名残惜しい鎌倉の紅葉と終わった『鎌倉殿の13人』

2022年12月15日(木) ~ 2022年12月16日(金)

コースタイム

1日目

• 山行: 0:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:00

11:32 スタート地点
11:32 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

腰越の船宿に連泊して周遊。

写真

12/15 8:09

【DAY1】
腰越の船宿、目の前はすぐ湘南の海。

12/15 8:11

朝の光る海、シルエットのサーファー。

12/15 8:15

湘南の海をバックに江ノ電が走る。
「SLUM DUNK」で有名な鎌倉高校前駅前そばの踏切。

12/15 9:03

御霊神社。残念ながらこの先境内は撮影禁止でしたが、イチョウの黄葉が素敵でした。

12/15 9:06

「極楽寺」駅で江ノ電を下車。

12/15 9:27

続いて訪れたのは長谷寺。

12/15 9:31

紅葉の放生池に遊ぶ鯉たち。

12/15 9:35

まだまだ紅葉は見頃でした。

12/15 9:36

山門。

12/15 9:43

経蔵付近も見事な紅葉。

12/15 9:45

眺望散策路へ。真っ赤に色付いている。

12/15 9:47

鎌倉が燃えた「和田合戦」の舞台、源実朝が夢を描いた宋へ渡る舟が朽ち果てた由比ヶ浜。

12/15 9:51

地蔵菩薩越しに望む。

12/15 10:01

寺内にある「観音ミュージアム」に入ってみる。

12/15 10:01

観音三十三応現身像をパノラマで撮ってみた。

12/15 10:14

まだまだ見頃な紅葉の境内。

12/15 10:20

弁天窟へ。

12/15 10:17

弁財天が彫られている。

12/15 10:16

江ノ島と北条時政の関係があるからだろうか、鎌倉は弁天様が多いですね。

12/15 10:20

弘法大師参籠の地、長谷寺は素晴らしい紅葉と展望でした。

12/15 10:37

長谷寺から10分も歩けば行ける鎌倉大仏（高徳院）。

12/15 10:42

大仏さまはイチョウの葉越しに見るのが素敵。

12/15 10:55

すぐ近くの甘縄神明宮。

12/15 10:57

ここに立ち寄ったのは…

12/15 10:59

13人の1人、足立盛長の邸宅跡があったから。

12/15 11:37

和田塚駅。
江ノ電の駅名までなっているけど、塚への案内が分からずウロウロ。

12/15 11:20

和田殿おおお、確かにあなたに罪はなかったよ（合掌）。

12/15 11:22

和田義盛と一族を祀る和田塚、といえば鎌倉を舞台にした「和田合戦」。
ドラマのシーンがシンクロして浮かんで来るよ…

12/15 11:29

由比ヶ浜へ寄ってみる。
義盛と巴御前、別れはこの浜でした。

12/18 9:25

義盛も大島の島影と共に巴を見送ったのだろうか。

12/15 12:06

和田塚から移動、鎌倉駅。

12/15 12:15

賑わう若宮大路や小町通りではなくひっそりとした西側の扇ヶ谷方面へ。
寿福寺。

12/15 12:34

美しさでは鎌倉随一といわれる石畳の参道。

12/15 12:33

ここは、北条政子と息子の3代目「鎌倉殿」・源実朝のお墓がある。

12/15 12:24

広い墓地の中、案内もないのでしばらく紅葉の下をあちらこちら探し歩くと…

12/15 12:28

政子のお墓がひっそりとありました。

12/15 12:24

教科書の悪女イメージは今回の大河ドラマで見事に慈母愛溢れた尼将軍に変わった政子。歴史をつくるのも、変えるのもまた人。

12/15 12:29

その隣には実朝のお墓。
鎌倉独特の岩壁に掘られた横穴のお墓、「やぐら」と呼ぶのですね。

