栗子山周回
- GPS
- 10:10
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 940m
- 下り
- 933m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス | |
その他周辺情報 | 米沢スキー場 米沢砕石(株) |
写真
感想
注意事項
・休日は車採石場まで入れない為、国道からの移動時間も加味する必要がある。
・また急勾配箇所も多い為アイゼン等の滑り止めは必需品。
・気温が上がると雪が緩みやすいので、登攀時期に注意が必要。
・栗子川橋前から左側の尾根をそのまま登ると採石場通路に出てしまう恐れある為注意。
登山微禄
雪が締まっているうちに登りたかった為、冷え込みが見込まれる早朝から登り本日登ることとした。県境の稜線で朝日を浴びれれば...と思い計画するも、今の体力では無理があることが計画段階で判明。取り敢えず無理せず安全に下山できることだけを目標とした。
現地4:00スタート予定であったが早めに着く。しかし、国道から採石場(登山口)まで続く道路が夜間と休日もあいまって、重機で封鎖され、余儀なく国道沿いの駐車スペースに車を置きスタートとなると。30分ほど早くスタートできて正解でした。本来のスタート地点(採石場事務所裏駐車場)まで約30分くらい掛かり予定通りの時間で進むことができた。
3:29月明かりを頼りに登ろうと思っていましたがスタート時点で月も西に傾き、もう少しで沈もうとし、頭上には星々が青々とした冷たく光り輝く中を歩く。アスファルトの上を雪解け水が流れていると思っていたら路面が凍結していたところがあり足元を取られ、転ぶことはなかったが気を引き締めて歩き直す。採石場事務所には灯りがついており宿直の人が休んでいるのかなと思いながら登り口に向かう。
4:11旧栗子トンネルに向かい途中栗子川に掛かる橋の手前でアイゼンを装着しピッケルを持ちヘッドライトを点け橋を渡らず左側に進む。登り口に予定している尾根に向かうが手前の尾根との間の沢が深く雪が無く断崖になっているように見えた為手前の尾根から登る事とした。
月も沈んだのか星明かりのみとなり、放射冷却のお陰もあり雪面は硬く締まりライトの灯りを頼りに急な斜面をピッケルを雪面に差し込みアイゼンを蹴り込み一歩一歩慎重に登る。ピッケルのピックを打ち込むには雪面が弱いところはシャフトを差し込み進む。途中、獣の斜面を登った跡を見て感心しながら進む。
7:08何とか稜線に出た頃には辺りも明るくなっており、遠くに飯豊連峰があからんできているのが見えた。しばらく登ると、吾妻連峰や飯豊連峰に朝日が射し色づいているところを見、本来のコースに慎重にトラバースし通過点の978m地点に到着し一息つく。
ここからは穏やかなのぼりが続く。ふと雪面を見ると獣の足跡。途中見つけた足跡の続きかなと思うと何だか一緒に登っているような気がし嬉しくなる。まして自分がこれから進もうとする雪面に続いていたので尚嬉しかった。
風が強いのだろうか枝の片側に付着した雪が差込む朝日が当たり青い空に輝いていた。そんな木々の中を歩き多少ひらけた場所に出て後ろを振り向けば、左に吾妻連峰、正面に飯豊連峰、右に三角の頭をした祝瓶山が、その右に朝日連峰の山並み。またその右には月山や鳥海山が雄大な姿を見せつけてくれた。
9:02遂に県境の稜線に到着した。視界を遮るものは殆どなく吾妻連峰、飯豊連峰、朝日連峰、月山、鳥海山、蔵王連峰、それに太平洋側の山々も見る事ができる。強いて言えばこれから向かう栗子山方面はその陰が見えないが見えている山並みの多さに比べれば問題なし。
栗子山に向かう登りの斜面には所々に木々が朝日を受けて雪面に長い影を伸ばし雪面に表情をつけてくれている。
9:47山頂は意外と広く平で見晴らしも良い。しかし、背丈は低いが木々が顔を出しており若干視界の邪魔に感じたのは自分だけだろうか?山頂の標識もない為GPSで山頂らしき地点を探しピッケルを差し込み写真を撮った。
空は蒼く天候は快晴で風も弱く暑さを感じる一枚脱ぎピッケルからポールに持ち替えて山を下り杭甲山に向かう。近づくと山頂は見えず急勾配の斜面を注意して登る。
10:42山頂は狭く一息着き南側に下る。南側は低木が所々出ている。雪も緩んできて足元は落ち着かなくなりつつある為急勾配を気をつけて下る。正面に次の峰が見えるが稜線の左側は雪庇にクラックが入っているところもあり気をつけて登る。
11:22山頂はやや丸みを帯び木々は生えていない。山頂から飯豊連峰を眺めながら西に向かう緩やかな尾根を下り県境稜線から離れる。緩やかな尾根を進むとやや右に折れ左に登る尾根を進む。
11:55各山並みを見納め朝日連峰に向かい緩やかな尾根を下る。勾配は急で下り初めは尾根らしくない為間違ったのかと迷ってしまう。尾根を確認しつつ栗子川に掛かる橋方面に延びる尾根を下る。尾根は岳樺?の木々の中を下る。木々の間に通行を邪魔するものも無く直線的に下ることはできる。勾配はきついので注意が必要。
途中から尾根も狭くなり木々もヒバ?などの太い木々が多くなる中を下る。勾配は緩やかに変わっている。そのまま進むと旧栗子トンネルに登る道に出る。その道を横切りそのまま延長線に伸びた尾根沿いに下ることにした。しかし、太い木々の間に雑木が生えており歩きにくいコースであった。この道は今後利用を避けようかと思った。歩き難い尾根を進むと再度トンネルに繋がる道路に出た。
13:03ここから橋までは直ぐなので直線的に雪原を横切り橋に出て一息着きアイゼンやポールを片付け一息ついて車に向かう。
13:39無事車に到着し下山終了した。
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