は相似な面もあるといった法話をきいていろいろ考えることがありつつ、1時間ほどで法要は終了。
1日参拝ご苦労様でした。
最後にここまできたら菩提梯は登らないととおまけで菩提梯を一度おりてから壁のような菩提梯のぼってきました。
でも昔よりはちょっと楽に感じたから体も鍛えられてきたのかな?(笑)
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