晴天の上高地・岳沢独り占め、そして無様な転倒
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,041m
コースタイム
06:10 釜トン入口
06:35 釜トン出口
07:35 大正池ホテル
08:25 上高地バスターミナル 〜 08:50
09:05 河童橋
09:30 岳沢登山道入口
10:05 9号標識
12:00 7号標識
12:25 岳沢6号標識付近 〜 13:10
13:25 7号標識
13:50 9号標識
14:05 岳沢登山道入口
14:20 河童橋 〜 14:30
14:40 バスターミナル 〜 14:55
15:35 大正池ホテル
16:15 釜トン入口 〜 16:20
16:40 釜トン出口
17:05 坂巻温泉
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
本年もよろしくお願いいたします。
2015年の最初の山は、穂高の景色を見に、スノーシューハイクに行って来ました。
夜明け前に坂巻温泉に車を停めさせてもらって歩き出し、釜トンを抜けると空は明るくなりかけていた。
昨夜、雪は5cm程積もったらしい。釜トンを出たところからチェーンアイゼンを履いて行った。
大正池まで来ると岳沢から穂高の稜線が見える。
釜トンを歩いてきて初めてこの雪の穂高を見たら、その感動は生涯消えることなく記憶に残る素晴らしい景色だ。
今朝も西穂の稜線は朝日が当たって美しいけれど、奥穂・吊り尾根・前穂高は今はまだガスが取れないで隠れている。
今日まで営業しているという大正池ホテルでは10人ほどの人が池の畔に出て朝日に輝く西穂を見上げて居られた。
上高地バスターミナルまで来ると、昨日までの踏み跡がどこ分からなくなって踏み外すと膝までのラッセルになる。
これでは進めないと、早々にスノーシューに履き替える。
河童橋まで来てもまだ吊り尾根や前穂高のガスは取れない。岳沢を囲む全山が晴れるのはもう少し時間が要るようだ。
河童橋を渡ると踏み跡はほとんど無く、右岸林道も年末年始の間は除雪されていないので結構雪が積もっている。
岳沢登山道からは、さすがに踏み跡は期待していなかったが、トレース跡?と思われる筋が20mほどはあるがその先は消えてしまっている。
9号標識までは多分これが夏径でしょうと思われるところを進んだが、その先は、旧登山道側に出てしまったようで明神南沢に沿って高度を上げていった。
夏径をはずしているのは分かっているけど、樹林帯のモフモフ雪のラッセルより、木の無い陽当たりがよく雪の締まった沢横の斜面の方が登り易い。
しかも振り返ると焼岳や霞沢の景色も良いので、機嫌良くラッセルしていった。
フト見ると、左手の夏径のある斜面はひどく急になっている。
しまった、登りすぎたか?とスマホの山旅ロガーと地図ロイドで現在地を確認したら、夏径より50m程上まで上がってきていた。
やむなくその左手の急な斜面を下降気味にトラーバスしていくと、これはどう見ても明神5峰の西南稜の最下部でしょうと言うところに出たので、その尾根筋をそのまま少し下ると案の定7号標識があった。
ここからは、夏径通しに岳沢小屋側へと進んだけれど、すぐにあるはずの風穴は完全に雪に覆われていてどの辺りかさえも分からずに通り過ぎ、前明神沢を越えてだだっ広い岳沢の河原に出た。
朝はガスが取れなかった奥穂高や吊り尾根も綺麗に晴れ渡り、この時期なのに雪煙もあがらない無風快晴の穂高の峰々の景色を独り占めする。
これ以上の贅沢はない。
夜明け前に歩き始めて、河童橋から先は一人ラッセルを頑張ってきたご褒美として存分に楽しませてもらった。
□気を抜くと怪我の元
帰りは、登りの足跡通りに順調に下ってきた。
大正池に写る逆さ穂高とでも云うべき景色を見納めて釜トンまで戻ってきた。
その釜トンの中を歩いていると、一部道路が湿っている?それとも氷?と足を乗せた瞬間思いっきり転倒。
左頬はかなり血が流れている。左手首も痛い。
頬の血は止まればどうってことないが、手首はどうも骨折っぽい。
また骨折?いやだな〜。もうそろそろ山を止めろいうサインかな?とか思いながら帰ってきた。
翌朝、かかりつけ(?)の整形外科へバスで行った。
複合ビルの看板に医院の名前が消えている。
ン?と思いながら 入口まで行くと、病気療養に専念するため昨年春に医院を閉鎖、と張り紙が出ていた。
わぁ〜それは大変な、お大事に、と言ってまたバスに乗って帰ってくる途中、
そうなんだ、もっと大変な人は沢山居られる。僕はまだ元気だ。左手首が治ったらまた山に戻ってこよう、と思うようになっていた。
午後、最寄りの接骨院へ行くとレントゲンを掛けてみないとはっきりと分からないが骨折はしていないようだ、とのことだった。よかった。
下山で気を緩めるなといつも自分に言い聞かせてはいますが、釜トンまで戻ってきたところで終わった〜と気を緩めたのでしょうね、やっぱり家に帰り着くまでは気を緩めてはイカン、と今一度反省する山になりました。
atosukoshi さん はじめまして
新年の上高地を楽しんだ写真とレコ見させてもらいました。
上高地は良い天気でしたね〜。岳沢からの奥穂・吊尾根は本当に
素晴らしい景色ですね。感動を伝える2枚ですね。
私も感動の景色を見るためにまだまだ頑張ります
手首の具合はどうでしたか? まだシーズン初めです。骨折でない事を願います。
お互い安全登山で行きましょう。
soratokaze さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
晴天の日に歩くことができました。
昔感動した景色をこの歳でまだ見に行けるのは有り難いことです。
手首、レントゲンには骨折が映っていなかったのですが、整形外科の先生の診断書は、骨折でした。手首固定されて三角巾で支えています。
でも、幸い足の骨折ではないので山を歩く力が落ちないように体力維持には頑張ります
私のようなヘマをせず、どうか気を付けて山を続けて下さ〜〜い。
ドッペルギャンガーのエクストラスノーシューの評価を検索していたら辿り着きました。同じものの購入を検討しているのですが、とても参考になりました。お怪我、お大事に!
marumarusan さん、コメントありがとうございます。
そして、
> お怪我、お大事に!
の、お気遣いありがとうございます。
お陰様で今週からは通院が2日に1回になりました。
ほぼ全快状態です。
天気が掴めたらすぐに山に復帰いたします
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