奥四万湖から稲包山へ ヤマビルの襲撃から逃げ切る
- GPS
- 07:14
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,052m
- 下り
- 1,047m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は良く踏まれた道でほぼ問題ありません。 問題は、登山口から赤沢峠までヤマビルが高密度で出現します。 登山口〜尾根に出るまで…密度高 尾根筋…密度中 尾根から峠への巻道…密度中〜高 赤沢峠周辺…密度そこそこ? 登山口から峠までの2時間は、足以外を地面につけることができませんので、疲れます(笑)。立ったまま、ザックも持ったままで出し入れ…。転ぶことなど想像すらできません。 |
その他周辺情報 | 温泉は寄りませんでしたが、多数あるはず。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
傘
靴
ザック(笛つき)
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
携帯(時計/地図/コンパス/計画書/カメラを兼ねる)
ガイドブック
熊鈴
ヤマビルファイター
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感想
稲包山は、近年は三国峠方面から登るのが主になっているのではないかと思いますが、かつてはだいたい四万温泉からのルートがガイドブックで紹介されていて、このルートのイメージが自分的には強いのです。ということで、せっかくなので麓の山里から登ることのできるクラシカルルートに挑戦してみようと決めたのでした。
昔のガイドブックを開いてみると、登山口からの最初の登りの部分に「たちの悪いヤマビルが多い」という記述があるではないですか。この季節にそれはきっとガチですので、前日に「ヤマビルファイター」を調達しました。私は今まで手で対処していたんで、こういうのを使うのは初めてですが、時期的にこれが無いとヤバいと思ったのです。
さて、登山口でヤマビルファイターをスパッツと靴に塗って出発。登山口を入って数分も立たないうちに、もう5匹くらい上がってきています。これはちょっと…と思い、更に靴の部分を中心に塗り足しました。荷物も地面に置けないので、立ったままの作業です。尾根を目指して斜面を上がっている間、次々と上がってきていますが、ヤマビルファイターを多く塗り足したエリアまでは上がってこれずに、そこに接触すると落ちていくようです。それでもすり抜けられて、スパッツの下に潜り込まれるとヤバいので、常に足元を見ながら、見つけたら落としていきます。そんな作業しながら登っていくと尾根に出たので、これでちょっとは少なくなるのでは期待しましたが、数が減った程度で、断続的に取付いてきます。地面を見ながら歩くと、時々首を振って待ち構えているのが、よく見られました。今まで、地面上で待ち構えている様子を見たことがないのですが、ここはそれがあちこちに見られます。とにかく密度が濃いのでしょう。途中で一休みと思っても、ザックを置いたりできませんので、中の物を取り出すのは空中作業になります。
峠への巻道に入ると、また数が増えました。そして峠に着いてもまだいました。いや、ここまで上の方にいるのも珍しいと思うのですが、人間や哺乳類にくっついて広がっているのかなと思いました。
帰りは、道も乾燥しているし、登りほどではありませんでした。峠の東屋にいるとき、ズボンまで上がって来たのがいたので驚きましたが、意外とスピードが速いのです。下りでは尾根上では見かけませんでしたが、尾根から下り始めると、しっかりついてきました。やっと登山口に降りて、靴の裏の泥を落としていると、最後の一匹を見つけました。一応持ち物もチェックして帰りました。最終的に被害はありませんでしたが、これほどの数に襲撃されたのは初めてで、取付いてきた数は、50は下らないと思います。梅雨時で、前夜が雨で道がずっと湿っていたという好条件が揃っていたのでしょう。
このコースは山頂で県境稜線方面から登ってきた方にお会いしたぐらいで、コース上では誰にも会いませんでした。ですよねぇ…。
さて、稲含山は、展望の山で、青空のもとで周囲の青々とした山を楽しみました。明らかに夏の山の雰囲気へと季節が変わったのを実感しました。早朝スタートでしたので吹く風も涼しく、暑さを感じたのは下山の最後のほうくらいでした。ヒルのおかげでバタバタしてはいましたが、充実した山歩きでした。
コメント
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レコ見ながら想像しましたが、これは終始きついですね😱
自分も四万湖側から気になってたのですが、ヒルがいるとこのことでやめました😅
自分なら途中退却します😭
無事でなによりでした😊
こんにちは。コメントありがとうございます。
はい、多少ヒルにお付き合いするのは厭わないほうなんですが、ここまでいるとは思いませんでした。普通、密集地を過ぎてある程度登ったら、いなくなるものですが…。
おかげ様で、ヒルの動きがじっくり観察できました…(笑)。
ガキの頃に旅行に行ったときに四万湖でヤマビルに取りつかれて旅館に戻ったら靴下血だらけになっていてトラウマです(笑)
ヤマビルいなくてもビビり散らかしてディート30%の虫除けを靴に撒いてますがヤマビルファイターでもかいくぐって登って来るとは恐ろしすぎます😱
上から降ってくるなんて事も聞きますし…
ご無事で何よりです😭
自分なら発狂して途中撤退してます(笑)
コメントありがとうございます。
四万湖でもヤマビルなのですね。このあたりは、どこにいるかわからないですね。ヤマビルは血が止まらないというのがイヤなところです。ヤマビルファイターは大変効果的でしたが、絶対ではないと思いました。
あと、ヤマビルファイターはスプレーなので、ヤマビルを見つけて、慌てて噴霧しようとすると、足元に向けるのでどうしても上下逆になってしまって、スカッと空気しか出てこなくて焦る😓というのが難点です(笑)。
本なんか読むと上からは降っては来ないと言われていますので、少なくともそう信じて歩いています(笑)。ただ、けっこう高速移動してしまうので、知らないうちに上まで上がってきているというのはあるみたいです。😱
ヤマヒルファイターですか。自分はヒルさがりのジョニーを使ってますが、スプレー故の使いにくさは同じですね。
ヒルが上から降って来るかどうかはわかりませんが、妙義で腕に取りつかれた事がありました😢。
あいつは何処から取りついたんだろう…
暫くの間、中程度以下の山は行けない季節になってしまいましたね😞
コメントありがとうございます。遅くなりましてすみません。
ヤマビルと格闘したのは久しぶりでした。しかもあんなに大量の。前夜まで雨だったので、元気だったのですね。あれだけいると警戒しますが、人知れず一匹だけ上がってくるとヤバいかもしれませんね。
ヤマビルはいちいち面倒なのと、いる限りは緊張し続けて、休憩もおちおちできないというのが、けっこうきついです。
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