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Yamareco

記録ID: 5030148
全員に公開
ハイキング
東海

9歳児とゆく美麗富士とヤバい痩せ尾根の高ドッキョウ【山梨百名山】

2022年12月26日(月) [日帰り]
 - 拍手
子連れ登山 シューP その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:18
距離
7.6km
登り
717m
下り
717m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:29
休憩
0:47
合計
5:16
距離 7.6km 登り 717m 下り 720m
10:28
39
11:08
11:19
75
12:34
12:35
45
13:20
13:53
33
14:25
14:26
53
15:18
15:22
24
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
樽峠駐車場
コース状況/
危険箇所等
道としては良好
樽峠のあと後半に切れ落ちた痩せ尾根あり
その他周辺情報 奥山温泉
最高の湯で最高の設備なんだけど17:00閉館
林道の奥、樽峠駐車場からスタート
平日なので誰もいない
2022年12月26日 10:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 10:29
林道の奥、樽峠駐車場からスタート
平日なので誰もいない
おっ
いきなりシモバシラ
2022年12月26日 10:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
12/26 10:29
おっ
いきなりシモバシラ
なんか前来たときより荒れてる?
2022年12月26日 10:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 10:30
なんか前来たときより荒れてる?
いまいち道がわかりにくいけど渡渉
2022年12月26日 10:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 10:30
いまいち道がわかりにくいけど渡渉
ここは1年半ぶり
やっぱり歩きやすいね
2022年12月26日 10:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 10:42
ここは1年半ぶり
やっぱり歩きやすいね
この涸れ沢を渡って
2022年12月26日 10:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 10:51
この涸れ沢を渡って
杉林を登っていく
今回はかなりいいペース
2022年12月26日 10:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 10:58
杉林を登っていく
今回はかなりいいペース
廃?林道とクロス
とてもよさそうなシモバシラ畑
2022年12月26日 11:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 11:00
廃?林道とクロス
とてもよさそうなシモバシラ畑
長くてサックサク!
2022年12月26日 11:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 11:00
長くてサックサク!
こんな芸術的なやつも
2022年12月26日 11:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 11:00
こんな芸術的なやつも
もっかい林道に出る
2022年12月26日 11:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
12/26 11:06
もっかい林道に出る
ここにも見事なシモバシラ
2022年12月26日 11:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 11:06
ここにも見事なシモバシラ
当然踏みますよ
2022年12月26日 11:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
12/26 11:06
当然踏みますよ
樽峠に到着
前回より20分も早く
標準タイムよりやや早いくらい
2022年12月26日 11:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 11:09
樽峠に到着
前回より20分も早く
標準タイムよりやや早いくらい
ちょっとひとやすみしようか
2022年12月26日 11:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 11:10
ちょっとひとやすみしようか
見事な青空と気持ちのいい尾根道
2022年12月26日 11:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 11:19
見事な青空と気持ちのいい尾根道
気持ちよすぎ
なんだこの天国みたいな散歩道
2022年12月26日 11:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 11:26
気持ちよすぎ
なんだこの天国みたいな散歩道
ゆるいアップダウンがあったりして
2022年12月26日 11:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 11:48
