記録ID: 5108722
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無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾
最後はお蕎麦で締め!陣馬山から本宮山・要倉山周回
2023年01月21日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 03:39
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,008m
- 下り
- 1,013m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:31
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:40
距離 15.0km
登り 1,017m
下り 1,013m
13:16
13:17
2分
御堂窪山
13:19
7分
御堂窪山分岐
15:01
陣馬高原下バス停
天候 | 朝のうちは快晴でしたが、昼頃から雲が多くなり、夕方にはほぼ曇になりました。風はほとんどありませんでしたが、気温はあまり上がらず、日中でも9℃ほどで夕方には4℃ほどまで下がりました。なお、当日の日没(東京)は1657でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
西東京バス 高尾駅 1045発 陣馬高原下 1122着 (ICカード 567円) 復路:西東京バス 陣馬高原下 1530発 高尾駅 1601着 (ICカード 567円 急行・増発便) JR中央線 高尾駅 1606発 快速東京行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※中谷山尾根入口から要倉山登山口までの区間は道標等がほぼなく(主要ピークには山名標あり)、ピンクテープが時々ある程度の準バリルートです。トレース自体は大体においてはハッキリしていますが、一部に不明瞭な区間があります。また滑りやすい急登降箇所がありますがロープ等もありません。一部でイバラのブッシュ内を通過するので、夏でも短パン・半袖不可(ケガします)でグローブ着用必須。GPS利用および初心者のみの通行回避推奨。 ◆陣馬高原下バス停〜陣馬山新ハイキングコース入口〜陣馬山〜和田峠 陣馬高原下バス停(バス停前にトイレあり)から陣馬山新ハイキングコース入口までは陣馬街道沿いに歩いて行きます。区間を通して特に危険なところはありませんが、細い車道ながらも舗装されていて上野原方面への抜け道としても機能しているため、時折車が通ります。 新ハイキングコース入口からは登山道となります。急登もありますが、道標は要所に設置され、トレイルも路面がフラットで比較的幅があるので安心して歩けます。 山頂からは、奥多摩方面、富士山、丹沢、小金沢連稜(大菩薩嶺)などが望め、天気が良ければ男体山や筑波山、南アルプス(赤石岳から悪沢岳あたり)が展望できます。また、山頂には茶屋やトイレ(一部冬季閉鎖で使用制限中)などもあり、休憩に最適です。和田峠までは、木段などで高度を150mほど下げると到着します(今回は少し遠回りですが荷揚げ道を使用しました)。なお、和田峠には茶屋と駐車場(有料/約30台)があります。 ◇和田峠〜中谷山尾根入口〜メシモリ岩山〜本宮山 和田峠から林道醍醐線(舗装/一般車通行不可)に入り700mほど進むと、中谷山尾根入口に着きます(ピンクテープあり)。トレイルに入って少し進むと、すぐメシモリ岩山に着きます。尾根が二股に分岐しているので、歩き出しの方向を再確認し、北向き尾根を300mほど進むと、トレイルが尾根から離れて山腹に絡みつつ50mほど高度を落とし一段低い東向きに派生する尾根に乗り換えます(そのまま尾根を直進しないよう注意)。この下りは急斜面で落ち葉とザレで非常に滑りやすいところがあるので、注意が必要です。東向きの尾根に乗り換えたあとは、多少のアップダウンを交えながら、トレースを追っていけば、じきに本宮山に着きます。山頂の展望はほとんどありません。 ◇本宮山〜御堂窪山分岐 本宮山から少し進むと、稜線の東側または南側の全面が皆伐された区間に出て、この状態は要倉山あたりまで続きます。トレイルはほぼ皆伐部分と残された人工林との境目に沿って着いていますが、一部不明瞭な区間がある上、ブッシュ内を通過する部分が頻出します(ヤブ漕ぎとしてはごく軽いものですが、架かっているのがイバラなので、露出部分があるとケガをします)。 