東海道 西行-1 宇津の谷〜浜松
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コースタイム
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:45
- 山行
- 9:40
- 休憩
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- 合計
- 9:40
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
宇津の谷
ここは静岡市の西の果てである。
峠の先は大井川水系。
静岡〜焼津・藤枝・島田の旧志太郡との間にはこの宇津の谷峠を越えるか、静岡の親不知ともいわれる大崩海岸を抜けるか、日本坂トンネルをくぐるかという、まあ果てと呼ぶに相応しい地。
以前自宅から自転車で丸子から宇津の谷に至り、江戸が今に残る強烈な印象を受けた。
宇津の谷だけでも、江戸期、その前、明治、大正、昭和と道が付け替えられ、昭和の道は国一の準高速道路となっている。
静岡市街まではどこで誰に会うかわからないのが嫌で、静岡市の外れを西行の開始点とした。
さて、宇津の谷 東海道筋でも屈指のタイムカプセルのような集落である。
なかでも御羽織屋は必見である。
秀吉の小田原攻めの際に下賜されたとされ、老婆から延々解説していただく。
今はどうなったのだろう?
今も現役だと嬉しいのだが。
街道を歩く著名人がおとづれ色んなものを寄付されたようであり、名簿をみるだけでも楽しい。
そのから峠を越えて、岡部宿・藤枝宿・島田宿と行く。
いずれも風情があってよい。
大井川では河渡しの遺跡があり、それを観察しながら、現在は大きな白砂の橋を渡る。明治以降、井川・川根で過度に堰き止められた公害のようなものだ。
河口まで水が来ない中国を笑ってはいられない。
日本でもこんな有様があることを知る必要がある。
また、これが、リニア 南アトンネル建設に対する不信、元々JR東海自体への不信を含め、様々入り乱れたものが、とりわけ大井川流域にはあるそうだ。
第一日目は宇津ノ谷〜掛川としたが、えらく遠かった。
大井川を渡った金谷から先が余りに何も無くて厳しいかった。
第二日目は掛川〜浜松。
掛川の御城は朝に行けるところまで行ってみた。
袋井は東海道中間点のアピリッぷりが激しい。
この道中では磐田が見所があって楽しかった。
静岡はやたら信金が多いのだが、そもそもの発祥が磐田だったり、旧宿名の見附に相応しく、富士が無理なく見えるのがこのあたりまでだとか。
浜名湖を北に回る姫街道の起点もここだし、天竜川左岸の渡しでもあったり。
天竜川・大井川の渡橋は、川幅が広く、歩道も狭いのでこれはこれでしんどかった。
浜松は戦災と工業地帯と都市化ゆえ、街道歩き的な魅力は少なく、お城くらいなものではある。
町中に来たなあと実感しながら歩くのもまた東海道らしさともいえるだろう。
昼から開いている居酒屋で4時前から打ち上げを行って、今回の行程を終えにした。
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