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Yamareco

記録ID: 4910955
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

社山・中禅寺湖

2022年11月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:56
距離
15.4km
登り
981m
下り
1,296m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:58
休憩
0:59
合計
6:57
距離 15.4km 登り 988m 下り 1,300m
9:26
13
9:39
5
9:44
10:03
15
10:18
10:22
6
10:28
31
10:59
67
12:06
12:37
40
13:17
14
13:31
13:32
33
14:05
14:09
111
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
ハイシーズンは過ぎたとはいえ、週末の日光市内はそれなりに混む。自分の乗った中禅寺温泉16:25発のバスは、30分程度遅れて東武日光駅に到着した。
コース状況/
危険箇所等
明瞭な一般登山道&湖岸遊歩道。大使館別荘から中禅寺温泉の間は舗装路。危険箇所は特になし。
2日目の日光の朝。始発バスの乗り継ぎ待ちの間に、華厳の滝周辺を散策。湯元もそうだったが、温泉街に紅葉が残りやすいのは自然地理的なものなのか、人の手入れの賜物なのか。
2022年11月12日 08:48撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
7
11/12 8:48
2日目の日光の朝。始発バスの乗り継ぎ待ちの間に、華厳の滝周辺を散策。湯元もそうだったが、温泉街に紅葉が残りやすいのは自然地理的なものなのか、人の手入れの賜物なのか。
半月山BSでバスを降りて、さっそく行程に取り掛かる。山間になるともうモミジは残っているべくもないが、代わりに名も知らぬ赤い実が皇海山の稜線に彩りを添えている。
2022年11月12日 09:43撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
6
11/12 9:43
半月山BSでバスを降りて、さっそく行程に取り掛かる。山間になるともうモミジは残っているべくもないが、代わりに名も知らぬ赤い実が皇海山の稜線に彩りを添えている。
駐車場からここまでの眺めも充分良かったが、半月山の展望台まで登り詰めるとさすがに格べ・・・あれ、男体山に雲がかかってしまったぞ。
2022年11月12日 09:47撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
10
11/12 9:47
駐車場からここまでの眺めも充分良かったが、半月山の展望台まで登り詰めるとさすがに格べ・・・あれ、男体山に雲がかかってしまったぞ。
いったん峠まで下って登り返すところで、振り向いて半月山を一瞥する。後ろ髪を引かれたという訳でもないのだが、まだ山行は始まったばかりなので先を急ごう。
2022年11月12日 10:21撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
2
11/12 10:21
いったん峠まで下って登り返すところで、振り向いて半月山を一瞥する。後ろ髪を引かれたという訳でもないのだが、まだ山行は始まったばかりなので先を急ごう。
中禅寺山は展望もなく地味な山頂だが、行き掛けなので踏んでゆく。そういえば東照宮や二荒山神社は自分でも知っているが、中禅寺ってどこだっけと思ったら立木観音のことですって。
2022年11月12日 10:28撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 10:28
中禅寺山は展望もなく地味な山頂だが、行き掛けなので踏んでゆく。そういえば東照宮や二荒山神社は自分でも知っているが、中禅寺ってどこだっけと思ったら立木観音のことですって。
下降途中にある無名の小ピークには、足尾の本家に倣ったようなケルンが築かれていた。波平にも双子の兄弟がいると聞いたことがあるが、あっちは毛が二本だっけ。
2022年11月12日 10:47撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
2
11/12 10:47
下降途中にある無名の小ピークには、足尾の本家に倣ったようなケルンが築かれていた。波平にも双子の兄弟がいると聞いたことがあるが、あっちは毛が二本だっけ。
阿世潟峠まで下り切ると、また大きな登り返しが始まった。男体山のように登り一辺倒じゃないだけ気が楽と感じるか、むしろ効率が悪いと嘆くべきか。
