三方崩山 想像以上に崩壊の進む痩せ尾根！

2014年10月31日(金) [日帰り]

• GPS: 06:05
• 距離: 8.4km
• 登り: 1,274m
• 下り: 1,268m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:20
• 休憩: 0:45
• 合計: 6:05

7:40 林道終点登山口
9:35 0:00 四等三角点
10:55 11:05 三方崩山
11:25 12:00 頂上まで0.8km標識
12:45 0:00 四等三角点
13:45 林道終点登山口

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

国道156号線の道の駅「飛騨白山」を目指します
道向かいにある林道が登山口の入口、三方崩山登山口と看板があります
車でも行けますが、途中までダート（その後舗装）
上部はヘアピンカーブが連続し、切り返しの必要な箇所が
一箇所あります
林道終点の余地に車が5台ほど置けます
登山ポスト、トイレはありません

コース状況／危険箇所等

登山口から小尾根まで、ジグザグに切られた急坂です
小尾根から少し緩みますが山腹を巻きながら主稜線に着きます
四等三角点を過ぎると、直登の急坂が徐々に始まり
次第にきつくなって行きます
道脇の灌木にロープが張ってあり、下山時とても助かりました

見晴らしの良い尾根道に差し掛かると足元に崩壊地が現れ
険しい岩稜も巻かずに越えます
滑落にご注意ください

「頂上まで0.8km」標識を過ぎた辺りから
痩せ尾根のうえ、更に崩壊が進んでいるザレ場、ガレ場が連続します
通行にはくれぐれもご注意ください

写真

10/31 7:38

高曇りの空
天気がこのまま持ってくれれば良いのですが…

10/31 7:38

林道終点登山口
駐車スペース5台程あります。終点間際の急坂ヘアピンカーブ一箇所切り返しが必要です。

10/31 7:47

紅葉たけなわ

10/31 7:47

平瀬温泉集落も垣間見え、急坂のジグザグ道で高度を稼ぎます

10/31 8:00

自然の創り出す見事な色合い

10/31 8:08

小尾根に到達
まだまだ枝尾根の感じ

10/31 8:08

やや急坂ですが気持ちの良い林

10/31 8:09

ブナと広葉樹が混在

10/31 8:19

黄葉が林を明るくしています

10/31 8:26

もうすぐ主尾根のよう

10/31 8:31

木の隙間に少し青空も見えますが、どうなるやら

10/31 9:00

頂上まで2.8km標識

10/31 9:02

崩壊が広がっている谷向かいの山

10/31 9:03

四等三角点
現代的な三角点表示、初めて見ました(*_*;

10/31 9:15

急坂が始りました。道端の木々にずっとロープが張ってあります。登りより、下りに助かりました。

10/31 9:31

左側が崩壊している尾根道

10/31 9:32

滑りだしたら止まらなそうな滑り台(T_T)

10/31 9:32

深い谷

10/31 9:33

なるべく右側を歩きます

10/31 9:41

振り返った尾根道は気持ちよさげなのですが…

10/31 9:46

谷間を覗くとぞくっとします

10/31 9:48

見る間に行く手が雲に覆われて行きます。残念！

10/31 10:10

登って来た道も雲に塞がれて行きます

10/31 10:15

左側がずっと切れ落ちています

10/31 10:25

振り返った尾根道

10/31 10:26

見えそうで見えないこの先の稜線

10/31 10:26

笹原の中の殆ど平坦な道も

10/31 10:27

行く手にピーク！

10/31 10:28

巻かずに行くピークの連続

10/31 10:31

岩の上に逞しく茂るコメツガ

10/31 10:32

頂上まで0.8km標識

10/31 10:32

0.8Km区間が崩壊の危険地帯の為か、随分長く感じました

10/31 10:37

痩せ尾根を慎重に下ります

10/31 10:39

ザレ場注意！

10/31 10:39

本日最難関地点
帰りは登り返しになるので、少し安心です

10/31 10:45

痩せ尾根歩きが連続

10/31 10:47

足元を確かめながら慎重に通過

10/31 10:57

登山口まで4.8Km標識に到達。遂に山頂です！

10/31 10:57

霧の三方崩山山頂

10/31 10:58

なんと二等三角点の石柱に山頂標識が結びつけられていたのでした(*_*;！

10/31 11:06

小雨がちらつき、記念撮影もそこそこに下山開始。一刻も早く痩せ尾根を通過したくなります。

10/31 11:08

時折雲が吹き払われて周辺の山が見えますが、シャッターチャンスを与えてくれません('_')

10/31 11:26

頂上まで0.8km標識
痩せ尾根を無事渡り終え、ここでゆっくり昼食休憩

10/31 11:35

一瞬見えたあの山影は奥三方山？もっと奥かも？

10/31 11:59

谷底がちらりと見えると俄かに高度感を感じます

10/31 12:03

越えて来た尖峰

10/31 12:03

遠ざかって行きます。晴れていたら、ずっと山頂を見ながら歩けるのでしょうね。残念です(;_;)

10/31 12:06

急斜面で頑張る岩とダケカンバ

10/31 12:08

そろそろ激下りに差し掛かります

10/31 12:13

谷間に平瀬温泉

10/31 12:17

御母衣ダムが見えました

10/31 12:22

尚も激下りの尾根道と彼方の御母衣ダム

10/31 12:45

四等三角点まで無事帰還

10/31 13:15

越えて来た痩せ尾根を思い出すと、この辺りの黄葉が実に穏やかに見えます

10/31 13:29

小尾根分岐
ここまで来れば後少しで登山口(^.^)

10/31 13:44

登山道入口の階段
右脇に頂上まで4.8km標識があります

撮影機器：

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

昨日の籾糠山は、これ以上はない秋晴れに大満足でした。
今日の三方崩山もそうであってほしいとの思いが強かったのですが
そんなに都合よくはいかず、やはり、予報でも下り坂でした。
雨が降りださずに居てくれたのは幸いだったと思います。

宿からすぐ登山口なのはとても有難く、朝食をしっかり頂いて出発。
記録を見ると殆どの皆さんが道の駅から出発しているようですが
昨日下見をした結果、車で林道終点まで行けるとわかり
林道往復の歩行時間を省けて、歩行時間の短縮になりました。

朝方、僅かに見えていた青空も、雲に覆われて行き
主尾根の小灌木帯を歩く頃には流れる雲に前後を
まるでからかうかのように隠される有様、
長い小灌木帯の尾根道から、岩稜の小ピークを幾つも乗り越え
痩せ尾根を慎重に通過して、ようやく山頂に近づくと、
コメツガの林では小雨が降っていて、地面が濡れていました。

くどくなりますが、山頂付近1km圏内の痩せ尾根は崩壊が進んでおり、
明らかに危険な状態で、雨が降る前に通過したくて
昼食は諦め、記念撮影のみで、早々に山頂を後にしました。
白山を筆頭に奥飛騨の山々の大展望台と期待していたのでとても残念。

急坂も交えた長い尾根歩きに、何故か大笠山を思い出していました。
猿ヶ馬場山といい、御前岳といい、そしてもっと奥深い笈ヶ岳といい
奥飛騨には、籾糠山のようなとても親しみやすい山もありながら
困難な奥深い山がつい隣に存在していることに驚かされました。
底知れない魅力を秘めた山域なのではと、改めて思います。