北岳（冷たくも温かい、南ア主峰）

2014年11月04日(火) ~ 2014年11月05日(水)

• GPS: 12:07
• 距離: 15.7km
• 登り: 2,028m
• 下り: 2,030m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:01
• 休憩: 1:02
• 合計: 6:03

距離 7.1km 登り 1,648m 下り 291m

9:05 広河原
9:17 9:18 白根御池分岐
10:50 11:01 二俣
13:11 13:34 八本歯のコル
13:46 13:53 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
14:15 14:30 吊尾根分岐
14:46 14:51 トラバースルート分岐
15:08 北岳山荘

2日目

• 山行: 4:32
• 休憩: 1:26
• 合計: 5:58

距離 8.6km 登り 386m 下り 1,756m

6:53 北岳山荘
7:15 7:18 トラバースルート分岐
7:33 7:43 吊尾根分岐
7:56 8:12 北岳
8:31 8:39 両俣分岐
8:46 8:49 北岳肩ノ小屋
9:18 9:36 小太郎尾根分岐
9:43 9:47 草すべり分岐
10:44 11:02 二俣
12:29 白根御池分岐
12:38 12:44 広河原山荘
12:46 広河原
12:51 広河原インフォメーションセンター

天候

1日目　晴れ　　2日目　晴れときどき曇り、雨、雪、みぞれ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奈良田第一P　8：05発----広河原　8：50着

コース状況／危険箇所等

1日目
標高2000m以上は雪と氷。
上り八本歯コルの梯子が始まる頃からアイゼンを着けました。
八本歯コル以降の稜線はアイゼン不要でした。
2日目
山頂〜肩の小屋ルートで下山。
アイゼンは使わなかったが、肩の小屋のアイスバーンでみごとなシリモチ（笑）