2022年11月12日 10:57撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 10:57
阿世潟峠まで下り切ると、また大きな登り返しが始まった。男体山のように登り一辺倒じゃないだけ気が楽と感じるか、むしろ効率が悪いと嘆くべきか。
紅葉の最後に残ったカラマツの黄丹色に導かれるように稜線を進む。南向きの斜面に降り注ぐ木漏れ日に目くらまされているうちに、社山の山頂は尾根の向こうに隠れてしまったようだ。
2022年11月12日 11:30撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 11:30
紅葉の最後に残ったカラマツの黄丹色に導かれるように稜線を進む。南向きの斜面に降り注ぐ木漏れ日に目くらまされているうちに、社山の山頂は尾根の向こうに隠れてしまったようだ。
さらに標高を上げると、大日崎の尾根に遮られて2つに分かれていた中禅寺湖が繋がって見えてきた。男体山の雲はすっきりと取れたようだが、今度は背後の女峰山方面が怪しいことに。
2022年11月12日 11:50撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 11:50
さらに標高を上げると、大日崎の尾根に遮られて2つに分かれていた中禅寺湖が繋がって見えてきた。男体山の雲はすっきりと取れたようだが、今度は背後の女峰山方面が怪しいことに。
昨日歩いた山王峠あたりも真正面に見通せる。山ふところに広がるのは戦場ヶ原、湖岸とのつなぎ目に見える段差が竜頭の滝で、高山の向こうの縦に走る白い筋が湯滝だろうか。
2022年11月12日 11:54撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 11:54
昨日歩いた山王峠あたりも真正面に見通せる。山ふところに広がるのは戦場ヶ原、湖岸とのつなぎ目に見える段差が竜頭の滝で、高山の向こうの縦に走る白い筋が湯滝だろうか。
何とか予定時刻に社山に登頂。喜びもつかの間、この先の行程を決断するポイントに達したということでもある。いつまでも辿り着かないピークというものがあるなら、残酷なようでいて実は幸せな気がしないでもない。
2022年11月12日 12:07撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 12:07
何とか予定時刻に社山に登頂。喜びもつかの間、この先の行程を決断するポイントに達したということでもある。いつまでも辿り着かないピークというものがあるなら、残酷なようでいて実は幸せな気がしないでもない。
頂上から少し降りて、南尾根の分岐まで様子を見に行く。ここを下っていった先が足尾の銅親水公園、その正面が備前楯山か。中倉山の尾根も見えているはずだが、孤高のブナは確認出来なかった。
2022年11月12日 12:18撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
5
11/12 12:18
頂上から少し降りて、南尾根の分岐まで様子を見に行く。ここを下っていった先が足尾の銅親水公園、その正面が備前楯山か。中倉山の尾根も見えているはずだが、孤高のブナは確認出来なかった。
ここから黒檜山経由で千手浜に向かうプランが本命だったが、しばらく雲の具合を見てピストンルートを選択することにした。まあ、昨日見れなかった奥白根山が見えただけで良しとしようか。
2022年11月12日 12:28撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
3
11/12 12:28
ここから黒檜山経由で千手浜に向かうプランが本命だったが、しばらく雲の具合を見てピストンルートを選択することにした。まあ、昨日見れなかった奥白根山が見えただけで良しとしようか。
中禅寺温泉を終了点に変更したので、取り立てて時間を気にする理由はなくなった。行きは喘ぎながら振り返って見た稜線のパノラマも、帰りは吹き上げる風とともに全身に浴びながら歩くことが出来た。
2022年11月12日 12:41撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 12:41
中禅寺温泉を終了点に変更したので、取り立てて時間を気にする理由はなくなった。行きは喘ぎながら振り返って見た稜線のパノラマも、帰りは吹き上げる風とともに全身に浴びながら歩くことが出来た。
遊覧船が航跡を引いてするすると湖面を渡ってゆくと、その先には八丁出島が獲物を狙う蛇のように待ち構えていた。乗客たちの運命やいかに、などというサスペンスも楽しめる。
2022年11月12日 13:04撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 13:04
遊覧船が航跡を引いてするすると湖面を渡ってゆくと、その先には八丁出島が獲物を狙う蛇のように待ち構えていた。乗客たちの運命やいかに、などというサスペンスも楽しめる。