ゆるいアップダウンがあったりして
富士山もちょっと顔出してる
2022年12月26日 11:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
12/26 11:55
富士山もちょっと顔出してる
ちょっとした痩せ尾根
ロープがあるけどここはそんなに怖くない
2022年12月26日 11:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 11:57
ちょっとした痩せ尾根
ロープがあるけどここはそんなに怖くない
急坂が出てきたね
2022年12月26日 12:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 12:03
急坂が出てきたね
なかなか登りごたえがあるよ
2022年12月26日 12:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 12:14
なかなか登りごたえがあるよ
ふざけてたらケガしそうな痩せ尾根
2022年12月26日 12:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 12:15
ふざけてたらケガしそうな痩せ尾根
これはヤバい、、、
踏み外すとまっさかさまの超痩せ尾根!
ロープの左側(写真の逆)から行くのが正解
2022年12月26日 12:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 12:16
これはヤバい、、、
踏み外すとまっさかさまの超痩せ尾根!
ロープの左側(写真の逆)から行くのが正解
こう撮っても伝わらないけど
ストーンと落ちてます
2022年12月26日 12:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 12:16
こう撮っても伝わらないけど
ストーンと落ちてます
岩の門みたいなとこを通るのね
2022年12月26日 12:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 12:18
岩の門みたいなとこを通るのね
富士山がだんだん素敵に見えてきたよ
2022年12月26日 12:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
12/26 12:22
富士山がだんだん素敵に見えてきたよ
ここは踏み外すことはなさそうだけど
落ちたら奈落なので転ばないように
2022年12月26日 12:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 12:26
ここは踏み外すことはなさそうだけど
落ちたら奈落なので転ばないように
ホッとひと息つけるところ
スリバチ状になってる
2022年12月26日 12:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 12:29
ホッとひと息つけるところ
スリバチ状になってる
なんの表記もないけど静岡・清水方面の展望台
ここの景色はほんとうに見事
ちょろっと見える湖みたいなやつの奥が
三保の松原だそうな
2022年12月26日 12:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
12/26 12:32
なんの表記もないけど静岡・清水方面の展望台
ここの景色はほんとうに見事
ちょろっと見える湖みたいなやつの奥が
三保の松原だそうな
息子さん、うわーっと声をあげて大感動
いつまでも見ていられるね
2022年12月26日 12:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
12/26 12:33
息子さん、うわーっと声をあげて大感動
いつまでも見ていられるね
あれが高ドッキョウだね
最後頑張ろう
2022年12月26日 12:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 12:38
あれが高ドッキョウだね
最後頑張ろう
山頂前のど根性急登
ラストだから頑張ろうぜ
2022年12月26日 13:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 13:04
山頂前のど根性急登
ラストだから頑張ろうぜ
と思ったらちょい急登のおかわり
2022年12月26日 13:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 13:12
と思ったらちょい急登のおかわり
ふー
ついた
山頂標みたいだけどこれは道しるべ
2022年12月26日 13:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 13:15
ふー
ついた
山頂標みたいだけどこれは道しるべ
あそこだ
ついたぞ
2022年12月26日 13:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/26 13:16
あそこだ
ついたぞ
高ドッキョウにのぼったよ
2022年12月26日 13:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
12/26 13:17
高ドッキョウにのぼったよ
お見事富士山
2022年12月26日 13:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
12/26 13:17
お見事富士山

