ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 539140
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

四連ちゃん北アルプスのラスト・晩秋の燕岳 初めての登頂

2014年10月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.4km
登り
1,466m
下り
1,446m

コースタイム

日帰り
山行
5:14
休憩
1:38
合計
6:52
7:05
9
第一駐車場
7:14
7:20
26
中房温泉
7:46
0:00
19
第一ベンチ
8:05
0:00
23
第二ベンチ
8:28
8:34
24
第三ベンチ
8:58
0:00
20
富士見ベンチ
9:18
9:23
12
合戦小屋
9:35
9:43
34
合戦沢の頭
10:17
10:38
3
燕山荘
10:41
10:48
22
いるか岩
11:10
11:35
17
燕岳
11:52
12:02
27
燕山荘
12:29
0:00
11
合戦小屋
12:40
12:43
12
富士見ベンチ
12:55
0:00
15
第三ベンチ
13:10
0:00
13
第二ベンチ
13:23
13:30
20
第一ベンチ
13:50
0:00
7
中房温泉
13:57
第一駐車場
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中房温泉登山者用第一駐車場
その他周辺情報 中房温泉 露天風呂
第一駐車場にも余裕あり。
第一駐車場にも余裕あり。
紺碧の空
朝日に輝く色付いた木々。
朝日に輝く色付いた木々。
第一ベンチ
カラマツ
第二ベンチ
第三ベンチ
合戦小屋だ。
槍ヶ岳が覗いた!!
槍ヶ岳が覗いた!!
飯縄山、黒姫山、妙高山、火打山
飯縄山、黒姫山、妙高山、火打山
手前、有明山(安曇富士)、向こうには浅間山。
手前、有明山(安曇富士)、向こうには浅間山。
合戦沢の頭で。
燕岳のピークが見える。
燕岳のピークが見える。
大天井岳
うっすら雪をかぶった槍ヶ岳。
うっすら雪をかぶった槍ヶ岳。
餓鬼岳と唐沢岳。行きたくなった。
餓鬼岳と唐沢岳。行きたくなった。
燕山荘を見上げる。
燕山荘を見上げる。
餓鬼岳の向こうに鹿島槍が見える。左、唐沢岳の向こうは蓮華岳だ。
餓鬼岳の向こうに鹿島槍が見える。左、唐沢岳の向こうは蓮華岳だ。
火打、妙高、黒姫、飯綱。
火打、妙高、黒姫、飯綱。
槍から穂高、白くなっている。
1
槍から穂高、白くなっている。
燕山荘への最後の登り。
燕山荘への最後の登り。
振り返る松本盆地。
振り返る松本盆地。
燕山荘と燕岳。
遠景は浅間山、手前は安曇野。
遠景は浅間山、手前は安曇野。
真正面は野口五郎岳。
真正面は野口五郎岳。
水晶岳から鷲羽岳への稜線。
水晶岳から鷲羽岳への稜線。
三俣蓮華岳から双六岳。手前はワリモ谷。
三俣蓮華岳から双六岳。手前はワリモ谷。
槍ヶ岳と笠が岳。真ん中に黒々としているのは、北鎌尾根。
槍ヶ岳と笠が岳。真ん中に黒々としているのは、北鎌尾根。
はるか下の沢筋は、湯俣のあたり。
はるか下の沢筋は、湯俣のあたり。
燕山荘のテント場。意外に狭い。
燕山荘のテント場。意外に狭い。
いるかと。
前穂まで見える。
前穂まで見える。
湯俣の谷が見えた。
湯俣の谷が見えた。
燕岳頂上
snow-gou氏と。
立山と剱岳。
鹿島槍と蓮華岳。
鹿島槍と蓮華岳。
餓鬼岳。
大天井岳と穂高連峰。
大天井岳と穂高連峰。
喜作新道の尾根。向こうには大天井と、さらに常念岳。
喜作新道の尾根。向こうには大天井と、さらに常念岳。
松本盆地と八ヶ岳。
松本盆地と八ヶ岳。
遠望は、南アルプス。
遠望は、南アルプス。
安曇野と浅間山。
安曇野と浅間山。
めがね岩
日陰には雪。
松本盆地
もう、落ち葉でいっぱい。
もう、落ち葉でいっぱい。
中房温泉に下りつく。
中房温泉に下りつく。

感想

黒部五郎を諦め、土曜日はFBイベントの天狗岳ゆるハイクにつき合ったが、翌日の予定について、燕岳をピストンすると言ったところ、snow-gou氏が同行してくれるという。北アルプスのどこかに行こうと思っていたとのこと。燕岳は想定外だったそうだが、それもいいなと、意見一致。
蓼科にある彼の拠点に泊めてもらい、翌朝、中房温泉へ向かうこととした。

