黒沢山とカキツバタ(小川の宮〜福井峠〜黒沢山〜沼池〜名寄松〜小川の宮)【紀美野町、和歌山県】


- GPS
- 03:43
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 622m
- 下り
- 614m
コースタイム
- 山行
- 3:39
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 3:42
生石ヶ峰登山者駐車場 742 ― 小川八幡 745/747 ― 宮前橋分岐点 748 ― 福井峠 810 ― 菖蒲滝分岐 816/滝往復/820 ― 県道193号に合流 822 ― 総合福祉センター角 833 ― 舗装路の尽きるT字路 857 ― 登山道に合流 910 ― 展望地点 913 ― 次の展望地点 918 ― 黒沢山 933/935 ― 山頂下展望地点 937/951 ― 沼池 1000/1010 ― 名寄松 1042 ― 林道横断 1044 ― 林道横断 1050 ― 舗装路へ 1056 ― 林道から山道へ 1100 ― 登山道入口 1112 ―小川八幡 1121/1122 ― 生石ヶ峰登山者駐車場 1125
● 行動時間 03:43
天候 | 晴れ、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(和歌山=生石ヶ峰登山者駐車場) 駐車場―福井峠―県道169号―黒沢山―沼池―名寄松―駐車場 (生石ヶ峰登山者駐車場=和歌山) ●登山口へのアクセス ○小川八幡近くの生石ヶ峰登山者駐車場 ・阪和道「海南東IC」からであれば、県道18号から国道370号を経由して行く ・駐車場は小川八幡神社の手前約300mにある ・駐車場は、約30台程度、無料 ・1年半前にも来たが、当時はなかったトイレが整備されていた (いずれの記述も2023.05現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○生石ヶ峰登山者駐車場〜福井峠〜県道169号 ・舗装路歩き。古くからの道であろう。曲がりくねりながらも地図通りの一本道だった。特段の道標はない ・途中には菖蒲滝がある。滝にも名称標示がないが、県道側入口には滝を案内する看板があり、そこにはこの名前が示されている ○県道169号〜黒沢山 ・紀美野町総合福祉センター角を左折し舗装路を山へ。林が濃くなってくると廃屋が続く。やがて舗装路が途絶えT字路に突き当たるので、左の杣道へ。 ・杣道を行くうちに小尾根を上る踏み跡があるのでそれをたどると、林道と黒沢山を結ぶ山道にぶつかる。あとはそれを進めば山頂へ ・杣道で小尾根までには特にマークはない。踏み跡を頼りに進む。杣道は多数あるので、方向を間違えないよう意識しながら進む。小尾根にはテープ誘導があるので、それも参考に ・山頂への山道は明瞭な道取りであり、ルートにはテープ誘導がある ○沼池〜名寄松 ・途中に不明瞭な区間があるはずだが、あいにくにもその区間を誤って杣道で回避してしまったのでよく判らない。杣道は決して歩きやすいものではなく、かつマークもないので進められるものではない ・その前後には、テープ誘導もあって比較的歩き易い ○名寄松〜小川の宮 ・林道に併走する山道を進む。山道は沢筋道の区間が多い。途中からは山道も舗装路となるが、最後は再び山道に戻り、短絡的に奥佐々集落に至る ・この区間には地元が設置した案内標示が建っている (いずれの記述も2023.05現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・コンビニエンスストアは国道370号沿いでは紀美野町の野上市街地にある。また県道や旧道にも複数ある ・飲食店は、国道370号の海南市内、紀美野町内に複数あり。また紀美野町野上市街にも複数ある ●日帰り温泉 ・紀美野町内では「美里の湯」。南下し、有田川町に入れば「かなや明恵峡温泉」などがある ・和歌山市内、海南市内には、日帰り温泉やスパは複数ある (2023.5現在) |
写真
感想
