天上山
- GPS
- 05:20
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 783m
- 下り
- 767m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 5:21
天候 | 曇り時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
キャンプ場から町の中心地に戻って、山に針路を取る。標識が多数あり、町中の分かりづらいところも迷う可能性はないだろう。
黒島登山口まで1時間ほど。登山口には金剛杖(?)がおかれていて、自由に登山者が使用して良いことになっている。下山時に、ここの登山口又は白島登山口に返せば良い。
不思議な山である。殆ど高い樹木がなく、まるでアルプスの森林限界を超えた辺りを歩いている感覚に襲われる。当然ほぼ全行程で眼下が見下ろせる。山頂部までは殆ど階段で構成される。標高約30m登る毎に合目の案内がある。
6合目以降は傾斜がキツくなり、8合目以降は、落差の大きな石段に変わる。1時間ほど歩いて、山頂の一角に出ると、ものすごい突風で飛ばされそうになる。本道を外れて、オロシヤの石塁に行くが、足下が切れている上に、飛ばされそうな風で、早々に戻る。本道に戻って、樹林の中に入り、暫く降りると千代池。
登り返して、暫く行くと表砂漠。
既にこの当たりは中央火口の中なのだろう、周りを山に囲まれた中に荒涼とした砂地が広がっている。花の時期はツツジがあたりきれいに咲いていそうだが、今は殺風景な景色である。噴火からそれほど時を経ていない(最後の噴火が838年頃)ので植生が復活していないという事なのだろうか。これがアルプスならコマクサの一大群生地になるような気がする。
その後、裏砂漠へと向かう。一旦峰を越えて暫く歩くと、表砂漠よりもスケールの大きな砂礫地が現れる。いろんな意味でブッ飛んでいる景観が広がるが、風がとにかく強い。あまりゆっくりもしていられず、新東京百景展望地を経て不動池。
小さな池の真ん中に小島があり、そこに小さな祠がある。よくよく見ると何か見覚えが。スケールは小さいが、「君の名は。」に出てきた象徴的なシーンとよく似ている。小島には龍神様を祀っているらしい。
祠の裏手の坂を20mほど登ると、不動様を祀る祠がある。
この場所には、ルート唯一のトイレがある。
そこから、ババア池(標識には「ア」の字が消されてババ池になっていた。名前の由来は不明だが、ヒドい名前だ。。。)を経て、不入ガ沢(はいらないがさわ)に至る。ここから白島登山口に下りる道がある。そこから、治山工事跡を経て、最高標高点天上山の山頂へ。
山頂からはこれまで歩いてきた山頂噴火口跡の全貌がよく分かる。
神戸山は採石によって崩壊した山だったが、こっちは山体が脆く崩壊している山。遠くから見ると、山頂が絶壁に覆われているのを見ても分かる。山崩れが多発し、麓に度々被害をもたらしたため、それを大正時代に治山工事を行ったという。かなり急傾斜な所に石垣が点在しているが、きれいに石組みされていて、てっきり最近のものかと思えば、大正当時に人力で組んだ物とのこと。その労力の凄さに圧倒される。麓には幾つもの砂防ダム。国内で五番目の規模だそうだ。
風が強くてゆっくり見ることは叶わなかったが、なかなか面白い山である。
白島登山道は、途中6合目にある、林道合流点までは見晴らしの良い階段道。この合流点にトイレがある。集落へはさらに樹林に囲まれた山道を行くが、こっちはいわゆる山道。かなり傾斜のきつい場所が続く、なかなかハードなコースとなる。
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