本社ヶ丸〜清八山〜三ツ峠山

2010年01月09日(土) [日帰り]

• GPS: 08:22
• 距離: 17.9km
• 登り: 1,832m
• 下り: 1,820m

コースタイム

07:05 笹子駅
08:15 林道交差
09:05 1377m稜線
10:15 本社ヶ丸山頂
11:00 清八山山頂
12:40 三ツ峠山山頂
14:40 達磨石
15:30 三ツ峠駅

天候

快晴

コース状況／危険箇所等

昨夜舞った雪の影響で朝は山麓付近でもうっすらと積雪していました。

笹子駅から1377m稜線に向かう登山道は取り付きこそ明確でしたが、登り始めると
だんだんと踏跡が薄くなり、途中でようやく本来登山道が取り付けられている尾根
と別の沢筋を登っていることに気がつきました。道なりに進んでいたつもりですが、
注意していないと誤って沢道に進んでしまいますので今日のようにうっすら
と新雪が積もった日には気をつける必要があります。

1377m地点から本社ヶ丸山頂までは明瞭な尾根道歩きで、道を失う事はないと思います。

本社ヶ丸山頂から清八峠までは痩せた岩尾根である上に中途半端に積雪がある
ため、岩の上や根の上は非常に滑りやすくなっていました。アイゼンが必要かどうか
は微妙ですが、慎重に進む必要がありました。

清八山から三ツ峠山までは一端もったいないくらいに高度をさげてしまいます。
最低部のコルからは一気に三ツ峠山に向かって登っていきます。このルートは
あまり踏まれていない上にマーカーのようなものは殆どありませんので、今日の
ように新雪が積もった直後はある程度の判断力が必要かと思います。

三ツ峠山から三ツ峠駅までは屏風岩を巻くように下ったあとは一気に高度を下げて
いきます。登山者が多いルートということもあって深くえぐられた登山道はやや
歩きにくい感じがしました。

達磨石まで下ればあとは約1時間弱の舗装路歩きとなります。大山祇神社付近までは
結構な勾配がありましたので、疲労の溜まった足にはかなりこたえました。

三ツ峠駅からは三ツ峠山の全景を見る事ができます。

写真

1/9 7:06

6:58着の電車で笹子駅に到着。昨夜の雪の影響でこの付近でも薄ら白くなっています。

1/9 7:16

線路沿いの道を西進するとやがて登山口。

1/9 7:20

沢筋の踏跡に沿って登って行ったが、実はこの道は間違い。

1/9 7:29

本来の登山道に向かって急斜面の沢筋を水平移動。

1/9 8:02

ようやく本来の登山道に合流。

1/9 8:15

一端林道を横切ります。

1/9 8:30

大きな鉄塔の下を通過。鉄塔付近は視界が開けているので意外と重宝。

1/9 8:35

朝日の眩しい尾根を進む。

1/9 9:06

1377mの稜線に出ると三ツ峠山が見えてくる。

1/9 9:20

本社ヶ丸に向かって明るい尾根を進む。

1/9 9:22

またも大きな鉄塔を通過。

1/9 10:01

宝鉱山からの道と合流すれば本社ヶ丸山頂はもうすぐ。

1/9 10:16

本社ヶ丸山頂。後方は大菩薩嶺。

1/9 10:18

本社ヶ丸山頂から見る南アルプス。甲斐駒、鳳凰三山、仙丈ケ岳、白根三山、荒川岳、赤石岳、聖岳が一望できる。

1/9 10:18

同じく本社ヶ丸山頂から。八ヶ岳と奥秩父の山々。

1/9 10:19

これから目指す三ツ峠山の向こうに富士山が綺麗です。

1/9 10:42

清八山に向かって下る尾根。狭い岩尾根で積雪があることから慎重に進む。中央のピークは黒岳、右側の三角のピークは釈迦ヶ岳。

1/9 10:50

清八峠。三ツ峠山に向かうには一端清八山へ向かう。

1/9 10:59

清八山山頂。後方は先ほど歩いた本社ヶ丸。

1/9 11:08

清八山直下まで林道が通じているようです。

1/9 11:32

三ツ峠山に向かうためには一端もったいないくらい高度を下げます。後方はこれから登り返す三ツ峠山。

1/9 11:47

いよいよ急な登り返し。

1/9 11:59

あと少しで三ツ峠山。

1/9 13:18

たくさんの電波塔の脇を通過すると三ツ峠山の山頂です。

1/9 13:31

屏風岩の直下を巻くようにして達磨石を目指す。

1/9 13:40

こんなプチ氷瀑も。

1/9 14:40

達磨石まで下山。言われてみると達磨そのもの。

1/9 14:52

あとは三ツ峠駅に向かって舗装路を進む。

1/9 15:33

三ツ峠駅は小さな駅ですが、駅員のおばちゃんがちゃんといました。

1/9 15:43

三ツ峠駅のホームからは三ツ峠山が良く見えます。

撮影機器：

Canon IXY DIGITAL 70 Canon

感想

teri

快晴の3連休初日ということもあり、笹子駅から三ツ峠駅まで、本社ヶ丸と三ツ峠山
を巡りながら歩いてきました。

昨夜21時頃に盆地でも雪が舞った影響もあり、朝は山麓付近でもうっすらと積雪が
あり、午後になっても北斜面にはずっと雪が残っていました。南斜面の積雪は午後
には山頂付近を除いてほぼ溶けていました。

本社ヶ丸の山頂は狭い岩峰といった感じですが、東側の一角を除いてほぼ360度の
パノラマが楽しめる素晴らしいピークでした。南アルプス北部から中部にかけての
白い山並みを一望することができました。三ツ峠山からは富士山を間近に真正面に
見る事ができるのですが、時間帯が悪かったせいもあって逆光になってしまい、
快晴だったのですが青空に浮かぶ富士山というわけにはいきませんでした。逆ルート
であればもっと素晴らしい富士山を見る事ができたかもしれません。それでも
富士山の稜線がテカテカに光っているのはよく見えました。

時間に余裕があれば三ツ峠駅方面ではなく河口湖方面に向かうつもりでしたが、
日没の早いこの季節ということもあり、無理をせずに三ツ峠駅方面に下りました。
このルートは屏風岩の直下を巻いていくということもあり、なかなか迫力のある
景色を楽しむことができました。

今日は気温は低かったですが絶好のお天気に恵まれ、楽しい山歩きとなりました。
この時期の御坂山塊は積雪量次第かもしれませんが、藪に悩まされることなく歩く
ことができますのでお勧めかもしれません。