そのまま進んでいくと御堂窪山分岐に到着しますが、主縦走路への入口はブッシュに埋没している上、道標/ピンクテープもない一方、御堂窪山に歩きやすいトレイルが続いているので、かなり注意深く気をつけていないと、初見ではそのまま御堂窪山にいってしまう可能性が高いです。 ◇御堂窪山分岐〜御堂窪山 非常に歩きやすいトレイルが100mほど続きます。アップダウンもほとんどなく、特に危険なところはありません。山頂には山名標がありますが、樹林の中で展望はありません。 ◇御堂窪山分岐〜要倉峠〜要倉山 御堂窪山分岐からブッシュ内を下降して20〜30mほど高度を落とします。特に危険ではありませんが、トレースがあまり明瞭ではないところがあります。 その後は、要倉峠まで尾根通しにアップダウンを繰り返しながら進みます。トレースが不明瞭な部分もありますが、尾根上の皆伐部分と人工林の境目部分を進めば特に問題ありません。要倉峠からは山腹を絡むようにピークへ直登するトレイルを辿って高度を40〜50mほど上げると、要倉山頂に着きます。山頂からは木々の隙間から北側にある稜線(市道山など)が見えます。 ◇要倉山〜鉄塔巡視道分岐 要倉山からはゆっくり高度を落としながら尾根通しに進みます。アップダウンはあまりありませんが、一部落ち葉などでトレースが不明瞭になっているところがあります。特に危険なところはありません。ただし、鉄塔巡視道分岐に到着する直前にトレイルが北向きにのびた一段低い派生尾根へ乗り換えるポイントがあり、尾根から外れて高度を30mほど落とす部分だけは、注意が必要です。 一応九十九折りになってはいますが、トレイルが細い急斜面でザレと落ち葉で非常に滑りやすくステップも不安定、かつホールドも少ないです(写真A)。 ここを下りきると、すぐに鉄塔巡視道分岐(東京電力の巡視道標柱あり)となります。そのまま直進して尾根通しに関場バス停へ下るトレイルもあるようですが、今回は鉄塔巡視道経由で林道醍醐線にでて下山することにしました。 ◇鉄塔巡視道分岐〜要倉山登山口 トレースは比較的明瞭で、以前はよく維持・整備されていたことが伺えますが、近年は放置状態のようで正直かなり荒れています。倒木や落枝などもそのままなので歩きにくいところがあります(トレイル上の大きな落枝は大分排除しましたが)。また土砂の押し出しなどで路面が寝ているところや狭まっているところもあるので注意が必要です。 またこの区間の中盤あたりでトレイルが沢に下りきったところで右(東側)へほぼ直角に方向転換するポイントがあります(写真B)が、そのまま沢沿いに下らないように注意が必要です。正しいトレイルは沢を横切って対岸/左岸沿いについたトレイルで山腹を巻きながら下っていきますが、沢へ下りて来たところの対岸にあるトレイルが崩壊しているので取り付きが分かりづらく、沢沿いに10mほど下ったところから小崩落している段差部を押し上がる形でトレイルに乗り直します。 その後も、荒れたトレイルを辿りながらしばらく下ると、地形がフラットに変わったところで正面下に人家が見え始めるので、人家を目指して下っていきます。人家のすぐ近くまで下りてくると、逆にトレースが不明瞭になり、人家や私有地に入り込まないようにしながら、適当なところを下の方に見える車道(林道醍醐線)に出るように進みます。 ◆要倉山登山口〜関場バス停 林道醍醐線に沿った車道歩きとなります。道なりに歩けば陣馬街道と合流し、合流点から10mほど陣馬街道を高尾側へ行ったところが関場バス停となります。特に危険なところはありません。 ◆夕焼小焼バス停〜関場バス停〜陣馬高原下バス停 この区間は赤線つなぎの一環で歩いたもので、本来は歩く必要はありません。陣馬街道の舗装した車道歩きとなり、特に危険なところはありません。ただし、道路が細いところもある上、思ったより交通量が多いので注意が必要です。 |
その他周辺情報 | ◆山下屋(お蕎麦) お蕎麦が美味しいのでオススメですが、値段は少しお高め http://jinbasoba.com/ ◆夕焼小焼の里 日帰り入浴可(13時〜16時30分) https://www.yuyakekoyake.jp/ ◆陣馬山トイレ冬季閉鎖(高尾ビジターセンターHP) https://www.ces-net.jp/takaovc/?p=4939 ◆峠の茶屋(和田峠/駐車場) http://kitatan.com/wadatougetop.html ◆清水茶屋(陣馬山頂) https://tabelog.com/kanagawa/A1407/A140701/14043973/ ◆信玄茶屋(陣馬山頂) http://littletree.jp/shingen-chaya/ ◆富士見茶屋(陣馬山頂) https://tabelog.com/kanagawa/A1407/A140701/14043972/ |