天狗岳下山後、縄文の湯で汗を流し、夕食の買い出しをしてsnow-gou氏の隠れ家に向かう。
8時間たっぷり睡眠をとり、4時起床、5時出発。天気は上々。
諏訪から安曇野まで高速を走り、中房温泉第一駐車場に車を入れたのは7時前だった。気温はそれほど低くない。駐車場から温泉までは上を着たが、温泉でトイレに寄り、上は脱いだ。
ここを訪れるのは、初めて。賑わいで有名な場所であり、ルートだが、こういう混雑ルートを基本的に避けているので、来ようと思ったことがない。
唯一、大学生の頃に、餓鬼岳から燕岳、東鎌を経て槍ヶ岳への縦走をもくろみ、30キロ近い荷を背負って、友人と二人で信濃常盤の駅から白沢を経て登りはじめたことがある。残念ながら、友人がギブアップし、餓鬼岳へも到達できずに、引き返したのだが、このコースを想定したのはそれ以来になる。
余談だが、その友人は現在、某有名国立大学の哲学の教授である。当時中途下山に鬱憤の溜まった僕は、信濃常盤から松本を経て上高地に入り、小梨平にテントを張って、岳沢から前穂、奥穂、涸沢岳、北穂高岳を踏んで、涸沢、横尾と廻った。若き日の事である。

このルートの道の良さは想像通りで、三々五々、登っていく人たち、下った来る人たちとゆき合いながら、気持ちよく、テンポ良く、脚にストレスがかかることなく、登っていく。第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ。その後も富士見ベンチ、合戦小屋、合戦沢の頭、このインターバルはほぼ20分をキープし、快適に登って行った。
天狗岳のイベント登山に参加していた、中部地方の「えっちゃん」が、その前日に燕岳を登り4時間、下り1時間半でピストンしたと言っていたので、その記録とどうなのだろうとsnow-gou氏と話しながら登った。結果としては、休憩含んで登り4時間は切れたが、下り1時間半は無理だった。そもそも彼女、下りは走っているし。

それにしても、この季節、人は少ないが、気づくのが、若い人たちの多いこと。他のルートでよく見かける、中高年パーティーをほとんど見ない。大学生らしいグループをはじめ、大半が若者だった。ただ、下山時にすれ違った、登ってくる人たちはほとんど中高年の方々だった。

富士見ベンチからは富士山が望めた。snow-gou氏は10回以上登っているそうだが、ここから富士山が見えたことがないという。やはり、季節の違いは大きい。
頭上は真っ青な空、登るにつれ、喜作新道の向こうに、雪をつけ始めた槍の穂先が見え、北には餓鬼岳が見え、その向こうに鹿島槍が覗き、八ヶ岳、南アルプス、富士山、火打ち・妙高あたりが姿を現すと、いちいち興奮が高まっていく。
北斜面には雪がすでについている。
前週、槍ヶ岳に登ったが、いいタイミングだった。岩稜帯はすでに雪だ。

合戦沢の頭のベンチからは、四方にうっすら雪をつけた山々が出迎えてくれる。
燕山荘も深い青の空を背景に、姿を現し、高まった気持ちに、登りのテンポもあがる。燕岳が顕著なピークであることを、初めて見て、知る。
燕山荘前のベンチには余裕があった。最盛期の混雑は知らないが、のんびりしたこの雰囲気はよい。
そして展望には息をのむ。目の前に広がる、裏銀座の山々。真正面には野口五郎、水晶。北に目を振ると、立山、剣、そして鹿島槍、爺が岳、餓鬼岳、向こうには白馬岳も。もちろん、南には槍から穂高の一段高い稜線が聳える。
表銀座、東鎌尾根、きつそうだ。

いちいち目を奪われながら、写真は撮りまくる。燕岳へは白い花こう岩のゆったりした稜線を行く。途中、よく写真で見る、いるか岩をsnow-gou氏に教えられ、言われたとおりにイルカの調教風景を写真に納める。
ほどなく、白い道を登って、狭い頂上に登りつく。息をのむ光景。
明るい頂上。この周囲は甲斐駒にもちょっと似ている。
ここはいいところだ。

燕山荘には12時前に戻り、軽食を取って、さっさと下る。写真はずいぶん撮ったが、サクサク、トントンと、2時前に中房温泉に下りついた。本当にいい道で、脚にストレスはほとんどなかった。
中房温泉の露天風呂では、目の前の斜面の紅葉に午後の陽射しが当たり、それは優雅な時間を過ごせた。

いつもとは違う、山の一日。日帰り山としては、この天気、手ごろ感満載のいい山の日だった。

あれ、実働5時間14分か。登り4時間、下り1時間半の記録が実働だったら、あら、勝ってるじゃん。。。。
サクサク登って、トントン降りてきたけれど、たっぷり景色は楽しんだから。写真もたくさん撮ったし。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:724人

コメント

こんにちは♪
どこでも行けちゃうようなベテランさんお二人で燕岳、っていうのがなんかいいですね
(燕岳ってなんか、山ガール のイメージの山なので)
でもやっぱりさすがのスピードですね
うちはここは女友達と一緒に来て、オットとは登ったことないので、また行きたいです
でももう雪が降っちゃいますね〜
2014/10/30 10:24
Re: こんにちは♪
雪が来たら、また行こうかな、と思っています。
ここは、北アルプスの中でも、本当に手の入った山であると同時に、展望台としても、コース取りとしても、多くの人に楽しめる場所です。

特に、裏銀座に思いのある自分としては、感激ものでした。
2014/11/1 10:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら