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Yamareco

記録ID: 5000005
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ハイキング
甲信越

山梨県 富士見山

2022年12月11日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.3km
登り
1,284m
下り
1,281m

コースタイム

日帰り
山行
4:00
休憩
1:40
合計
5:40
9:20
9:30
10
10:00
11:20
20
11:40
10
11:50
12:00
60
13:10
ゴール地点
追記 戦時下では富士見に「不死身」をかけて、出征兵士の無事を祈願する山だったと伝聞いたします。
天候 晴れ 風あり
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場は平須の登山口に大きなものが有ります。10台くらい世話ない。
コース状況/
危険箇所等
山腹を巻き気味に行くところが多く、ロープと鎖が有ります。乾いた落ち葉でたいへんに滑りやすく、滑落に注意しましょう。
知らない田舎道は走るだけでも楽しい。荒天の兆しとはいえ、朝焼けのきれいなこと。
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知らない田舎道は走るだけでも楽しい。荒天の兆しとはいえ、朝焼けのきれいなこと。
里の案内看板。目指すは平須の登山口、い僚蠅任后I抻慮林道は通行止めが有るそうですが、登山口まで問題無し。身延町みのぶ自然の里という施設を目指すと良いと思います。
里の案内看板。目指すは平須の登山口、い僚蠅任后I抻慮林道は通行止めが有るそうですが、登山口まで問題無し。身延町みのぶ自然の里という施設を目指すと良いと思います。
い諒佞蠅登山口、駐車場あります。
い諒佞蠅登山口、駐車場あります。
富士見山は大きな屏風型の山容。
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富士見山は大きな屏風型の山容。
みのぶ自然の里
隠れ里のような平須の土地。山梨県富士川流域に多く見られる山里の典型的なところでした。
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隠れ里のような平須の土地。山梨県富士川流域に多く見られる山里の典型的なところでした。
自給的な昔の暮らしには、山の斜面は日当たり良く、大河川の氾濫から無縁で、都合良い点が多かったと聞きます。縄文時代から人が選んできた土地のようです。
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自給的な昔の暮らしには、山の斜面は日当たり良く、大河川の氾濫から無縁で、都合良い点が多かったと聞きます。縄文時代から人が選んできた土地のようです。
眺めが良い里でした。
眺めが良い里でした。
里のはずれに駐車場。今日は他にお客さん来るのだろうか。
里のはずれに駐車場。今日は他にお客さん来るのだろうか。
登山口、
様子。山頂まで3時間30分とは想像以上に手強い。
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様子。山頂まで3時間30分とは想像以上に手強い。
なになに、
ヘルメットとは脅かすなあ。大丈夫なんだろうか。
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ヘルメットとは脅かすなあ。大丈夫なんだろうか。
登ってしばらくで、何かの跡がありました。神社の会所だろうか。奥にトイレの残骸。
登ってしばらくで、何かの跡がありました。神社の会所だろうか。奥にトイレの残骸。
社の跡ではなく、塚の形跡があります。古墳かもしれない。この台地上の地点からは、富士山が良く見えました。眺望の良いところに墳墓を築くパターンはけっこう多いんです。
社の跡ではなく、塚の形跡があります。古墳かもしれない。この台地上の地点からは、富士山が良く見えました。眺望の良いところに墳墓を築くパターンはけっこう多いんです。
なおも登ると、
神社の跡。
道は尾根通しに行かず、山腹を巻きます。ロープと鎖が張ってあります。低山ですが油断大敵。
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道は尾根通しに行かず、山腹を巻きます。ロープと鎖が張ってあります。低山ですが油断大敵。
この看板が有る所は、たいてい危ない。
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この看板が有る所は、たいてい危ない。
粉雪がちらりと降りました。
粉雪がちらりと降りました。
登るにつれて風が冷たくなります。
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登るにつれて風が冷たくなります。
稜線に出たところで、神社にお参り。
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稜線に出たところで、神社にお参り。
稜線で最初のベンチ。展望台と言われるのは、もっと先のピークでした。
稜線で最初のベンチ。展望台と言われるのは、もっと先のピークでした。
でも眺めは素晴らしい。
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でも眺めは素晴らしい。
やっと山頂に着いたと思うと、展望台。
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やっと山頂に着いたと思うと、展望台。
もう30分歩くと、
もう30分歩くと、
山頂でした。
風が強まり、唐松がたわむ。むこうの山はなんだろうか。
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風が強まり、唐松がたわむ。むこうの山はなんだろうか。
笠雲かぶってもきれい。青みがかった裾野の広さ。あたりの環境に与える影響は、気候と地質以外に、文化に対しても大きいだろう。縄文草創期の集落跡という珍しい遺跡も有ったと思う。
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笠雲かぶってもきれい。青みがかった裾野の広さ。あたりの環境に与える影響は、気候と地質以外に、文化に対しても大きいだろう。縄文草創期の集落跡という珍しい遺跡も有ったと思う。
往復登山では芸が無い、他の下山ルートを探して、大天上方向に急な道を行ってみました。
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往復登山では芸が無い、他の下山ルートを探して、大天上方向に急な道を行ってみました。
それが失敗でした。眺めはのどかなんですが。
それが失敗でした。眺めはのどかなんですが。
二重山稜が面白い、カラマツの植林地、地形図に記載のある矢細工の里につながる道は見つからず。来た道を取って返して急登することになりました。具合の悪いことに、不整脈が激しくなって登り返しが非常に苦しい。
二重山稜が面白い、カラマツの植林地、地形図に記載のある矢細工の里につながる道は見つからず。来た道を取って返して急登することになりました。具合の悪いことに、不整脈が激しくなって登り返しが非常に苦しい。
強風の中、杖にすがり、樹に寄りかかって、戻った山頂で、風を避けて斜面に倒れて休憩。目が回るので、湯を沸かすことはできない。パンとサラミの塩気で、ようやくに取り直しました。
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強風の中、杖にすがり、樹に寄りかかって、戻った山頂で、風を避けて斜面に倒れて休憩。目が回るので、湯を沸かすことはできない。パンとサラミの塩気で、ようやくに取り直しました。
戻る道すがら。綿毛が光っていました。
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戻る道すがら。綿毛が光っていました。
今朝の尾根分岐まで戻り、急な道を下山。呼吸が戻って来た。
今朝の尾根分岐まで戻り、急な道を下山。呼吸が戻って来た。
登っているときは気が付かなかった崩壊地。安倍奥、深南部、富士川沿岸の山は崩壊が厳しい。侮ってはいけない。
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登っているときは気が付かなかった崩壊地。安倍奥、深南部、富士川沿岸の山は崩壊が厳しい。侮ってはいけない。
尾根真っ直ぐに降りるとコースアウトするところ。
尾根真っ直ぐに降りるとコースアウトするところ。
南部警察の、
看板で助かります。
看板で助かります。
帰り道でまた古墳を眺める。
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帰り道でまた古墳を眺める。
溶結凝灰岩の地質の山は、私にとって鬼門なのか。去年の南部町徳間でもひどいことになった。やれやれです。
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溶結凝灰岩の地質の山は、私にとって鬼門なのか。去年の南部町徳間でもひどいことになった。やれやれです。
下山完了。
尾根ですれ違ったパーティーの車だろうか
尾根ですれ違ったパーティーの車だろうか
きのう二回目の車検から帰って来たジムニー。走行距離10万勹曚┐泙靴燭、いよいよ絶好調。
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きのう二回目の車検から帰って来たジムニー。走行距離10万勹曚┐泙靴燭、いよいよ絶好調。

