竜王山:自分の山のルーツを辿って
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.6km
- 登り
- 202m
- 下り
- 202m
コースタイム
天候 | 天候:晴れ 気温:22度(山頂) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所:無いと思います 道迷い :無いと思います ロードバイクが下ってきて、背後からビュンと追い抜かしていきました。 ロードバイクは音がしないのでボーっとしてたら怖いです。 |
写真
感想
思ったより早く用事が終わり、時計を見ると、まだお昼の2時。
こんな良い天気の日に、このまま家に戻るのもどうかと思い、
自分の足で、自分の意思で、初めて山に登ったという確証を掴むため、
小学校1年か2年の時に学校の遠足か子供会等の類いで行ったと思われる
竜王山へ自分の登山ルーツを辿ってまいりました。
scene1:「回想」
俺の幼少時代、世間ではスーパーヨーヨーが大ブレイク。
そんな折、全米チャンピオンが、わざわざ近所にあるカスみたいなスーパーに
来るというから大騒ぎ。何故か日本語ペラペラのアメリカ人チャンピオンに
何の疑いも持たず、繰り出される技に目をキラキラ輝かせていた、そんな幼少期。
俺の地元、茨木の山といえば、忍頂寺、竜王山だ。
キャンプは銭原キャンプ場。駄菓子はたまご屋。これがセオリー。
これ以外は聞いたことがない。今もそうである。たまご屋が潰れた以外には。
というか、これ以外に無いだけの話なのだが・・・
そしてみんな口々に「忍頂寺の山によう登らされたな〜」という話は良く聞く話。
しかし、俺はいつもこの会話に疑問を抱いていた。
「はたして本当に、俺は忍頂寺の山に登ったのか?」どうしても思い出せない・・・
40年間も適当に話を合わせながら今日まできた罪悪感が日に日に増大し
私を押しつぶしていく。その地獄にも似た苦痛の日々から、今日解き放たれるのだ!
scene2:「油断大敵」
早速、車を置いて登山口へ。しかし幾ら探しても登山口が分からない。
登山口は子供でも分かるような、信号の前にある階段なのに、
何故かそこをスルーし右へ左へウロウロ。
「ヤバイ、スタンドのおばちゃんがこっちを怪しそうに見てるゾ・・・」
40年という月日が、忍頂寺の山はこういう山だというイメージを勝手に
植え付けていたのだ。「フン、人間はなんと身勝手な生き物なんだ」
やっと見つけた俺は、何事もなかったように階段を駆け上がり
樹林帯の中にさっそうと消えてやった。
登山道は、丸石がキレイに敷き詰めらた石畳が続いており少々驚いた。
しかし枝葉や落ち葉が石畳の上にかなり覆いかぶさり少し景観が悪く残念。
そうこうしていると分岐に。広い道に飛び出した。
しかし、そこはアスファルトの敷かれた普通の道。
これからさらに山深くなると勝手に妄想していた俺はそのギャップに興醒めだ。
道路を歩いているとその脇にアキノキリンソウだろうか。
健気に咲いている様を、俺のろくでもない写真に納めた時だった。
背後からもの凄いスピードで迫ってくる気配に殺気を感じた。
しかしFBIで鍛え上げた俺さまは、間一髪のところで交わした。
ヤツだ!ロードバイクに乗ったヤツだった。サングラスの奥の目が笑っていた。
やっぱりヤツは俺を狙っているようだ「フン、危ないところだったゼ。」
scene3:「俺は誰だ?」
登山道を半分以上登っても道はアスファルトなのでどうも気分を損ねる。
本当に俺はこの山に登ったのだろうか?幾ら思い出しても、断片しか思い出せなく、今歩いている景色にどうしてもリンクしない。
しかし、この山も例に漏れず少なからず歴史を感じる遺産物があり
それほど退屈はさせなかった。
というよりも、拍子抜けするほど、早く山頂に着いてしまったから
退屈する暇もなかったという方が正しい表現かもしれない。
そして目の前には高さにして15mはあるような立派な展望台がそびえていた。
俺のわずかながらの税金も使われて出来た展望台だ。遠慮なく登ってやった。
展望台からは、俺の家が上手い具合に樹木で隠れていて、とても残念だったが
それ以外は、まあまあだった。
空を見上げると、秋雲が浮かび影は少し延び始めて季節感を感じるが、
山の紅葉には、まだ早いようだった。
そして、俺のルーツを探る今回の旅。残念ながら、何も確証は掴めなかった。
本当に俺はこの山に登ったのか?実は俺こそが茨木人では無いのでは?
