大峰山系・釈迦が岳南面 バリエーションルート原登テント泊


- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,452m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
【11/9(日)】8:00出発→深仙小屋8:55→小仲坊10:40→車止め11:30
天候 | 8日晴れ、9日雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
GPSと地図、コンパスを頼りに道なき道を行きます |
写真
感想
初めて原登に参加しました。読図技術や体力、ルートファインディングなど課題が山積していますが、全く人気のない深い山の中で岩を乗り越え藪を漕ぎ漕ぎ、冒険のワクワク感がいっぱいの山行でした。
11月7日の夜は道の駅でテント泊。翌日まだ暗い早朝の林道を車で走っていると鹿や猪と出会いました。
【11/8(土)】6時出発で林道を歩き小仲坊へ6:35着。淡い紅葉が美しい一般登山道はテープや看板もあるが登りで息が切れる。こまめに地図とコンパス、GPSを照合。
一般登山道を約90分歩いた後、登山道を外れていよいよ原登の始まり。登攀具を装着し不測の事態に備えた。
落ち葉でふかふかな尾根を下る。数カ所に熊と思われる糞が落ちていた。尾根を下りきると白い岩が美しい立派な沢を越えて北西に向かって藪こぎする。先頭を歩いたが、おかしな道に行くし、歩きにくい藪を選ぶし、苔のついた岩で滑って60cmほど落っこちておしりを強打するしで、散々だ。
しかも、いつの間にか尾根を間違えた。途中でGPSやコンパスで確認したし、いったいどこで間違ったのだろう?軌道修正のため、枯れた沢筋を下り、向かいの尾根を目指して浮いた岩だらけの急斜面をあがる。
次の尾根もハードだった。急坂はもちろん、左右切り立った尾根の上にある岩や木を乗り越える。
お助け紐を出して慎重にクライムダウン。大きな岩を巻いて木の根草の根を足場に湿って柔らかい土の壁を登りきったら、次はヌルヌルと苔のついた岩を登る。岩Bで教わった技を実践し、割とスムーズに登れたのが嬉しい。
膝の高さの笹藪を登る。足の滑ること滑ること。バテて身体に力が入らず半分ゾンビ状態になってしまう。見かねたHさんにアミノバイタルをいただくとゾンビ状態が半分→4分の1まで復活!今回ほどアミノバイタルの効果を感じたことはない。
釈迦が岳は1800m。高度計を見てあと200m、100mと自分を励ましながら登る。そしてふいに山頂直下の一般登山道にでた。踏み固められた道のなんと歩きやすいことか。
登頂16時、記念写真を撮ってテン場の千丈平へ向かう。水場の水量も豊富で気兼ねなく酒が飲める!と皆喜ぶ。鳥鍋、ご飯も炊いて美味しい夕食に満足。ゴロゴロしながら飲もうと思うが寝袋に入った途端寝てしまう。19時就寝。
【11/9(日)】のんびり6:30に起きて朝食は鍋の残りで雑炊。天気予報通りの小雨でやむなく一般登山道で下山8時。深仙小屋の後方の四天岩の眺めが雄大。大日岳は素通りする。濡れた木の階段や岩が滑り2度も転んでしまった。霧に霞んだ森が幻想的。小仲坊10:40到着。立派なトイレをお借りし小仲坊のご主人と犬にごあいさつ。下山後カメラマンで賑わう不動七重滝を見学して上北山温泉で汗を流し、美味しい柿の葉鮨を食べて帰路に就く。(SI)
大峰山脈のほぼ中央にある釈迦が岳の南面尾根を原登した。
前鬼川の上流部になるこの尾根は踏み跡及び赤テープは皆無で原始の趣が漂っていた。
途中一か所、ロープを使用した。行程は見晴らしはさほど良くなかったが、ひどい藪漕ぎもなく、岩場をすり抜けるような形で釈迦が岳の頂上に突き上げた。
メンバー全員よく頑張った。
食料について、
今回は白米を炊飯した。次世代に引き継ぎたい。
『原登』、これって自由な山登りの一歩じゃない?
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