12/15 12:47

続いて浄光明寺。

12/15 13:15

ここでは重文の阿弥陀三尊像を鑑賞。

12/15 13:38

ここから亀ヶ谷坂を超えて20分歩いて建長寺へ。

12/15 13:42

国宝の梵鐘。

12/15 13:46

建長寺のご本尊は地蔵菩薩。

12/15 13:46

地蔵菩薩様が禅寺のご本尊なのは他に知らない。

12/15 13:50

「建仁寺の雲龍図に似ているなぁ」と思ったが、なるほど、同じ日本画家さん（小泉淳作）の手がけた天井画でした。

12/15 13:53

紅葉と山茶花。

12/15 13:55

紅葉越しの法堂（左）と仏殿。

12/15 13:55

紅葉に間に合ってよかった。

12/15 13:57

仏殿と寒椿の花。

12/15 13:59

唐門。

12/15 14:10

紅葉の時期、建長寺では外せないのはさらに奥にある別院・半僧坊

12/15 14:10

山好きにはお馴染みの役小角（えんのおづね）の像。

12/15 14:17

昼下がりにこの素晴らしい紅葉を愛でるのは格別。

12/15 14:18

おお、天狗様かっこいい。

12/15 14:19

富士山！

12/15 14:21

天狗どの、剣を持ち、光る海原の向こうに何を見てるのか…

12/15 14:31

竹林と紅葉。

12/15 15:03

とうとうやってきた。『鎌倉殿の13人』といえば外せないのはやはり鶴ケ岡八幡宮。

12/15 15:05

八幡宮は間違いなく歴代の鎌倉殿と御家人達の心のよりどころ、ですね。

12/15 15:10

この階段であの悲劇が起きたのか…。
ドラマ見たばかりなので、映像がすぐ頭の中でフラッシュバックしてしまう。

12/15 15:11

右の階段脇に公暁が隠れていた大銀杏の木があった。
歴史の証人も自然には敵わず大風で倒れてしまいましたが、若木が伸びてきている。

12/15 15:15

今日の締めは『大河ドラマ館』。
もうヤマレコ でなく『鎌レコ』。

12/15 15:17

義時…いや、顔は小四郎のままですね。

12/15 15:25

史実でも親子3人そろってのこんな姿はなかった。
源氏は「そして誰もいなくなった」。その後に北条の天下になる。

12/15 15:52

梶原景時の弾劾状。
りくが切り取った時政の花押の部分。

12/15 15:56

おちゃめでかわいい和田義盛でしたよね。

恐れ多くも後鳥羽上皇様と一緒に記念撮影。
トキューサに並んだ？　従三位も狙えるかな？

12/15 16:17

外にでると、夕照の鶴ヶ岡八幡宮が素晴らしかった。

12/15 16:22

ふりそそぐ矢をふせぎ義時が和田勢を押し返した場所、段葛を歩いて鎌倉駅に戻りました。

12/16 8:45

【DAY2】
翌朝。
藤沢から腰越までは路面を走っている江ノ電。

12/16 8:50

萬福寺へ。
江ノ電踏切を渡り急な階段を登ると…

12/16 8:53

雪景色の富士山。

12/16 8:53

富士・箱根の眺望が。
鎌倉に入る事が許されず足止めされていた義経を慰めていたのもこの富士の美しい眺めだったのかも。

12/16 8:59

ドラマでは弁慶でなく、なんと平宗盛が義経の代筆をしてました。

12/16 9:06

後年の模写ですが、これが『腰越状』。

12/16 9:11

花天井。

12/16 9:18

近くの小動神社からは腰越漁港の向こう、手が届きそうな距離に江ノ島が。

12/16 10:19

腰越から鎌倉を経て北鎌倉へ電車移動。
円覚寺からスタート。

12/16 10:36

本尊の宝冠釈迦如来。

12/16 10:56

終わりがけの紅葉が美しかった円覚寺。

12/16 11:19

円覚寺から近くの浄智寺へ。

12/16 11:21

