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Yamareco

記録ID: 5162794
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東北

丘を越えて行こうよ 大麻部山

2023年02月09日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:37
距離
9.6km
登り
362m
下り
368m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:32
休憩
0:05
合計
4:37
9:39
156
馬越峠
12:15
12:20
116
14:16
馬越峠
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口の馬越峠には駐車場はありませんが路側帯に駐車しました。5〜6台くらいはいけるのではないでしょうか。
コース状況/
危険箇所等
危険な場所はありませんが、道標やピンクテープの類は皆無です。
登山口の馬越峠。
登山口の馬越峠。
峠から少しだけ遠野側に進んだあたりに林道の入り口がある。
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峠から少しだけ遠野側に進んだあたりに林道の入り口がある。
トレースは…無い。ラッセル確定だ。
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トレースは…無い。ラッセル確定だ。
思いがけず広々とした景色が広がる。100〜200m差くらいの丘が延々と連なっている感じ。
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思いがけず広々とした景色が広がる。100〜200m差くらいの丘が延々と連なっている感じ。
牧野だろうか。強風の常襲地帯らしく雪が吹き飛ばされて地面がむき出しになっていた。ちなみに今日も強風が吹き荒れている。
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牧野だろうか。強風の常襲地帯らしく雪が吹き飛ばされて地面がむき出しになっていた。ちなみに今日も強風が吹き荒れている。
天気はいいんだけどね。横殴りの強風が細かな氷の粒を叩きつけてきて顔が痛い…。
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天気はいいんだけどね。横殴りの強風が細かな氷の粒を叩きつけてきて顔が痛い…。
牧野の中で林道を見失ってしまった。牧柵の残骸をたどっていけば大丈夫だろうと進んでいくが…
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牧野の中で林道を見失ってしまった。牧柵の残骸をたどっていけば大丈夫だろうと進んでいくが…
なんだか様子がおかしい…。
なんだか様子がおかしい…。
無理やり林を突破すると下の方から見失った林道が合流してきた。どうやら無駄に小さな無名ピークを踏んできたようだ。
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無理やり林を突破すると下の方から見失った林道が合流してきた。どうやら無駄に小さな無名ピークを踏んできたようだ。
再び林道に合流。
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再び林道に合流。
しかしまたすぐに林道から離脱することになる。このガードレールのあるカーブが離脱の目印。
しかしまたすぐに林道から離脱することになる。このガードレールのあるカーブが離脱の目印。
林道を右に分けて山中へ突入。うっすら道型のようなものがある。地形図に徒歩道として記されてる道だろう。
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林道を右に分けて山中へ突入。うっすら道型のようなものがある。地形図に徒歩道として記されてる道だろう。
雪と灌木で時々道型は不明瞭になる。
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雪と灌木で時々道型は不明瞭になる。
しかも地形図にない分岐があちこちにある。その度に方角を確認しながら進む方を選んでいく。
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しかも地形図にない分岐があちこちにある。その度に方角を確認しながら進む方を選んでいく。
徒歩道を進んでいくと雪の壁が一直線に連なっている場所が出てきた。牛馬止めの土塁かな。この土塁が大麻部山山頂直下の目印。
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徒歩道を進んでいくと雪の壁が一直線に連なっている場所が出てきた。牛馬止めの土塁かな。この土塁が大麻部山山頂直下の目印。
あとは方角を見定め、雪の斜面を一直線に…立木は避けてね…上り詰めるだけだ。
あとは方角を見定め、雪の斜面を一直線に…立木は避けてね…上り詰めるだけだ。
高い方へ高い方へと向かえば迷うことはないはず。
高い方へ高い方へと向かえば迷うことはないはず。
ピークというにはあまりにも平坦な地形。どこが最高地点なのかパッと見た目にはよくわからない。
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ピークというにはあまりにも平坦な地形。どこが最高地点なのかパッと見た目にはよくわからない。
山頂標識を見つけた。では、ここが最高点ということで!
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山頂標識を見つけた。では、ここが最高点ということで!
