焼岳〜下掘沢
- GPS
- 05:59
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,084m
- 下り
- 1,293m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
7時の朝食後に中ノ湯を出発。トレースばっちりだが、ツボ足向けのものなので急登はスキーのラインを探して登る。下掘沢出合まではかなり良いペース。昨日まで泊まり装備での行動だったので、今日は身体が軽い。
予報では今日は晴れ間が見えるかもとのことだったが、今のところ雪が舞っており晴れそうな気配がない。
ここから先はアルパインエリアになるが、トレースもなくなったので、薄いラッセルをしながらジグを切って登る。ガスの時には視認できるものがほとんどなく、登っている斜面の雪崩リスクが評価しづらくて気持ち悪い。やがてガチガチに凍りついたブルーアイスが出てきたので、斜面の途中でアイゼンに履き替えてスキー板を担ぐ。
相変わらずガスが濃くてルートがよく分からないが、わずかに岩が出ているラインを辿りながら標高を上げる。最後はダブルアックスも駆使して氷結した斜面を登り焼岳南峰山頂へ。山頂も視界はないが、風があまり強くないのが救い。火山ガスが吹き出る音が不気味に響き渡る。
下山は最初は往路をもどるが、行きのトレースが分からないのでルートを探しながら慎重に下りる。ツボ足の方々も数名登ってきたが、条件が厳しいので皆撤退されていた。
我々はスキーをはいて下掘沢へドロップ。滑り出しは視界がなく緊張するが、沢が狭くなれば滑るルートがしっかり見える。側壁はクラストの上に新雪が20cmぐらい乗っているのでスラフが出るが、沢のボトムは新雪30cm以上で底付きなし。この後もたまに底の固い層が出てくるが、この新雪のおかげで概ね快適に滑れた。
ボウル状地形を当て込みながら滑り、威圧的な岩峰の下を抜けると進行方法は青空が広がり、ようやく開放的な雰囲気に。小雪が日射しできらめいて美しい。砂防ダムを右手から巻いて梓川に到着。
川は飛び石で渡れそうなポイントがあったので渡渉して林道に登り返す。上高地トンネルに入りそびれたが、釜トン入口まで川沿いの道をスキーで滑る。後は釜トンを抜けてゴール。
思ったよりも晴れなかったが、ピークハントと下掘沢の快適な滑降ができて良かった。焼山と焼岳に連日登頂できたのも嬉しい。
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