アヤメ平
- GPS
- 06:07
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 973m
- 下り
- 954m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 5:59
天候 | 晴れ後曇り 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はスキーをするには十分だった。雪質は目まぐるしく変わり、パウダー、モナカ、湿雪と色々だった。 |
写真
感想
好天予報だったが強風予報でもあったので、比較的風の影響が少ないと思われるアヤメ平へ出掛けてきた。行動開始は6:55と少し遅め。既に日の出の時刻はとっくに過ぎていた。天気はやはり良く、歩き出しの時点では風もなかった。林道に入るとトレースあり。いつのものかは不明だがありがたく使わせてもらう。とはいえ雪質が案外硬くて、トレースがなくてもそれほど潜ることはなかった。林道を詰めて7:50頃に富士見下のトイレに到着。ここからは林道をカットしつつ登る。雪質は相変わらず。時折粉雪もあるがモナカもあり、帰りの滑りは厄介そうだった。既に立春も過ぎたし、もう春の雪と言っても良さそうだった。特に休まずに歩き田代原には8:40に到着。無人。雪のない時期は笹原だと思う。積雪期限定のスポットと言えよう。ぶなもあり雰囲気がいい。
田代原に寄るために一度林道からは離れたが、過ぎた後に再度戻る。トレースは薄らあるもののほぼ消えていて、この辺りからは自分で付けながらとなった。前回の山スキーでビンディング不具合が出たため、今日は本来なら残雪期のザラメを滑る為に買った軽量で短い板で来ていた。春のザラメであればラッセルもないので何も問題はなかったが、今日はプチラッセルもあるし、やはり軽い短い板では足への負担が大きく感じた。特にトレースがなくなった後は重たい湿雪の上を歩く時間が長く、ラッセルとしては大したことはなくても、進みが遅くなった。もう少し早い時間に出ていれば雪が湿気る前に標高を上げられたかもしれないが、今日はゆっくりだったので、その分雪が重くなってしまった。でも取りあえず雪は十分あるしスキーも出来そうなので重い足取りながらも進むことに。この時期は林道を途中で捨てて適当なところからアヤメ平を目指すのがセオリーなのかもしれないが、変な所にはまってラッセルするよりは、林道のプチラッセルのほうが楽だと考え、あまり頭を使わずにとにかく林道をこなすことにした。最後、富士見峠の直下だけは少しカットして峠に到着。やはり無人。以前は崩壊しかけた小屋があったが、雪の下なのかあるいは撤去されたのか、全く見当たらなくなっていた。雪のない時期に訪問したら分かるだろう。ここでも特に休まずに進む。ようやく台地の末端に上がれたので眺めの良いところを探す。富士見田代付近は、雪がない時期ならベンチがあって休憩適地だが、今の時期は池もベンチも雪の下だった。しかしここからようやく燧ヶ岳が見えるようになってきた。ここまで重たい雪に苦しめられつつ登ってきた甲斐があった。更に進むと樹林から出られ、すっきりとした燧ヶ岳が見えるようになってきた。これで下り始めても良いかと思ったが、やはりもう1つの尾瀬の山も見たくて更に先に進んだ。樹林を出平原に出ると遠くに真っ白になった至仏山が見られた。これを見たかった。天気は相変わらず良く青空。心配した風はそれほどでもなく、冬山として考えればそよ風程度しか吹いていなかった。しかしさすがに寒いので、台地に上がったあたりからはジャケットを着ていた。10:57頃アヤメ平付近に到着。特に休まずに降りるところを探す。台地の末端は例によってあちこち雪庇が出ていた。ここを滑るのは勇気が要る。しかも今日は細板なのでこの湿雪をこなすのは無理そう。取りあえず歩いて来たところを戻りつつ適当なところを探す。見つけた後はようやく座って休憩。水分を取り、下りの準備をする。
休憩時間わずかで下山開始。しかしスキーが全く滑らない。滑走面に大量に雪が着いていてゲタになってしまった。シールがゲタになることは春にはよくあるが、スキーがゲタになるのはあまり経験がない。なんとかこそぎ落として斜面に降りるも、湿雪が板にまとわりついてしまい滑りが極めて悪い。ストックで板を叩いたりして何とか滑り始める。が、想像していたような重い雪。何とかターンはこなせるものの、気を抜くと転倒しそう。しかも軽い細板なので安定感も今ひとつ。とにかく転ばずに滑り、何とか林道に合流。後はひたすら漕ぐだけと思ったが、林道でもゲタになってしまった。雪ゲタを叩いて落としつつも全然滑らず、いい加減これはダメだと思い、止まって対策を取ることに。板を外して林道の真ん中でワックスを塗る。山行中は固形ワックスしか持ち歩かないのでこれでどうなるか心配だったが、塗った後はかなり滑るようになった。たまにはワックス掛けもしてあげなければならないようだ。ワックスの効果もあり、その後は比較的順調に進む。しかしこの時期のアヤメ平往復は距離が長いので、後半はかなり太ももが張るようになってきた。登りは板の軽さに助けられたが、下りは板が軽くて短いとやはり安定性に欠く。雪質にあった板を選ぶ重要性を思い知ることになった。
へとへとに疲れつつも何とか無事に行動終了。13時までかかってしまった。下山に2時間近くかかったことになる。天気は後半曇りになったが、気温が上がったので結局雪が重いのは変わらなかった。
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