眺望はご覧の通り。四方とも全部こんな感じ。
眺望はご覧の通り。四方とも全部こんな感じ。
山頂西側にピンクテープを発見。西から登ってくるコースがあるようだ。
山頂西側にピンクテープを発見。西から登ってくるコースがあるようだ。
うっかりすると自分が来た方角がわからなくなりそうだった。自分の足跡をこんなにも頼もしく感じるとは。
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うっかりすると自分が来た方角がわからなくなりそうだった。自分の足跡をこんなにも頼もしく感じるとは。
足跡を頼りにザクザク下っていく。
足跡を頼りにザクザク下っていく。
しかし頼みの綱の足跡も強風でかき消されつつあった。たった1時間ほど前に着けた足跡なんだが…。
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しかし頼みの綱の足跡も強風でかき消されつつあった。たった1時間ほど前に着けた足跡なんだが…。
樹林帯の中で足跡は綺麗さっぱり無くなってしまった。ふぅ、またラッセルし直しかぁ。
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樹林帯の中で足跡は綺麗さっぱり無くなってしまった。ふぅ、またラッセルし直しかぁ。
動物の足跡だけが残っているのが不思議だ…。
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動物の足跡だけが残っているのが不思議だ…。
遠野の山々。山頂付近より牧野跡のほうが景色が良い。
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遠野の山々。山頂付近より牧野跡のほうが景色が良い。
謎の矢印型の足跡。
謎の矢印型の足跡。
帰りは行きで見落とした林道をたどる。往路では右の林の中から出てきた。
帰りは行きで見落とした林道をたどる。往路では右の林の中から出てきた。
ゴジュウカラ…かな?
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ゴジュウカラ…かな?
林道を辿っていくと「コバイケイソウとモリアオガエルの湿原」という看板が。こんな山奥でも一応観光客を意識しているようだ?
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林道を辿っていくと「コバイケイソウとモリアオガエルの湿原」という看板が。こんな山奥でも一応観光客を意識しているようだ?
林道は再びあやふやに。しかし見覚えのある広場に出てきた。
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林道は再びあやふやに。しかし見覚えのある広場に出てきた。
振り返って撮影。なるほど、これじゃ林道の入り口がわからんはずだ。行きでは私はここを直進している。
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振り返って撮影。なるほど、これじゃ林道の入り口がわからんはずだ。行きでは私はここを直進している。
牧野に出て見晴らしがよくなった。遠野の山々が見渡せる。
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牧野に出て見晴らしがよくなった。遠野の山々が見渡せる。
もしかしたら海も見えるのかもしれないが、強風で吹き飛ばされた雪に烟って遠望はのぞめなかった。
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もしかしたら海も見えるのかもしれないが、強風で吹き飛ばされた雪に烟って遠望はのぞめなかった。
牧野をショートカットして馬越峠を目指す。正面に見える伐採地あたりが峠のはず。
牧野をショートカットして馬越峠を目指す。正面に見える伐採地あたりが峠のはず。
樹林帯に入ると自分の足跡が復活。林道をたどりロボット雨量計が見えてきたらゴールも間近。
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樹林帯に入ると自分の足跡が復活。林道をたどりロボット雨量計が見えてきたらゴールも間近。
ジムニーが一人、私の帰りの待っていた。
無事下山! お疲れ様でした。
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ジムニーが一人、私の帰りの待っていた。
無事下山! お疲れ様でした。

感想

去年から計画を温めていた大麻部山に登ってきました。藪山のようなので雪の季節を待っての挑戦です。
大麻部山は山頂周辺が非常になだらかな山です。晴れて視界の良い日なら楽に登れそうと思いタイミングを見計らっていましたが、ちょうど有給消化で休みになったこの日、そのチャンスが巡ってきました。
大雪の一週間後、しかも平日ということで端からトレースは期待していませんでしたが、予想通り誰も入山していないまっさらな雪面が目の前に広がります。前日の冷え込みで雪が締まってくれたらしくスノーシューではせいぜい踝くらいまでの沈み込みです。楽…とまでは言いませんが、一人激ラッセルにならずに済んでホッとしました。
林道や作業道を繋いで進んでいきますが、道標やピンクテープの類は皆無です。雪の上なのでどこでも進めますが、進んでいる方角が不安になって何度もGPSを確認しました。吹雪いたりして視界が悪いと怖い山かもしれません。
景色の良い山ではありませんが、明るい冬の林の中を一人黙々と歩くのは思いの外楽しかったです。風が轟々うなる音は怖かったですし、風がやんだ瞬間の静けさ、鳥のさえずりなど「音」の印象が強く残った山になりました。

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