写真
西方面(南アルプス、三ツ峠山方向)を望む
画面左1/3中景が三ツ峠山、その右が御坂黒岳、さらに右が鶴ヶ鳥屋山
画面中央最遠景左が赤石岳、その右が悪沢岳
画面右1/3近景が扇山、その右奥が滝子山
画面左1/3中景が三ツ峠山、その右が御坂黒岳、さらに右が鶴ヶ鳥屋山
画面中央最遠景左が赤石岳、その右が悪沢岳
画面右1/3近景が扇山、その右奥が滝子山
写真A(詳細コース状況記載)
鉄塔巡視道分岐手前にある下降部
短いですが、傾斜がキツい上にザレと落ち葉で足許が不安定なので、スリップによる滑落に注意
個人的には今日の行程の中で一番イヤらしさを感じました
鉄塔巡視道分岐手前にある下降部
短いですが、傾斜がキツい上にザレと落ち葉で足許が不安定なので、スリップによる滑落に注意
個人的には今日の行程の中で一番イヤらしさを感じました
写真B(詳細コース状況記載)
巡視道中盤にある沢を横切って方向を転換するポイント
(右上から下りて来て正面左奥に向かう)
画面中央の岩の左脇の崩壊部分を押し上がってトレイルに乗り直します
そのまま沢沿いに下らないように
巡視道中盤にある沢を横切って方向を転換するポイント
(右上から下りて来て正面左奥に向かう)
画面中央の岩の左脇の崩壊部分を押し上がってトレイルに乗り直します
そのまま沢沿いに下らないように
装備
個人装備 |
Tシャツ(半袖)(1)
Tシャツ(長袖)(1)
ソフトシェル(1)
サポートタイツ(1)
シューズ(1)
ザック(1)
キャップ(1)
ズボン
靴下
グローブ
雨具
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
チェーンスパイク
|
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感想
この週末は仕事疲れが溜まっていたので、遠出は避けてあまり長時間にならないライトなプランにしようと思い、ずっと計画だけ立てて棚ざらしになっていた本宮山・要倉山の縦走をチョイス。しかし、せっかく往くのだからと陣馬山も追加、しかも赤線つなぎも兼ねて陣馬高原下バス停へ戻り、最後に山下屋さんのお蕎麦を頂くプランと欲張って、結局最終計画ではテンコ盛りに(苦笑)
本宮山・要倉山も予想以上にハードで、往ったのが地元という以外はあまりライトさのない山行で、結局クタクタ。それでも久しぶりに旨い蕎麦が食べられたので、最後は疲れも吹っ飛びました。まだしばらく仕事の方はバタバタが続きそうですが、体力を維持・温存しつつ、チャンスを狙っていきたいと思います。
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コメント
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山下屋さんの蕎麦美味しそうです
天麩羅もありますか?
いつか行きたい、いや行きます😄
(決意表明、オーゲサ?)
こんにちは。
天麩羅もあります。舞茸やタラの芽などで海老天はないですが(笑)
ぜひ行ってみてください。美味しいですヨ。
山の中だから舞茸、タラの芽の方が美味しそうです
特にキノコ大好きなので食べに行くのが楽しみです
陣馬山からはこんなに素晴らしい眺望が有るのですね。
10数年前に仕事で渓流調査から源頭部まで歩きましたが、あと少しで山頂というところから戻りました。
めったに行くことが無い地域なので、行っておけば良かったと後悔しています。
こんばんは。陣馬山は公共交通の便がよく、展望も良い上、茶店もあって、トイレも充実、しかもその気になれば山頂直下近くまで車でも行けるというので、当地ではかなり人気の山です。
それにしても源頭部へ入られたとは。分水嶺ですが、多摩川(北側)と相模川(南側)では谷の険しさが結構違うので、相模川側だとかなり大変だったのではないでしょうか。
もし当地の方まで次に足を伸ばされる機会がぜひお越しください。
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