写真

11/4 7:26

甲府南IC〜奈良田P
夜中に到着。

11/4 7:27

仮眠して朝を迎えた。

11/4 8:51

バスにゆられて約1時間、広河原到着。
登山届けは2階受付。

11/4 9:02

ちょっくら遅いスタート！
橋の上から空を望むと・・・。

11/4 9:02

南アルプスの主峰、北岳のオヤジがデ〜ンと座ってました。

11/4 10:57

高度を上げると、お目に掛かるのが鳳凰の稜線。

11/4 11:52

標高2000m位から沢もすっかり凍る・・。

11/4 12:29

アイゼン着けた方が楽そう！
ここでアイゼン装着。今シーズン初デビュ〜！
いよいよ冬だね！

11/6 13:23

いよいよ梯子の始まり〜！
しかし、アイゼンとスゲ〜相性悪い。。。。

11/4 13:11

バットレス横目に・・・。
も〜ヘベレケ！！
バテた〜！

11/6 13:23

稜線までまだある・・・。
3000m直下、息がもたない・・・。

11/4 13:18

ようやく八本歯・・・。
ここで、若いお兄さんに追いつかれる。
俺：「何時にスタートしたの？」
お兄さん：「11：00です」
俺：「ゲ〜！」

11/4 13:30

振り向いたら富士が笑ってたよ・・。
富士：「ケ、ケ、ケ・・・」
ここまで富士が見えていた事すら知らずに必死に登ってた（汗）

11/4 13:30

間ノ：「オヤジ！身の丈を知れよ！もう年なんだよ！」

11/4 14:27

富士：「モンキー・・。もう若くないんだぞ。膝がよくなっただけでもメッケ物だぜ。」

11/4 14:27

御岳：「人生も山登りも同じだよ。一歩々歩むんだよ。」

11/4 14:31

ヘベレケになった俺は、親父の山頂を諦め小屋に向かいました・・・。

11/4 15:06

明日、間ノ岳をピストンする予定でしたがバスの時間が最終14：30。
無理をせずに断念しました。

11/4 16:47

富士と月と夕日がモンキーを激励してくれました。

11/4 16:50

また、この夕日を見に来るよ！

11/4 16:52

真っ赤に焼けたオヤジが教えてくれました。
オヤジ：「いい勉強になっただろ〜。俺達はいつでもここで待っているからよ！」

11/4 16:52

富士：「明日は必ず来るよ！」

11/4 16:53

富士：「また来れる為に努力しなさい」

11/4 16:56

富士：「間ノの言う通り。
仕事だってそうだろ〜。身の丈を知りながら、一歩一歩頑張って来たんだろ！」

11/4 17:56

山荘最終日。
忙しい中、ありがとうございます。
いただきま〜す！

11/4 17:56

おふの味噌汁！
59歳で他界した父親はふの会社を営んでいた事もあったので感無量・・・（涙）

11/4 18:34

しか〜し！
相変わらずおバカな、もうすぐ49歳（汗）

11/5 6:18

翌日、ご来光は見てませんでしたが天気はまずまずでした。

11/5 7:30

間ノ：「何時でも待っているから！必ずまた来るんだよ！」

11/5 7:34

昨日はここで断念しました〜（笑）

11/5 8:00

北アも笑顔で見つめていました。

11/5 8:01

鳳凰三山。裏には金峰を始めとする秩父の山々。

11/5 8:01

そして、キング富士山！

11/5 8:02

白峰三山の稜線。

11/5 8:02

そして、中央ア。

11/5 8:05

オヤジ！スゲ〜よ！
全てが見下ろせるぜ！！！

11/5 8:07

オヤジ：「お前も、もっと成長せなアカンな・・・（笑）」

11/5 8:14

間ノさん！また来るね〜！」

11/5 8:18

お！肩の小屋！

11/5 8:30

アイゼン無しで下りましたが、気をつけましょう！

11/5 8:44

肩の小屋も冬眠です。

11/5 8:50

槍様〜！
あんたはカッコえ〜！

11/5 8:54

仙丈の右に穂高連峰。

11/5 8:54

甲斐駒の右に白馬連峰。

11/5 8:55

八ツも威風堂々。

11/5 8:55

中央ア。

11/5 8:55

鳳凰三山、秩父連山。

11/5 9:02

富士山

11/5 9:15

バット持ったオヤジ！

11/5 9:15

気をつけてくださ〜い。

11/5 10:51

二俣で雨に雪にアラレが降ってきました。
山の天気は変わりやすい・・・。
我が家の・・・・。

11/5 11:33

最後に虹を2回もプレゼントして頂きました〜！
1回目

11/5 11:59

2回目

11/5 12:34

お世話になりました。

11/5 12:41

無事、下山！

11/5 13:04

バスの待ち時間2時間（汗）
それから5時間の道のり（汗）

11/5 20:43

道の駅で買った地元の山芋と広河原で頂いた南ア天然水で酎ハイ（笑）
お疲れ〜！明日から仕事頑張ろう！

撮影機器：

PENTAX K-50 PENTAX

PENTAX Optio WG-2 PENTAX

感想

NikkoMonkey

今回の山旅は当初、二泊三日で白峰三山を縦走する予定でしたが、北岳にアツ〜く教えて頂きました。
11月10日で会社を起して4年が経ちました。
その間、色々な事がありました。
登山復活もこの時でした。
復活の理由も現実逃避が半分以上・・。
仕事もなかなか軌道に乗らず。
死んでもいいやと、投げやりの気持ちの中、冬山突入。
しかし、今までの山旅で沢山の事を教わったのでした。

山を乗り越え、仕事を乗り越え。何とか4年。
今では、沢山の人達に支えられ、支えなくてはならない責任も増え。
その方々に沢山の恩返しをしなければならない自分自身になった事。
しかし、身の丈も知らずに慢心な自分自身。
膝へのお灸もそうだたのでしょう・・。
八本歯で息が上がった時には痛感させられました。
吊尾根分岐でザックをデポして、それでも山頂目指して途中まで上がりました。
が、断念。
これが、今の自分自身の現実。
現実を知り、今出来る事の最善を全力で努力する。

「地味でも良いんだ。一歩一歩自分らしく歩みなさい。あせるな、遠回りも無駄ではないんだよ。」
「これからも、もっと頑張りなさい。背伸びせずに・・・。」

冷たく凍りついた南アルプスの主峰北岳の親父は、熱くそんな事を教えてくれたような気がします。

間ノ岳！必ずリベンジに来るぜ！もっと立派な山男になってな！！
首を洗って待ってろよ〜！（笑）

ありがとう北岳、間ノ岳、農鳥岳。

コメント

kazuto645

初めまして。
NikkoMonkeyさん　　初めまして

北岳のレコ、楽しく拝見させていただきました。　以前より日記を拝見していましたが膝はもう大丈夫でしたか？　　　

私は山登りはまさに人生そのものだとおもっています。　　辛い事の後には必ず楽しい事が待っている。　　大樺沢の上部からはとても辛いですよね。アイゼン装着であの梯子地獄を！

”「地味でも良いんだ。一歩一歩自分らしく歩みなさい。あせるな、遠回りも無駄ではないんだよ。」
「これからも、もっと頑張りなさい。背伸びせずに・・・。」”　　

いい言葉です。

　お疲れさまでした！

NikkoMonkey

Re: 初めまして。
kazuto645さん、初めまして。
コメ、ありがとうございます。
人生の先輩からお褒めを頂く様で恐縮です

膝ですが、不思議と調子良いです
今日は筋肉痛で太股も脹脛もパンパンですが
下りはゆっくり、中腰まではいかなくとも少しかがんだ感じで歩いています。
膝上の筋肉に負担はかかりますが関節自体は痛くならないで歩けてます。

ご心配ありがとうございます。

爆弾を抱えての山登り、いつまでの登れるように気をつけます。

今回、ご主人74歳のご夫婦と知り合いました！
私とタイムが30分と変わらないんですよ
仲良くいつまでも山登りできる御夫婦が羨ましかったです。

お互い、いつまでも歩けるように健康に気を付けましょう

oyeees

お疲れさまでした！
NikkoMonkeyさん

お疲れさまでした
おっしゃっていた通り行ってきたんですね
同行できなくて残念です

でも、なんだか大変そう
間ノさんはまた来年ですかね？
山も人生も一歩一歩・・・。

かなりの負担かと想像しますが、膝の具合はいかがでしたか？

NikkoMonkey

Re: お疲れさまでした！
oyeeesさん、いつもこのジジ〜を心配してくれてありがとうさんです

ん・・・。来年行けるように頑張ります
間ノの首は、塩見からスパっと頂いてやろうかな

tomhig

一歩一歩自分らしく歩む
おはようございます。
山行記感動しました。
山登っていると自分の心と対話するようになりますよね。
頭も身体も洗い替えできる感じが私も大好きです。
鳳凰山もそうですがこの山行記でも山登り楽しんでらっしゃる様子が伺えました。
私も北岳大好きです。