遠望山〜石山

2023年01月22日(日) [日帰り]

• GPS: 09:55
• 距離: 21.0km
• 登り: 819m
• 下り: 832m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:29
• 休憩: 0:36
• 合計: 10:05

距離 21.0km 登り 832m 下り 833m

4:52 然別湖温泉
6:21 0:00 山田温泉
9:43 9:53 遠望山
10:51 11:00 石山
11:34 11:40 遠望山
12:50 13:01 山田温泉
14:57 然別湖温泉

天候

晴れ→曇り　強風

アクセス

然別湖温泉の駐車場

コース状況／危険箇所等

道道85号は然別湖温泉から冬季通行止めだが、山田温泉まで除雪が入っていた

写真

然別湖温泉のゲートから出発。
−15℃、強風、下界(？)にいても寒い。

湖畔の道道の路面は除雪が入っていてツボで楽に歩ける。
湖上を歩くより速いかもしれない。

山田温泉まで来て明るくなってきた。
この先は除雪されていないのでスノーシュー装着。

道道を少し進み、・826で分岐する町道然別峡峰越線に入る。

山田温泉から先の道路は激深ラッセル・・・

適当な所で遠望山の尾根に取り付く。

ようやく朝日が差し込んで少し暖かくなってきた。

尾根は木々の間隔も広めで歩きやすい。

1200mを越えると眺望が開けてきた！
真っ白な然別湖と白雲山〜天望山。

左にはなだらかなナイタイ山。

・1315ポコを越えて遠望山の直下へ。

尾根は広くて歩きやすいけど、強風で吹き溜まっていてラッセルは深い。

何も考えずに直登したら岩が出てきて行き詰った。
ここは左右から巻いたほうがいいようだ。

遠望山の山頂部は広く、少し盛り上がったような所が最高点らしい。

遠望山(1421m)到着。
頂上にはピンテが1本結ばれていた。

石山へ向かって下り始めるとさらに風が強くなってきた。
久々にゴーグルも装着。

1400mポコを越えると石山が目前に。
吹き溜まりと格闘しながら進む。

石山(1439m)に到着。
ここが一番風が強く、吹き飛ばされそうだった。

・1439ピークとウペペサンケ山に続く稜線。

舞い上がる雪煙が風の強さを表している

遠望山へ折り返し。

左手に見える温泉山(1281m)。
あの山は糠平からのアプローチの方が良さそう。

遠望山に戻ってきた。爆風の稜線を抜けられて一安心。

道路まで下りてくると風も弱くて平和な環境に。

北岸野営場を抜けて湖上の様子を見て行く。

野営場の北側から川が2本流れ込んでいて、見るからに氷が薄そう。

湖面の雪の下はシャーベット状になっていて、ストックで突くとすぐに湖水が出てきた・・・。

この気温で湖に落ちるのも怖いので湖上歩きは断念。

帰りもツボで道道を歩く。

然別湖コタンは1月28日から。
まだイグルー制作はあまり進んでいないように見えた。

感想

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1月前半までに然別峡周辺の山をいくつか登ったが、然別湖周辺にも未踏の1000m超の山が多くある。その中でも冬季はアプローチが遠い遠望山と石山から攻めていくことにした。

然別湖温泉から北岸野営場までは、湖が結氷する時期なら道路を歩くより湖上を歩いたほうが直線的に進めるので距離は近いし、その方が楽しいと思う。しかし、湖面の氷がどのくらいの厚さになっているのか分からず不安だったので、結局行き帰りとも道路を歩いた。山田温泉まで除雪が入っていてツボで歩けたのは幸いだった。

遠望山から石山への稜線は吹き飛ばされそうなほどの強風。ゴーグルとバラクラバを付けても顔が凍傷になりそうだった。おまけに吹き溜まりで部分的に腰まで埋まるようなラッセルもあり、なかなかしんどい。石山山頂は遮るものがなく、360°の素晴らしい展望が広がっていた。でもそんなことより早く爆風から開放されたくて、そそくさと遠望山に折り返してしまった。


然別湖周辺の山は入山地点の標高がすでに800mあるので、獲得標高は意外に少ないし、道道の除雪にはかなり助けられた。そんな中でも厳冬期の大雪の厳しさを少しだけ見れたような山行だった。