年末年始オープン中の燕岳へ


- GPS
- 51:30
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 2,258m
- 下り
- 2,252m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 6:40
天候 | 26日:晴れ 27日:快晴 28日:吹雪後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
宮城ゲート、中房温泉受付、登山口それぞれに登山ポストあり。 宮城駐車場から中房温泉までの林道(約12.4km)はほとんど雪が積もっていて、 所々凍っている所があり、注意しないと滑って転ぶ可能性があり。特に28日は 凍った上にうっすらと雪がつもっているので、一度転んでしまった。 登山道に関しては、登山口からずっとトレースがあるが、問題なく登れる。 燕山荘から燕岳山頂までは、雪が風で飛ばされているが、吹き溜まりには しっかりとあるので、注意が必要です。 燕山荘は、コタツがあり、無料のミカンもあり、最高な一時を過ごすことが できる。 28日の下山時は吹雪で、トレースが消えているところもあったが、ワンドが 目印となり、ルートファインディングは楽でした。 (少し外れると、膝まで埋まってしまいますが。) |
その他周辺情報 | 下山後は、『しゃくなげ荘』で温泉につかった。400円と非常にリーズナブル。 |
写真
感想
S師匠と冬の燕岳へ。
26日、中央道の飯田付近では結構な雨に遭い、中房温泉までの林道歩きに
不安を感じたが、長野道に入ると雨は止み、うっすらと雪に覆われた山々が
見えてきた。豊科ICで降り、約30分で宮城ゲート手前の冬季駐車場に到着
する。ほぼ埋まっていて、残り5台程度の空きがあるのみ。早速準備を始めて、
林道を歩く。道には林道の終点まで(?)の距離表示があり、歩く目安になる。
宮城第2発電所の橋を越したところからは、道はまっ白な状態に。残り1km
になってからは勾配が増し、ペースが落ちる。スタートから3時間45分で
中房温泉に到着。到着後、まずはビールで乾杯し、温泉に浸かる。結構熱く、
冷えた身体にはちょっときつい。夕食までは時間があったので、持ってきた
焼酎を全て空けてしまった。部屋は大阪と奈良から来たペアの方と同室になる。
夕食後はテレビを見ていたが、することもなく、19時過ぎに就寝する。
27日、空を見ると星がよく見え、期待ができる。6時45分に中房温泉を
出発する。登山口から雪はあり、第二ベンチ手前でアイゼンを装着する。風も
なく、汗がどんどんと吹き出てくる。しかし、今回はこれを想定し、ファイン
トラック社のフラッドラッシュスキンメッシュというアンダーウェアを購入。
このおかげで、不快感は感じない。第三ベンチ手前で雲海に浮かぶ富士山が
見えてくる。スタートして4時間で合戦小屋に到着する。ここから少し登ると
木々の間から槍ヶ岳の姿を拝む事ができる。スタートしてちょうど5時間で
燕山荘に到着する。ここで休憩をとり、明日は天気が崩れるという予報なので、
天気の良いうちに燕岳を目指す。35分で山頂に到着。途中、風で雪がほとんど
飛ばされていて、吹き溜まりに残っている程度である。山頂からは360°の
大パノラマを堪能する。風もほとんどなく、最高のひと時を過ごす。
燕山荘に戻ってからは時間が大幅にあったので、燕岳が見える窓辺のテーブル
席で、軽く食事を取りながら燕山荘オリジナルワインをいただく。フルーティー
ですごく飲み易いワインだ。ベンチ席では足が冷えてきたので、横に4テーブル
ある、コタツに移動し、テレビを見ながらサービスのミカンを食べながら、時間
をつぶす。18時30分頃に夕陽が沈むというアナウンスがあったので、外に
出て、沈み往く夕を楽しむ。しかし、あまりの寒さにすぐに退散する。夕食は
評判通りおいしかったが、到着後に飲み食いしすぎた為、全て食べきることが
できなかった。山荘の方々には申し訳ないことをしました。
28日、2時頃に外の風の音で目を覚ます。うとうとしながら、時間をつぶし、
5時に1階に下りるとコタツが暖まりだしたのでそこで朝食までの時間を、本を
読みながら時間をつぶす。朝食もたいへんおいしかったです。期待した朝日は
予報通りに見ることはできず、外は吹雪の状態である。7時10分に下山を開始
する。どうやら我々が一番のようで、昨日まであったトレースが見えなくなって
いる。かすかに残るトレース跡や、ワンドを頼りに下っていくが、トレース幅は
50cm程しかないので、それを外すと膝まで埋まってしまう。合戦小屋までくる
と林の中に入るので、風はあまり気にならなくなる。ここには2張のテントが
設営されていた。途中の第三、第一のベンチ周辺にもテントが設営されている。
若かったら自分もそうしただろうが、今ではいかに軽量化するかがテーマとなり、
冬のテント泊はあまり考えられない。
2時間半で登山口に到着。後は林道を下るだけだが、凍った上にうっすらと雪が
積もっていて、歩き出してすぐに転んでしまった。これ以降は雪が多いところを
選びながら進んだため、結構、大回りに歩くことになり、駐車場に着いた時には
足を前に出すのがやっとの状態だった。
下山後は、近くの『しゃくなげ荘』で温泉に浸かって、脚をほぐし、『双葉』
という蕎麦屋さんで昼食を摂る。ここのそばは大変おいしかった。
快晴と吹雪という冬山らしい天候を体験することができ、有意義な山行だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ピーカンと吹雪。そして北アルプスの絶景羨ましいです。槍を望む夕焼けもバッチリですね。
この時期の雪は本当に白くていいですよね。私はGWに行ったことがありますが雪の色がね…
谷の向こうに見える北鎌尾根に魅せられたのではないでしょうか?近いうちに是非、北鎌尾根から槍の穂先に飛び出てみたいものです。
しゃくなげ荘のお湯熱くありませんでしたか?私は熱くて3分と湯船の中に浸かっていることができなかったように記憶しています。何はともあれお疲れ様です。
素晴らしい写真をありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する