カキツバタで有名な黒沢山へ向かった。聞くところでは、GWではやや早く、半ばまでの間が一番の見ごろとのこと、狙ってこの日とした。
とはいえ雲行きが芳しくなく、午後は雨という予報になっている。早起きして向かうこととした。
生石ヶ峰への駐車場に着いてみると先達車が2台。ふつうは生石ヶ峰へと向かったのであろう。こちらは小川八幡さまにお詣りをした後、生石方面とは別れて野上を目指す。
福井峠を越える道は古くからの通い路なのか、曲がりくねってはいるが峠を越えて小川と野上を短絡している。道ばたには祠や仏様がいくつも現れる。峠手前の祠の前には二人のおばさまが座り込んでいる。わざわざそれぞれが車で乗り付け、お詣りがてらに朝から話し込んでいるようだ。時間が緩やかに流れているようだ。
峠を過ぎると溜め池の先には滝音が聞こえる。進んでみると、滝と祠が見える。渓谷でもないところに滝があるのは珍しい。信仰の対象にもなろうというものだ。
県道に出て、しばらく貴志川に沿って進む。総合福祉センターの角を曲がり山へと向かう。いよいよ黒沢山への上りだ。樹林の中の舗装道を進む。道には枯れ松葉が堆積しており、轍はあるが、あまり利用されている感はしない。途中には何軒かの家屋があるものの、どれも廃屋のようだ。いよいよ急坂に成舗装もコンクリート舗装に変わると、それから程なくで舗装路は終わった。
舗装路の終わりは行き止まりT字路になっている。左手の道へと進むが、普通の杣道のようで、わずかに感じ取れる踏み跡を頼りに上っていく。最初のうちは、作業車でも通るのか緩い勾配でジグザグに進む。やがて小尾根にたどり着くと踏み跡はまっすぐに尾根を上っていくようだ。一登りすると別の尾根と合流、そこからはテープ誘導に従い上っていく。上りきるとハイキングルートらしい道に合流する。この道は、林道から山頂へと向かうルートで、黒沢山への最短の登山ルートでもある。
登山ルートに入ってからは、道幅もありテープもしっかりと付けられた道を緩やかに進む。眺めのあるポイントもあり、山歩きらしくなる。厳しい上りもなく山頂へ到着。
山頂は眺望がない。少し先には見晴らしがあるとのことなので進んでみる。確かに西から南にかけてが一望できるところがあった。あまり整備のなされていないその一帯で一休みとした。
そのポイントからは、生石ヶ峰や鏡石山など近隣の行ったことのある山々が見えるだけではなく、遠くの鋭鋒も見える。残念ながら同定が難しいものもあるが、展望を得て気分もいい。
一息ついて、下りへ。歩き易いよく踏まれた道を下りていくと、突然先のほうの樹間から紫の光が飛び込んでくる。沼池だ。近づいてみるとまさにカキツバタの一大群落。花は盛期をやや過ぎているようだが、その分ムラサキが濃いように感じる。
しばらく佇み、花に癒やされる。
やおら出発。名寄松への道は、途中不明瞭とのことで、特に“踏み跡の薄い急斜面を下降”するとのことだ。暫くは悩みなく進む。そのうち倒木だらけの中、踏み跡以外はあてにならない道となり、小尾根を乗り越したら沢沿いに少々下ってあとは斜面をへつるようになる。どうやら途中でルートを外したようで、本来ルートは途中もしやと思った尾根に沿った道だったようだ。
こちらのルートも名寄松方向へと向かっているのであながち間違いでもないだろうと思い、そろりそろりと進む。それでも上りに有った杣道どころの比ではない斜面のへつり跡をたどるうちに踏み跡は上り始める。少々上ると尾根上の歩き易い道に出た。尾根道を振り返ると、前々から尾根上に道は続いているようだ。やはり間違えてしまったようだが、その分、“踏み跡の薄い急斜面”を降りることはなかったということかもしれない。
やがて名寄松。そこからは生石ヶ峰へのルートも兼ねており、案内標示も現れる。少し進むと林道もあるのだが、それと併走するように付けられた山道を降りる。途中で林道を二度横断しやがてまっすぐに降り続けると、奥佐々の集落そばに顔を出した。
帰りも八幡さまにお詣り。無事の帰還の感謝をお伝えする。そして車に戻ると雨が降り始めた。
今日は、天気にはギリギリのところで恵まれた。これはひょっとしたら小川八幡様の御利益なのかもしれない。
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