感想

息子が冬休みに入ったので父も会社をお休み。この時期にしか行けない山に行っちゃおう、ということで今回は高ドッキョウにしてみる。

山梨百名山のなかで最も南に位置するこの山、東京から登山口まで車で約2時間半かかる。こういう距離なので早起きの苦手な妻はあまりいい顔をしない。息子とふたりの今回がチャンスである。

そしてこの山域、暖かい時期はヤマビルがどっさり出るのだという。息子も自分もあまりヤマビルが好きなほうではないので冬狙い一択、行くなら今しかない。

というわけで早起き……したけれど息子が妻に甘えたりしてやや遅くなった。中央道を甲府南インターで降りて増穂インターへ、その途中で道の駅とよとみに寄り巻き寿司を購入。

中部横断自動車道を富沢インターで降り、樽峠へ。林道、と思いきや県道を行き止まりまで行ったところが樽峠駐車場、ここが登山口。平日とあってほかに車はない。

ここには去年のゴールデンウィークに来たことがある。貫ヶ岳に登ったその時と同じルートで樽峠まで上がり、そこから貫ヶ岳と逆方向に進む。

登山口出発、10:30。遅めに立てた予定よりもさらに30分遅いスタートである。今回はちょっと急ごう、と息子に伝える。

登山口から進むとすぐ、ちょっとヤバい木の橋がある。息子が渡っているときに少しゆらす。おいやめろ、と息子が笑って言う。

そのあと沢を渡渉。前回来たときよりも荒れているような気がする。軽くルートを見失うが、山側に沢に沿う登山道がきれいに見えるのであまり困らなかった。

樽峠までの道は山の斜面を数回折り返す大きなジグザク、それほどきつい斜度ではなく危険箇所もまったくないので急ぎめに登る。前回息子と来たときは沢ガニを見つけるなど、ここでなかなかに時間をとられた。1年半後の今、息子は出発時間の遅れを念頭にスピードを上げられるほどに成長している。

涸れ沢を渡ってからほどなく、廃?林道とクロスする。その土が掘れたところに見事なシモバシラ、長く延びていてサックサクだ。面白い形のものもたくさんある。でも、まあ、急ごうか。

そのすぐ上にもう1本の林道。これを過ぎると、樽峠に到着する。標準タイム40分に対し、シモバシラで遊んだわりに39分。かなりいいタイム、10:00発で遅め設定の予定時刻よりもすでに早く進んでいる。

この峠を左に行くと貫ヶ岳、右に行くと高ドッキョウ。とりあえずひと休み、息子さんはここのシモバシラに「カタスギ宮殿」という名前を与えた。カタスギは火多杉と書くらしい。なんか勇ましい。

樽峠からの尾根道、これは本当に気持ちがいい。ゆるやかに大きくアップダウンを繰り返す、陽のよく当たる林のなかの道。これは気持ちいいねえ、と息子と言いあいながら進んでいく。

ちょっとした痩せ尾根ポイントがあったが、それほど危険でもなくのんびり通過。ふたまた道のように見えるところを左(右は微妙なトレース)に曲がると、だんだん道の様相が変わっていく。

急坂がいきなり出てきたり、下りがあったり。足を踏み外すと大変なことになりそうな切れ落ちっぷりの細いトレースを進んだり。

そして……めちゃくちゃ足元のこころもとない超痩せポイント登場! ロープが張ってあるが、そのまま渡ると落ちそう。このロープをくぐって反対側に出ることで、なんとか通過できた。これは相当ひやひやする。

この後も切れ落ち、急登となかなか神経を使う道が続いた。と、分かれ道に到着、何も道しるべはないが左の道の先がやたらと明るい。これは展望台かな、と思って行ってみると、その通り。数メートル先が、静岡・清水の海と山を一望できる絶景ポイントだった。三保の松原、その向こうに光る太平洋。息子はこの景色を見るや、うわー!と叫んでしばらく見入っていた。ずっと見ていられるね、でも先を急がなくちゃね。

ポコンと出た山頂部が見えてきた。あれが高ドッキョウね。最後に急登があるっぽい、頑張ろう。

いったんくだって、そこから猛烈な急登。道がジグザクになっていないのでひたすら重力に逆らって登る。息を整えて、頑張ろう。編笠山や瑞牆山のラストよりは多分マシだ。陽が山のむこうから差してきて眩しい。

そしてついに、急登を乗り切った! ……と思ったらミニ急坂のおかわりが来た。そんなに甘くないのね。

そこからもう一度おかわり急登を乗り切ると、鞍部に出た。木札が下がっているので双耳峰かと思ったけど、この札は「→樽峠」の道しるべだった。

あとはもう、ほぼ平らな道を進んで、頂上に到着。高ドッキョウに登ったよ!

頂上から一望できるこの日の富士山、ほぼパーフェクト。真っ青な空に、雪をかぶった富士山と朝霧高原あたりの裾野がどーんと広がっている。

カップ麺を作りながら、道の駅で買った巻き寿司をいただく。グレートな富士山を見ながらのお弁当は格別そのもの。カップ麺はふたりともニンニクたっぷりのものを選んだので、帰ったら妻がくさがることだろう。

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