章魚頭姿山(高津子山):和歌浦漁港から権現山、雑賀崎を周回【和歌山県】
- GPS
- 02:50
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 404m
- 下り
- 393m
コースタイム
- 山行
- 2:48
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:50
和歌浦漁港 855 ― 御手洗池公園入口 901 ― 東照宮前 904 ― 和歌公園入口 907 ― 権現山 914 ― 天神山への道との分岐点 919 ― 天神山 927 ― 天満宮への道分岐点(A) 932 ― 天満宮 937/940 ― (A) 945 ― 章魚頭姿山への道分岐点 950 ― 章魚頭姿山(高津子山) 954/1000 ― ホテル萬波付近登り口 1007 ― 田野浦地区展望点 1012 ― 潮騒の小径に復帰 1018 ― 切通道 1020 ― 県道から再度小径へ 1022 ― 県道跨道橋 1034 ― 廃ホテル前1043 ― トンガの鼻入口(B) 1045 ― 雑賀崎台場跡 1053/1055 ― (B) 1059 ― 雑賀崎漁港への下降点 1104 ― 雑賀崎漁港前 1108 ― 奥和歌大橋 1119 ― 浪早ビーチ 1126 ― 田浦での県道合流点 1132 ― 和歌浦漁港 1145
●行動時間
2:50
天候 | 曇り、小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(和歌山=和歌浦漁港) 和歌浦漁港―東照宮前―権現山―天神山―章魚頭姿山―雑賀崎―奥和歌大橋―和歌浦漁港 (和歌浦漁港=和歌山) ●登山口へのアクセス ○和歌浦港 ・今回は和歌浦漁港の一般車駐車場に駐めた。一日400円 ・この界隈は著名な神社も多いのだが、どこも参拝以外の駐車はお断りとなっている ・海水浴場など浜にも駐車場はあるが、そちらも有料駐車場 ・公共交通機関では、和歌山バスの路線が和歌山市駅、和歌山駅からある。新和歌浦下車。いずれかの路線を使うつもりならば、時間あたり数本はある (いずれの記述も2022.11現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○和歌浦漁港〜和歌公園バス停 ・舗装路を行く ○和歌公園バス停〜権現山〜天神山〜章魚頭姿山(高津子山)〜雑賀崎 ・多くは「潮騒の小径」を歩く。逍遙の道として整備されており、舗装された歩きやすい道。 ・潮騒の小径は和歌公園入口から緩やかな勾配で公園内を進み、章魚頭姿山山頂下を通り、続いている。正式にどこまでを指すのかは不詳だが、最後に見たものは雑賀崎のバス停を案内する標示だった ○雑賀崎台場跡 ・県道から標示に従い海側の小径を進む。土の道だが、途中の見どころを含め、標示が整備されている ○雑賀崎灯台 ・県道を歩いて行くことになる。今回は立ち寄っていない ○雑賀崎〜雑賀崎漁港〜和歌浦漁港 ・すべて県道歩き。ただし、歩道整備がなされているところが多い (いずれの記述も2022.11現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・コンビニエンスストアは、国道42号からであれ大浦街道からであれ、和歌浦地域に近づく以前に最後の店舗がある ・食べる処はこのエリアには複数ある。和歌浦地区や漁港周辺には多数 ●日帰り温泉 ・雑賀崎にある「萬波」「シーサイド観潮」「双子島荘」などには日帰り入浴サービスがある (いずれの記述も2022.11現在) |
写真
感想
今月はなかなか山に行けない。ようやく時間が取れたと思いきや、天候が芳しくない。朝から悩んだ結果、なるべく近くの短いコースにすることに決め、章魚頭姿山(たこずしやま。高津子山とも)へと向かった。
この山、居所から近い割には下調べは殆どしておらず、クルマで向かってみたものの、駐車場が見つからない。天満宮や東照宮など著名な神社が並ぶのだが、どこも駐車場には“参拝用”とある。神様相手に不敬なこともしたくない。ようやく漁港の駐車場にクルマを落ち着け出発した。
天満宮も東照宮もお詣りに来たことがあるので今日は省略。雨の降らないうちに帰りたい。公園内の”潮騒の小径”へと急ぎ、ゆっくりと登っていく。権現山へは特段の案内標記はないが、地図と付き合わせてそれらしき側道へと進む。すぐに山頂。