装備

個人装備
地下足袋
共同装備
エンジン
備考 サラミソーセージ

感想

30年くらい前に、山梨100名山を訪ね歩いていた時期が有った。いまだにすべて登れている訳ではなく、富士見山もその一つ。前日に思い付いて登ることができた。地形図を開いてから目標を決めるのも良い。ネット情報は目的地を決めた後で収集し、頼り切らない方が面白味が残ると思う。

下山ルートが見つからない場合、無理して踏み跡を探すのは、馴れていない山域では禁物。登り返す余力と意識が大事で、確証を得られない行動は慎もうと、前回の徳間の山での教訓が活きた。地形図の記載をやみくもに信じて、歩くほど危険に陥る下山をするよりは、来た道に戻る方が得策だ。

それでも、初めてのめまいを伴うくらいの脈の乱れで登り返しはたいへんに苦しかった。思えば若い時分にも動悸を感じることが有った。山に一切行けない時期も有ったように思う。

低温下で風を受ける。場合によっては、さらにひどい結果になる事もあるかもしれない。樹の幹に肩を預けて、空を見上げた。その高さに気が遠のく気持ちだった。低山であっても起きる中高年の遭難には内科的な要因が有るのだと思った。

「Each man faces death by himself. Alone. 」このセリフは何の映画だったか。不死身のお山で思い出すには、ふさわしくない事だった。

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