大岩谷から葛川越。烏谷山経由で荒川尾根下山
- GPS
- 05:20
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,047m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR比良 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大岩谷分岐から谷側に進むと、倒木やルートが切れ落ちていたり、危険個所が多いです。 |
その他周辺情報 | JR比良駅前の「一休」で下山ビールできます。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
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感想
大好きな葛川越。沢に沿って歩くルートとしては、比良山系ではナンバーワンの美しいルートです。下りではkol-yosiokaさんのルート記録を参考に荒川の尾根をしっかりトレースすることができました。この尾根は登りでは使ったことがあるものの、下りでは使ったことがなく、最後に荒川峠の登山道にどこで降りるか決めかねていましたので、今回綺麗に着地出来て満足です。
このルートは大岩谷の分岐からは谷に入ると、それなりに緊張するルートです。まず沢に出るまでに登山道が崩落している箇所があって丁寧に歩かないといけない。次に流れが激しい沢や滝の段差を右岸で高巻きにする際、古道の高巻き道が次々と岩場や崩落しつつある急斜面が次々と登場するので、技量と集中力も要求されます。場合によっては沢登に徹した方が安全かもしれません。でもそれ以上にダイナミックな谷の景色が大変美しいです。
二股に出るあたりで、最初のころは中ユリ道への登りを選択してました。南側斜面のとりつきが不明瞭で(少し下流側に戻りながら登ると中ユリ道の踏み跡に出会えます)完全に沢のない尾根上りになるため、もう少し沢の見える山登りをしたくて、二股の中央の尾根を葛川越に向けて歩くようになりました。二股からの上部は地図からは想像しにくいですが結構複雑に支谷と支尾根が出てきます。マーキングを見失わないように歩けば、支谷の沢(時に涸沢)や下方に広がる琵琶湖を眺めながら歩ける、とても美しいルートです。
葛川越は古くからの生活道らしく、かつては琵琶湖から牛コバ(そして鯖街道)へと炭や物資を運んだ主要道として使われていたようです。葛川越えから牛コバへの古道も残っているようなのですが、牛コバまで下りると戻ってくるのが大変なのでまだ行ったことはありませんが、峠の上部からは比較的綺麗に踏み慣らされている様子がうかがえます。琵琶湖側には石切り場の跡、鯖街道側には炭焼き窯の跡がそれぞれ見られます。そうした文化の交流がこの峠で盛んにおこなわれていたと想像します。牛コバという名前の通り、そこから留め置いた牛に荷を積んで運んだのでしょう。ひょっとするともう少し上まで牛も移動してたのかもしれませんが。
この後、烏谷山に上がって荒川の尾根を降りましたが、気温も低く快適な登山でした。昔の人の活動の痕跡を求めて、まだまだ登り続けます。
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