山頂には囲われた一角もあるが、その手前に小さな山名標がある。山頂を通り越して先へと進む。降りていくと、先ほどの道に出てしまった。予想とは違う。仕方がない。再び先ほどの道を登る。今度は潮騒の小径をまっすぐに進む。
すぐに天神山への分岐。ここも特に標記はないが、地図を便りに脇道側へ。気持ちのよい木陰の道だが、この曇り空の中では今ひとつ。見落としそうな天神山山頂を過ぎ、乾いた土の道を下降。またしても潮騒の小径へと戻り、進んでいく。
それにしても、権現山に天神山。いかにも東照宮と天満宮とご縁がありそうな山名だ。おそらくそれぞれが建立されてからの名前であろう。
ほどなく天満宮への分岐が現れる。行かないつもりではあったが、あの石段を登らずに行けるのだからと向かってみる。途中には何度も“二輪禁止”“神域”などの標示が現れる。よほどならず者が押しかけたのであろう。
天満宮さんに着いても人影がない。閑かにお詣りをして潮騒の小径へと戻る。
小径もこの辺りは緩やか。しばらく進むと高津子山の標示がある。その標示からも分岐する踏み跡がある。そちらへと進んでみると、ほんのちょっと先でマシな舗装路と合流。どうやらそちらが山頂道への分岐点だったようだ。
山頂部にはすぐに到着。見晴らしがよい。四方の展望を楽しむことができる。
和歌浦は日本遺産に指定されており、「絶景の宝庫 和歌浦」を標榜している。片男波を始めとした景勝地に囲まれ、晴れていたらさぞ気持ちも洗われることであろう。春にはこの絶景に桜も加わるようだ。
ここからは一旦雑賀崎へと直接向かう潮騒の小径を外れ、ホテル萬波のほうへと向かう。道を降りていくと展望台。展望台からもう一息降りると遊歩道のような道へ。この先の雑賀崎方面には道が見当たらない。小さな広場の片隅を見ると、ここまでの道とは雰囲気の異なる小さな踏み跡が続いているのが見えた。それを進む。
途中で上や下への分岐らしき踏み跡が見える。GPSでは本来コースよりも下側にいるので上へと向かう。すると別の水平道が現れ、その合流点付近には田野浦の展望台もあった。
そこからは上部の水平道を行き、やがて章魚頭姿山山頂から降りて来る階段道に吸収された。この階段道が潮騒の小径の続きのようだ。段を降りきると、いったんは舗装路へ。西へと向かうとすぐに切通を抜ける。切通には両側共に鉄柵が高々と建てられている。見慣れない光景を抜けると県道へ。少々県道を歩き、再び小径へと上がる。そこからは一直線に雑賀崎へ。起伏も殆どないその道を行くと、民家の脇から県道を跨ぐ跨道橋へと出た。バス停へと誘う潮騒の小径の標識と別れ、跨道橋を渡って雑賀崎集落の上部を抜ける。
この漁村は斜面にびっしりと家が張り付き、独特の光景を呈している。対岸にある奥和歌大橋のあたりから見た姿はアマルフィとも形容される。
この道は、その集落の中を上り下りする。歩く以外の手段のない細い道沿いに家が隙間なく建ち並んでいる。郵便屋さんはさぞや大変だろう、などと考えていると道を間違えてしまう。だいたいどれがメイン通りなのかもまったく判らない。
どうにか抜け出て県道へ。廃屋となったホテルの前あたりだ。そこからホテルを横目に進むと、雑賀崎台場への分岐。ここは手作りの標示だ。
畑道のような細い踏み跡を抜けて進むとお城展望台。確かに和歌山城が見える。更に進むと台場跡へ。江戸末期の遺構のはずだが、もっと古くからの遺跡のような佇まい。
淡路島がうっすらと見える。一頻り海を眺めて来た道を戻る。
ちょうど分岐点まで戻ると、また小雨。いわゆるゼロミリ降雨の状態だが、これ以上ひどくはならないでほしい。その先の雑賀崎灯台は、空模様も考えてパスすることにした。
またしても雑賀崎の集落を細い階段道で抜け、漁港のそばへと降り立った。しばらく進んで突堤の上で振り返る。“和歌山のアマルフィ”が見事に立ち並んでいる。続いて、奥和歌大橋の上からも鑑賞。もっと上から見た方が良さそうだが、上部の県道沿いからきっちりと見えるのかは判らない。今日は、ここからの眺めで満足することにした。
田野浦、新和歌浦と車道歩きで過ごし、和歌浦漁港へと戻った。
結局、雨は殆ど降らなかった。それはそれでありがたいことだが、それならばもう少し足を伸ばしてもよかったのかもしれない。
いい季節なのだが、怪しい空には勝てない。
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