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Yamareco

記録ID: 5684003
全員に公開
沢登り
中国山地西部

小室井山 栗屋郷川 オリオ谷本谷

2023年07月06日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:13
距離
12.8km
登り
761m
下り
763m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:57
休憩
0:17
合計
6:14
距離 12.8km 登り 765m 下り 763m
9:34
19
もみのき森林公園センター
10:02
48
10:50
31
11:21
11:31
43
シロイシ谷源頭
12:14
12:20
54
色梨林道
13:14
53
オリオ谷本谷二俣
14:07
33
奥二俣
14:40
5
登山道
14:45
14:46
62
15:48
もみのき森林公園センタ
(最後、もみのき森林公園内でログが飛んでいる)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道488号から、もみのき森林公園へ。駐車場は広い。公園センターから東側の小室井山登山道をたどり、1029mピークを越えて、東に廃林道を下り、シロイシ谷を下降して、色梨林道のオリオ谷出合いの橋に至る。
コース状況/
危険箇所等
廃林道は、灌木や笹がしげり荒れているが、道は残っている。
その他周辺情報 もみのき森林公園もみのき荘。
高崎王冠山登山口付近は伐採されており、湯来冠山、東郷山方面が望める。駐車場を除いて、山行中、展望があったのはここだけ。
2023年07月06日 09:57撮影 by  503SH, SHARP
1
7/6 9:57
高崎王冠山登山口付近は伐採されており、湯来冠山、東郷山方面が望める。駐車場を除いて、山行中、展望があったのはここだけ。
高崎王冠山にも寄っていくが、下山路をミスってタイムロス。
2023年07月06日 10:20撮影 by  503SH, SHARP
7/6 10:20
高崎王冠山にも寄っていくが、下山路をミスってタイムロス。
小室井山登山道を北に進み、1029mピークを越えたあたりで、東に樹林に入り、廃林道を探して、栗屋郷川方向に下る。林道は灌木や笹が茂り歩きにくい。
2023年07月06日 10:52撮影 by  503SH, SHARP
7/6 10:52
小室井山登山道を北に進み、1029mピークを越えたあたりで、東に樹林に入り、廃林道を探して、栗屋郷川方向に下る。林道は灌木や笹が茂り歩きにくい。
林道が交わるところから、シロイシ谷に下る。谷沿いにブナの巨木があった。
2023年07月06日 11:50撮影 by  503SH, SHARP
7/6 11:50
林道が交わるところから、シロイシ谷に下る。谷沿いにブナの巨木があった。
シロイシ谷は何もない谷で、色梨林道に降りて上流に少し歩き、屈曲部にかかるコンクリ橋の西詰からオリオ谷本谷に入渓した。
2023年07月06日 12:14撮影 by  503SH, SHARP
7/6 12:14
シロイシ谷は何もない谷で、色梨林道に降りて上流に少し歩き、屈曲部にかかるコンクリ橋の西詰からオリオ谷本谷に入渓した。
オリオ谷本谷はナメから始まった。
2023年07月06日 12:22撮影 by  503SH, SHARP
7/6 12:22
オリオ谷本谷はナメから始まった。
水量はかなり豊かだ。ゴギがいるようだが、栗屋郷川は禁漁区。
2023年07月06日 12:32撮影 by  503SH, SHARP
7/6 12:32
水量はかなり豊かだ。ゴギがいるようだが、栗屋郷川は禁漁区。
なかなか恰好の良い5m幅広の斜瀑。左の階段状を登る。
2023年07月06日 12:37撮影 by  503SH, SHARP
1
7/6 12:37
なかなか恰好の良い5m幅広の斜瀑。左の階段状を登る。
トイ状のナメ。この谷の石は緑がかった灰色の変成岩のようである。
2023年07月06日 12:39撮影 by  503SH, SHARP
7/6 12:39
トイ状のナメ。この谷の石は緑がかった灰色の変成岩のようである。
再び、川幅いっぱいのナメをヒタヒタと遡行していく。
2023年07月06日 12:41撮影 by  503SH, SHARP
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7/6 12:41
再び、川幅いっぱいのナメをヒタヒタと遡行していく。
川幅いっぱいの2条2m。木漏れ日の光がきれいだ。
2023年07月06日 12:44撮影 by  503SH, SHARP
7/6 12:44
川幅いっぱいの2条2m。木漏れ日の光がきれいだ。
谷が狭まり、核心部がはじまる。最初の2段5mは、直登できる。
2023年07月06日 12:48撮影 by  503SH, SHARP
7/6 12:48
谷が狭まり、核心部がはじまる。最初の2段5mは、直登できる。
2条3mは左側から。
2023年07月06日 12:51撮影 by  503SH, SHARP
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7/6 12:51
2条3mは左側から。
手前におおきな釜の2条2m。日本庭園のよう。
2023年07月06日 12:57撮影 by  503SH, SHARP
7/6 12:57
手前におおきな釜の2条2m。日本庭園のよう。
15mの美しい段滝に息をのむ。
2023年07月06日 13:02撮影 by  503SH, SHARP
7/6 13:02
15mの美しい段滝に息をのむ。
一つ一つ登っていくのがうれしくなる。
2023年07月06日 13:04撮影 by  503SH, SHARP
7/6 13:04
一つ一つ登っていくのがうれしくなる。
2段3mは水流右から。
2023年07月06日 13:07撮影 by  503SH, SHARP
7/6 13:07
2段3mは水流右から。
最後の4mは左からへつって水流際を登れる。大きなホールドがあり、見た目より簡単。
2023年07月06日 13:10撮影 by  503SH, SHARP
1
7/6 13:10
最後の4mは左からへつって水流際を登れる。大きなホールドがあり、見た目より簡単。
核心部が終わると、穏やかな平流になり、すぐに、右のスマモ谷との二俣になる。
2023年07月06日 13:14撮影 by  503SH, SHARP
7/6 13:14
核心部が終わると、穏やかな平流になり、すぐに、右のスマモ谷との二俣になる。
スマモ谷の様子。植林されている。
2023年07月06日 13:19撮影 by  503SH, SHARP
7/6 13:19
スマモ谷の様子。植林されている。
こちらは本流の様子。地形図で予想はしていたが、こんな山奥で穏やかな小川が続いているのが不思議な感じを受ける。
2023年07月06日 13:22撮影 by  503SH, SHARP
7/6 13:22
こちらは本流の様子。地形図で予想はしていたが、こんな山奥で穏やかな小川が続いているのが不思議な感じを受ける。
右岸の植林がなければ、もっと天国的な風景なのだが。
2023年07月06日 13:31撮影 by  503SH, SHARP
7/6 13:31
右岸の植林がなければ、もっと天国的な風景なのだが。
ひきちゃんが昼寝中。川トンボも多かった。
2023年07月06日 13:33撮影 by  503SH, SHARP
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7/6 13:33
ひきちゃんが昼寝中。川トンボも多かった。
谷を詰めていくと、傾斜が増してきた。赤っぽい岩の小滝。
2023年07月06日 13:50撮影 by  503SH, SHARP
7/6 13:50
谷を詰めていくと、傾斜が増してきた。赤っぽい岩の小滝。
5mの大岩が鎮座。
2023年07月06日 13:56撮影 by  503SH, SHARP
7/6 13:56
5mの大岩が鎮座。
奥の二俣は左に入り、西に小室井山を目指す。再び、傾斜が緩む。
2023年07月06日 14:07撮影 by  503SH, SHARP
7/6 14:07
奥の二俣は左に入り、西に小室井山を目指す。再び、傾斜が緩む。
バイケイソウ?
2023年07月06日 14:11撮影 by  503SH, SHARP
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7/6 14:11
バイケイソウ?
源頭の広いブナ林が美しい。笹の薄いところを探して登山道へ詰めていく。
2023年07月06日 14:22撮影 by  503SH, SHARP
7/6 14:22
源頭の広いブナ林が美しい。笹の薄いところを探して登山道へ詰めていく。
立派な登山道に出て北にたどり、小室井山に到着も展望なし。公園センターにくだるが、最後で少し道に迷う。
2023年07月06日 14:45撮影 by  503SH, SHARP
7/6 14:45
立派な登山道に出て北にたどり、小室井山に到着も展望なし。公園センターにくだるが、最後で少し道に迷う。
撮影機器:

