焼岳 秋雨の中の紅葉


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,006m
- 下り
- 895m
コースタイム
天候 | 終日小雨・霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ツアーバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
焼岳は2014年10月22日時点で噴火警戒レベル1 山頂付近に水蒸気と硫化水素の噴煙を上げる小規模の噴気口が複数あります。 近寄れる噴気口もありますが、足場の悪さと共に充分な注意が必要です。 南峰は立ち入り禁止。 |
その他周辺情報 | 今回は立ち寄りませんでしたが、登山口近くに中の湯温泉有ります |
写真
感想
秋の後半黄葉シーズン、終日小雨の中を歩きました。
平日ということもあってか、焼岳への登山者は、私たちのグループ以外の誰にもすれ違わず、静かな山を楽しめました。
カメラはザックに仕舞い込み、主に歩くことに専念。
登りは湿気と吐息で眼鏡が曇り、いつもより神経を消耗しましたが、
薄く白いガスがかかる中のしっとりとした黄葉や笹原もいいものです。
足元の蔓リンドウの実の深い赤、シロモノの実。
時折現れる幽玄な山の姿や、遠くに見える梓川。見上げた岩稜。
虹色のアイスクリームみたいな鮮やかな地表。
北峰山頂の目の前にあるはずの南峰でさえ、存在が分からなかったり、現れたり…。
山頂近くは硫化水素の臭いが時折感じられ、水蒸気を上げるいくつかの噴気口が有り、
旧火口と小さな火口池、そびえる南峰も並んでいた。
焼岳はコンパクトながら盛り沢山を、1日で楽しめる魅力的な山だと感じました。
穂高を眺めに、お天気のいい日にまた来たいな。
焼岳小屋で休憩をした時、数名の自衛隊員が駐留しているのと、テントが張られているのを見て少し緊張しました。
中の湯の登山口にも地元パトロールと思われる車と関係者の方がいらっしゃった。
火山活動の警戒が強化されているのかもしれない。
実は今回のツアーは、おんたけ休暇村による企画。
御嶽山の噴火より前の募集だったので、企画側も参加する側も少しばかり複雑な思いが交差しました。雨天のキャンセルはありましたが全体の参加者は21名で、気休めかもしれませんが、山頂周辺ではヘルメットを着用することになったのです。
(私は登山用ヘルメットは初めてでレンタル。軽い!新鮮でした。)
休暇村のガイドスタッフさんからは、御嶽山の噴火によるさまざまなお話を伺いました。
火山は美しく変化に富み魅力的で、温泉や観光などの恩恵とともに、危険で恐ろしい面も併せ持つ存在です。
冬に向かい、今後の山の動静が気になる所です。
前泊した日、御嶽山入山規制の際まで行き、被災された方々のことを思いながら献花台前から手を合わせ、犠牲者のご冥福を祈りました。
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