じゃあ俺は何人だ?この日本人離れした鼻の高さ、目と肌の色、足の長さ・・・
なに、いつの間にか手にはスーパーヨーヨー??
これはまるで40年前に見たスーパーヨーヨーの全米チャンピオンじゃないか!
次号につづく・・・
コメント
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里山もたむのすけさんのてにかかると
とてもドラマチックになるもんですね
FBIのくだりはツボだったんですけど、
女は現実的でございます。
ロードバイク野郎の滑落の件、
日本人離れした目と肌の色、あたりが
どこまでノンフィクションなんだか???
ちなみにうちのビタロは
顔はアラビア風、
肌は日焼けすると赤くなる白人タイプ、
であります。
そういや私その昔、
エマニエル坊やに似ているって
いわれたことがあるなぁ・・・
以上、余談ばかりですみません。
茨木にうちの市より高い山があるなんて
オドロキでした
山も街化してるんですねぇ
chamegonさん、コメントありがとうございます
読み直すとロードバイクはちょっと大袈裟過ぎですね。
何事もなく通り過ぎて行かれましたよ
JAROに訴えられる前に編集しとこ〜
>日本人離れした・・・
んな訳、ないない。
どっからどう見ても私は昭和と加齢の臭い漂うオッサン
>ちなみにうちのビタロは・・・
そんな公表すると、レコの顔写真に★マーク付ける意味がなくなり
>茨木にうちの市より高い山があるなんて
うそっ!そうなんや。ヤッター
低山キラーの私にとって、これはイイ山っすよ。
山の醍醐味は人それぞれ・・高山だけが山じゃないよ〜。
日本語ペラペラのアメリカチャンピオン、笑える〜
ヨーヨー時代もありましたね。
しかも、またもニュータイプ! ちょっとした感のイイヤツ。
「ねらわれた学園」の薬師丸ひろ子みたいな感じっすね。
やっぱり、超能力者? 鍛え方が違う!
今度、私がけん玉。師匠がヨーヨー。これは・・
タイムボカンシリーズの、ヤッターマンだ。
知ってます?確かヨーヨーは女子では・・師匠の女装、笑える。。
なんだ、、近く?にも低山あるんだ。
これからも、低山レコよろしくです。
お疲れ様でした〜。
そうッスよね。高山だけが山じゃないッスよね〜
ええ〜、僕が女装〜。最高じゃないッスか!似合うかな〜
セーラー服着て「おまんら許せんぜよ!」てスケバン刑事もええな〜
車で30〜40分ほど走ると山ありますよ〜。茨木市の半分ほどは山なんで。
そのほとんどが今回みたいな里山ですが、どれ位山に入れるのかな〜
今回は思いつきというか、ふと思い出したので(本当に登ったのか確かめに)
行ってみましたが次は計画立てて行ってみたいですね。
もう、感想に笑けて・・・
じゃなくて、、思わずのめり込んでしまいましたです。
そっか、たむちゃん ロードバイクにも狙われる 秘密組織の一員だったんだね
って・・・ロードバイクって何?
東海自然歩道って・・・富士山の近くを通ってるよね?
昨年、歩いたと思う!
って〜〜 皆様、車で30〜40分で があるなんて羨ましい・・・・
私、最低1時間半はかかるもん!
古墳なら 15分くらいであるかな・・・
古墳でもいいの?
って・・私の悪口言ってるでしょ〜!!
もう!プンプン
私だって、低山好きだもん!
>秘密組織の一員だったんだね
し〜っ、声が大きい。ヤツらに感づかれたらどうするんだ
フン、そうさ。あるプロジェクトから依頼された秘密工作員だ。隠語はTM隊。
て、ねえさん、高いお山ばっかり登ってて自分がKK隊っていうことを
忘れたんではあるまいな
ロードバイクていうのは、ツールドフランスみたいにって余計に分からんか
競輪の自転車みたいなやつで良く山道をユニフォームみたいなの着て走ってるでしょ。
あれってママチャリみたいにギコギコ音がしないクセに速いからビックリするんよね。
>東海自然歩道って・・・富士山の近くを通ってるよね?
おお、流石はお詳しい。富士五湖を通ってますね!
(今慌ててネットで調べたやんか )
大阪平野は狭くて山に囲まれているから、大阪の大抵の市には山があるんですよ。
ねえさんが行った港区。あんな海の横なのに天保山
古墳レコ。きっとアニキが喜ぶよ!
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