穴場の紅葉スポットでした。

12/16 11:24

山茶花と紅葉。

12/16 11:45

昨日と反対向きに亀ヶ谷坂を超えて行く。

12/15 12:36

向かったのは昨日閉門していた英勝寺。

12/16 12:01

ここも紅葉が素晴らしい。

12/16 12:02

真っ盛りでした。

12/16 12:10

紅葉に彩られる山門。

12/16 12:12

鐘楼。

12/16 12:13

凛とした素晴らしい山門です。

12/16 12:14

ガンダーラ？　いや鎌倉です。

12/16 12:17

今回の紅葉で一番だったのは長谷寺とここ、英勝寺。

12/16 12:18

建長寺や円覚寺、長谷寺と比べても静かでおすすめの場所。

12/16 13:13

英勝寺からは30分ほど歩く。
八幡宮前を越えて鎌倉一古いといわれる杉本寺へ。

12/16 12:55

歴史を感じさせる苔むした石の階段。

12/16 12:58

登りきるとある小さな本堂の中には伝運慶作の仏像。

12/16 13:09

市街地の喧騒がうそのように静かな寺。

12/16 13:32

荏柄天神社。

12/16 13:34

大イチョウ。

12/16 13:27

見かけた大イチョウの小さな住人。

12/16 13:39

鎌倉宮（大塔宮）。

12/16 13:43

社務所前の紅葉が見頃。

12/16 13:54

ここも隠れた紅葉スポットでした。

12/16 14:19

大倉御所跡付近には、『鎌倉殿』に出てきた著名人たちの墓が集中している。

12/16 14:12

頼朝が髷に入れ、政子から義時、そして泰時へと渡った「あの」観音様が祀られていたという白旗神社。

12/16 14:17

頼朝の墓。

12/16 14:09

主人公・北条義時が葬られた法華堂の跡地。
建物は何もありません。

12/16 14:04

大江広元の墓はさらにその奥。
ドラマでは政子LOVEでしたが流石に同じ場所に葬られてはいない。

12/16 14:48

旅の仕上げは八幡宮敷地内の国宝館。

12/16 14:49

そのものズバリ『北条氏展』。
義時ゆかりの戌神像など、鎌倉の至宝を十分鑑賞しました。

12/16 15:59

1年間楽しませてくれた『鎌倉殿の13人』も最終回。そのクライマックスを彩るかのような、旅の最後に見た鶴ヶ岡八幡宮の紅葉も真っ赤に燃えるようでした。

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple

感想

kenny

大きな盛り上がりで絶賛のうちに衝撃の最終回を迎えたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。その舞台となった鎌倉が紅葉に彩られるこの時期にゆかりの地を巡りました。

最終回直前、平日にもかかわらず賑わう鎌倉にその人気の高さに驚くとともに納得。頼朝や義時の墓といった場所でさえ、人が絶えませんでした。ドラマの人気を支える番組のクオリティの高さの証です。

義時や政子、実朝と和田や大江といった御家人達が駆け巡った鎌倉という土地を実際に訪れ、由比ヶ浜の潮騒を聞き、古刹で清らかな空気を思い切り吸うと、ドラマの中の数々のシーンが駆け巡る… まるでタイムワープしたような不思議な、でも心地良き気分。

ドラマの中で18年ぶりに京から鎌倉へ戻ってきた平知康が
『鎌倉はいいなあ』と思わず口にしてしまったシーンがありました。ただ、鎌倉に戻って来て何するでもなく、膳をいただいていただけなのですが、京とは違うものを感じていたに違いありません。
鎌倉は上皇様のおわす「雅（みやび）」さに溢れた場所で、かたや鎌倉は「坂東の田舎」。でも、それが心地よい。

わずか2日半の滞在でしたが、知康の気持ちがよく分かる心地よさを十分満喫した鎌倉の旅でした。