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Yamareco

記録ID: 5572393
全員に公開
ハイキング
比良山系

大岩谷から葛川越。烏谷山経由で荒川尾根下山

2023年06月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:20
距離
13.9km
登り
1,047m
下り
1,037m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:03
休憩
0:17
合計
5:20
距離 13.9km 登り 1,047m 下り 1,047m
8:11
30
8:41
8:42
14
8:56
8:57
15
9:12
98
10:50
10:51
14
11:05
11:12
12
11:24
11:25
72
12:37
12:43
47
13:30
1
13:31
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き:JR志賀
帰り:JR比良
コース状況/
危険箇所等
大岩谷分岐から谷側に進むと、倒木やルートが切れ落ちていたり、危険個所が多いです。
その他周辺情報 JR比良駅前の「一休」で下山ビールできます。
サワシバの果穂が重たそうに垂れる季節となりました。
2023年06月04日 08:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 8:48
サワシバの果穂が重たそうに垂れる季節となりました。
kol-yosiokaさんの記録から、ここを探していたのです。無理やり上らないでも大丈夫なルートを確認しました。(今まで見ていたのに、まったく気が付かなかった)今日はここから下りてくる予定です。
2023年06月04日 09:07撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:07
kol-yosiokaさんの記録から、ここを探していたのです。無理やり上らないでも大丈夫なルートを確認しました。(今まで見ていたのに、まったく気が付かなかった)今日はここから下りてくる予定です。
あちこちの斜面から谷に向けて水が流れています。
2023年06月04日 09:17撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:17
あちこちの斜面から谷に向けて水が流れています。
岩や土砂を流して切れ落ちた場所がいくつも。
2023年06月04日 09:19撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:19
岩や土砂を流して切れ落ちた場所がいくつも。
以前から相変わらずなんだけど、ここは大規模に切れ落ちた個所です。下りと登り返しには注意が必要。
2023年06月04日 09:20撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:20
以前から相変わらずなんだけど、ここは大規模に切れ落ちた個所です。下りと登り返しには注意が必要。
谷に降りてきました。日本アルプスの沢みたいでとても気持ちいいです。沢の音と鳥の声と太陽の光だけ。自然を独占しています。
2023年06月04日 09:26撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:26
谷に降りてきました。日本アルプスの沢みたいでとても気持ちいいです。沢の音と鳥の声と太陽の光だけ。自然を独占しています。
今度は沢の右岸を高巻きにして進みます。
2023年06月04日 09:28撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:28
今度は沢の右岸を高巻きにして進みます。
とにかく岩だらけ。まさしくゴーロですね。
2023年06月04日 09:31撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:31
とにかく岩だらけ。まさしくゴーロですね。
そこそこ落差草がありますが、下を見ると滝が。まるで轟音を立てて生き物を追い払っているようです。
2023年06月04日 09:39撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:39
そこそこ落差草がありますが、下を見ると滝が。まるで轟音を立てて生き物を追い払っているようです。
山側を見ると、どう見ても石切り場ですね。昔はここで石を切り出していたのでしょう。高巻き道はこの石を運び出すための道だったのかも。
2023年06月04日 09:40撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:40
山側を見ると、どう見ても石切り場ですね。昔はここで石を切り出していたのでしょう。高巻き道はこの石を運び出すための道だったのかも。
おー!可憐なコアジサイ。
2023年06月04日 09:42撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:42
おー!可憐なコアジサイ。
いやここは緊張しますね。右斜面は20メートルくらい切れ落ちてます。ロープがなければ撤退です。まぁどうにか進めましたけど。
2023年06月04日 09:43撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:43
いやここは緊張しますね。右斜面は20メートルくらい切れ落ちてます。ロープがなければ撤退です。まぁどうにか進めましたけど。
左岸の斜面は、途中から水が湧き出したり、滝となって水が落ちたり滅茶苦茶ワイルド。
2023年06月04日 09:45撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:45
左岸の斜面は、途中から水が湧き出したり、滝となって水が落ちたり滅茶苦茶ワイルド。
気持ちを和らげるタツナミソウ。
2023年06月04日 09:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:48
気持ちを和らげるタツナミソウ。
あちこちの斜面で水が湧き出してます。
2023年06月04日 09:50撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:50
あちこちの斜面で水が湧き出してます。
もったいないほど美しい谷なのですが、登山者が全くいません。ああ、本当にもったいない。
2023年06月04日 09:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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もったいないほど美しい谷なのですが、登山者が全くいません。ああ、本当にもったいない。
二股到着。二股の手前の右岸を登ると「中ユリ道」で比良岳に出ます。今日は葛川越を目指すので、二股の間の支尾根を登ります。
2023年06月04日 09:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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二股到着。二股の手前の右岸を登ると「中ユリ道」で比良岳に出ます。今日は葛川越を目指すので、二股の間の支尾根を登ります。
少し進むと広い平地が。テント張れそうですね。
2023年06月04日 09:59撮影 by  iPhone 8, Apple
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少し進むと広い平地が。テント張れそうですね。
レスキューポイント!地図にはこのルート出てないのですが。後ろの石組は炭焼き窯の跡です。
2023年06月04日 10:02撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 10:02
レスキューポイント!地図にはこのルート出てないのですが。後ろの石組は炭焼き窯の跡です。
マーキングがしっかりあるので、踏み跡をたどりながら登ります。
2023年06月04日 10:07撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 10:07
マーキングがしっかりあるので、踏み跡をたどりながら登ります。
二股の左俣に促されて移動します。そのさらに左にも沢があって、複雑かつ多重に沢が分岐しています。イメージとしては真ん中のやや左寄りに登っていきます。
2023年06月04日 10:09撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 10:09
二股の左俣に促されて移動します。そのさらに左にも沢があって、複雑かつ多重に沢が分岐しています。イメージとしては真ん中のやや左寄りに登っていきます。
こんな感じの小さな沢や涸れ沢がいくつも出てきます。
2023年06月04日 10:14撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 10:14
こんな感じの小さな沢や涸れ沢がいくつも出てきます。
ようやく見覚えのある岩場に出ました。振り返ると最高のご褒美が。
2023年06月04日 10:27撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 10:27
ようやく見覚えのある岩場に出ました。振り返ると最高のご褒美が。
コナスビちゃん。
2023年06月04日 10:38撮影 by  iPhone 8, Apple
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コナスビちゃん。
晴れた日のこの場所、大好きです。いつもここで休憩しています。
2023年06月04日 10:39撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 10:39
晴れた日のこの場所、大好きです。いつもここで休憩しています。
これなんだ?フユイチゴ?時期が違うよね。
2023年06月04日 10:41撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 10:41
これなんだ?フユイチゴ?時期が違うよね。
ふー、もうちょと。
2023年06月04日 10:46撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 10:46
ふー、もうちょと。
葛川越到着。その奥には実は旧道が続いているはず...。
2023年06月04日 10:50撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 10:50
葛川越到着。その奥には実は旧道が続いているはず...。
烏谷山向かう途中で後ろを振り返ると、打見山と蓬莱山がきれいに見える。
2023年06月04日 11:00撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 11:00
烏谷山向かう途中で後ろを振り返ると、打見山と蓬莱山がきれいに見える。
烏谷山山頂のアカモノ
2023年06月04日 11:05撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 11:05
烏谷山山頂のアカモノ
さて、荒川峠の尾根を降ります。今年登りで使った尾根を下りで使います。
2023年06月04日 11:24撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 11:24
さて、荒川峠の尾根を降ります。今年登りで使った尾根を下りで使います。
P865手前の平地。
2023年06月04日 11:38撮影 by  iPhone 8, Apple
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P865手前の平地。
お弁当休憩後、尾根を淡々と下りる。kol-yosiokaさんの記録にあった、尾根から登山ルートへの下山ポイント。右に折れます。
2023年06月04日 12:16撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 12:16
お弁当休憩後、尾根を淡々と下りる。kol-yosiokaさんの記録にあった、尾根から登山ルートへの下山ポイント。右に折れます。
途中に滅茶苦茶大きなシライトソウが!
2023年06月04日 12:18撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 12:18
途中に滅茶苦茶大きなシライトソウが!
しっかり着地出来ました。
2023年06月04日 12:29撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 12:29
しっかり着地出来ました。
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル

感想

大好きな葛川越。沢に沿って歩くルートとしては、比良山系ではナンバーワンの美しいルートです。下りではkol-yosiokaさんのルート記録を参考に荒川の尾根をしっかりトレースすることができました。この尾根は登りでは使ったことがあるものの、下りでは使ったことがなく、最後に荒川峠の登山道にどこで降りるか決めかねていましたので、今回綺麗に着地出来て満足です。

このルートは大岩谷の分岐からは谷に入ると、それなりに緊張するルートです。まず沢に出るまでに登山道が崩落している箇所があって丁寧に歩かないといけない。次に流れが激しい沢や滝の段差を右岸で高巻きにする際、古道の高巻き道が次々と岩場や崩落しつつある急斜面が次々と登場するので、技量と集中力も要求されます。場合によっては沢登に徹した方が安全かもしれません。でもそれ以上にダイナミックな谷の景色が大変美しいです。

二股に出るあたりで、最初のころは中ユリ道への登りを選択してました。南側斜面のとりつきが不明瞭で(少し下流側に戻りながら登ると中ユリ道の踏み跡に出会えます)完全に沢のない尾根上りになるため、もう少し沢の見える山登りをしたくて、二股の中央の尾根を葛川越に向けて歩くようになりました。二股からの上部は地図からは想像しにくいですが結構複雑に支谷と支尾根が出てきます。マーキングを見失わないように歩けば、支谷の沢(時に涸沢)や下方に広がる琵琶湖を眺めながら歩ける、とても美しいルートです。

葛川越は古くからの生活道らしく、かつては琵琶湖から牛コバ(そして鯖街道)へと炭や物資を運んだ主要道として使われていたようです。葛川越えから牛コバへの古道も残っているようなのですが、牛コバまで下りると戻ってくるのが大変なのでまだ行ったことはありませんが、峠の上部からは比較的綺麗に踏み慣らされている様子がうかがえます。琵琶湖側には石切り場の跡、鯖街道側には炭焼き窯の跡がそれぞれ見られます。そうした文化の交流がこの峠で盛んにおこなわれていたと想像します。牛コバという名前の通り、そこから留め置いた牛に荷を積んで運んだのでしょう。ひょっとするともう少し上まで牛も移動してたのかもしれませんが。

この後、烏谷山に上がって荒川の尾根を降りましたが、気温も低く快適な登山でした。昔の人の活動の痕跡を求めて、まだまだ登り続けます。

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