再び阿世潟峠を通過して、一息に中禅寺湖畔まで降りてきた。遠くからは鏡のように静かに見えた水面も、近付いてみるとさざなみが立ち淀みなく浜辺を洗っている。
2022年11月12日 14:26撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 14:26
再び阿世潟峠を通過して、一息に中禅寺湖畔まで降りてきた。遠くからは鏡のように静かに見えた水面も、近付いてみるとさざなみが立ち淀みなく浜辺を洗っている。
時間にはまだ余裕があるので、途中イタリア大使館別荘なども見学する。意外にも和風の意匠がふんだんに取り込まれているお洒落な佇まい。しかしちと寒そう・・・と思ったが別荘だからこれでいいのか。
2022年11月12日 14:43撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 14:43
時間にはまだ余裕があるので、途中イタリア大使館別荘なども見学する。意外にも和風の意匠がふんだんに取り込まれているお洒落な佇まい。しかしちと寒そう・・・と思ったが別荘だからこれでいいのか。
太陽も徐々に傾き、湖面で跳ね返る日差しが眩しい時間になってきた。モーターボートが遮るように光線を横切り、その後を遊覧船が悠々と続いてゆく。
2022年11月12日 15:14撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 15:14
太陽も徐々に傾き、湖面で跳ね返る日差しが眩しい時間になってきた。モーターボートが遮るように光線を横切り、その後を遊覧船が悠々と続いてゆく。
隣のイギリス大使館別荘の広々したサンルームに入ると、唐突にデジャヴュに襲われた。一瞬自分は英国紳士の生まれ変わりなのかと思ったが、よく考えたらJRの駅のポスターで見たんだっけ。
2022年11月12日 15:23撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 15:23
隣のイギリス大使館別荘の広々したサンルームに入ると、唐突にデジャヴュに襲われた。一瞬自分は英国紳士の生まれ変わりなのかと思ったが、よく考えたらJRの駅のポスターで見たんだっけ。
昨日閉山祭を迎えておそらく人気(ひとけ)のなくなった男体山を背負って、歌が浜に並ぶスワンボートも薄汚れて寂しそうな目をしている。
2022年11月12日 16:14撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 16:14
昨日閉山祭を迎えておそらく人気(ひとけ)のなくなった男体山を背負って、歌が浜に並ぶスワンボートも薄汚れて寂しそうな目をしている。
今日歩いた稜線と歩き残した稜線、当たり前だがどちらも平等に日が暮れる。晴天を褒めるなら日没を待てというが、今回の山行に悔いはなかったかと自問自答する時間でもある。
2022年11月12日 16:19撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 16:19
今日歩いた稜線と歩き残した稜線、当たり前だがどちらも平等に日が暮れる。晴天を褒めるなら日没を待てというが、今回の山行に悔いはなかったかと自問自答する時間でもある。
二荒山神社の朱鳥居の傍らに侍るは名残の紅葉、寄り合うように男体山頂も夕日に染まる。しかしそれよりも帰りのバスの渋滞で、真っ赤なテールランプが目に残り続けることになってしまった。お疲れ様でした。
2022年11月12日 16:20撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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11/12 16:20
二荒山神社の朱鳥居の傍らに侍るは名残の紅葉、寄り合うように男体山頂も夕日に染まる。しかしそれよりも帰りのバスの渋滞で、真っ赤なテールランプが目に残り続けることになってしまった。お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

独り身を天が哀れんだのか、11月11日に急な休みが入りました。基本的に日帰りを常としている自分ですが、せっかくなので週末と合わせて宗旨替えを図りましょう。例の旅行支援も平日なら宿も取りやすかろう、と選んだ先が奥日光。男体山の閉山祭と重なるので最後まで迷いましたが、1日目はさっくり山王峠の湖沼巡り、2日目にがっつり中禅寺湖南尾根を縦走と決めて行って参りました。結局計画通りにはならなかったのですが、その辺は独り身の気軽・身軽さを発揮したということで妥協します。紅葉はほぼ終わりかけで、あっぱれな秋晴れともいきませんでしたが、初冬を先取りするような澄んだ空気を十分に楽しむことが出来ました。

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