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ 防虫ネット 防虫スプレー
備考 ロープ等登攀具は使用せず。

感想

小室井山東面のオリオ谷本谷は、湯来町本多田の栗屋郷川の最上流に位置し、広島市と廿日市市の市境になっている。遡行は打尾谷川との分水嶺にある熊押峠の南側の境橋が起点となる。栗屋郷川から打尾谷川に色梨林道が抜けているが、一般車の通行は困難であり、アプローチの遠さが問題になる。今回は、長い林道歩きを嫌って、もみのき森林公園から廃林道を辿って、栗屋郷川支流のシロイシ谷を下り、オリオ谷本谷の出合いを目指した。シロイシ谷は何もない谷だったが、廃林道が荒れており、オリオ谷出会いまで結局2時間近くかかってしまった。栗屋郷川は昭和30年代半ばに広島山稜会により踏査され、オリオ谷本谷は、桑原良敏「西中国山地」の小室井山の章で広葉樹林下の快的なコースとして紹介されている。最近では苅尾臥竜さんの灰郷スマモ山〜奥の原山〜オリオ谷下降の記録がある*。苦労してたどり着いた、オリオ谷本谷は美しい谷だった。序曲のナメ歩きに続く核心部は短いが、美しく、登れる滝が多いのも嬉しかった。核心部を抜けると、中盤は穏やかな小川が林の中に続くのも珍しく、エピローグの源頭部には広く美しいブナ林が広がっていた。詰めの笹藪はそれほど濃くなく、最後のひと登りを頑張ると、小室井山への立派な登山道に飛び出した。
*https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-253790.html
なお、桑原良敏「西中国山地」によれば、熊押峠から北を打尾谷、南を折尾谷と呼び、栗屋郷谷は、栗屋郷の集落があった枝谷を指すとされている。また、オリオ谷本谷の核心部を抜けた左岸の平坦地は打尾谷ではスマモと呼ばれているとある。また現在、もみのき森林公園付近で伐採作業中で一部の登山道が通行止めである(平日のみ?)。

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