唐松岳(八方尾根往復)
- GPS
- 06:49
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,351m
- 下り
- 1,342m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:39
天候 | 晴れ後曇り 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所などは特に見られなかった。登山者観光客とても多いので、自分のペースで歩くのは困難。高山植物多数。 |
写真
感想
日の出前でまだ暗い黒菱駐車場には4時過ぎに到着。4:30からリフトが早朝運行するためか、既に多くのクルマが駐まっていて、準備中の人も多かった。準備を済ませて4:36に行動開始。ライト無しで歩き始める。ゲレンデ歩きなので最初はかなりの急登でつらい。足がつらないようゆっくり登るが、いきなり汗をかく。外気温は17度程度だったが湿度があるので蒸し暑い。周囲は暗かったものの、既に高山植物がちらほら見られた。ピンク色で目立ったのはシモツケソウだった。他に黄色のキンコウカも標高の低い所からよく見られた。リフト1本分を登り切りジグザグで標高を上げていく。ここも楽ではないところだ。楽したければリフトが動き出すのを待つのが良い。更に1本分リフトを登り切ると山荘に到着。天気は曇っていて展望もあまり効かないが、白馬三山や五龍岳、鹿島槍ヶ岳などが雲の合間から何とか見ることができた。取りあえず安心。更に進んで八方池を目指す。高山植物は相変わらずあちこちで見られる。手軽に多様な夏の高山植物が見られる八方尾根だと実感する。出発して1.5時間ほど歩き6時頃に八方池に到着。何と誰もいなかった。池のほとりに座って休憩。風がなく、池の表面が鏡面になっていた。
休憩後も天候はあまりぱっとしない。雨はなさそうだがカラッと晴れそうにもない天気。雲が湧いて何も見えなくなる前に稜線に出られるよう進む。とは言え途中花々が多くて足が止まってしまう。特にZさんは花見がしたくて来ているので止まってしっかり見たり写真を撮ったりしている。以前同時期に来た時は、登山道上にまだ残雪があったが今年は既になかった。でも雪が退いたところでは各所でチングルマが見られた。綿毛になる前なのでまだ咲いてから比較的日が浅いのだろうと思う。花見を楽しみつつ進むが周囲の雲は明らかに増えていた。稜線にたどり着くまでにガスで展望が効かなくなりそうな雰囲気。まだ9時前でいくら夏山とは言え雲が湧くのが早い気がするが、今日はそのような天気なので仕方ない。花見はしても休憩もそこそこに進む。7:52に稜線に上がる。ここまで来れば立山や剱岳が見えるはずだが、今日はやはり雲がかかっていてすっきり見えることはなかった。それでも真っ白で完全にガスの中ではなく雲の切れ目から剱岳を見られたので取りあえず良かった。ここまであまり休まず登ってきたので小休止する。標高が上がって暑さからは解放されたが、それでも汗は多くかいたので、水分塩分をしっかり取らないと足が攣りそう。休憩後行動再開。唐松岳山頂方向は辛うじて雲間から姿が見えたが、雲が湧いていて、いつ見えなくなるとも限らなかった。一回下ってから登り返して8:18に唐松岳の山頂に到着。不帰嶮方向はガスで真っ白。五龍岳方向は辛うじて見えたがやはり雲が多い。剱岳方向も同様。記念写真は撮るが、どこもあまり写真映えする状況ではなかった。いつ来ても人が多い印象があるが、雲が多く展望が効かないためか、人は少なかった。待っても雲は取れそうもないので我々も山頂に長く滞在せずに下山を始める。下って山荘の前に至り、今年もコマクサを鑑賞する。八方尾根は様々な高山植物が咲いているが、コマクサは山頂付近まで上がってこないと見ることができない。高山植物の女王は、汗をかいて登らないと見られないということかもしれない。コマクサを見た後は小屋前のベンチで小休止して下山に備える。山頂や小屋前で休んでいても風が弱くて寒さは感じなかった。
下山は体力を使わないのでその点は楽なのだが、八方尾根について言えば、とにかく人の数が多いのですれ違いが大変。下り始めると続々と登りのハイカーとすれ違う。止まって待つ時間のほうが長いくらい、と言ってもいいくらいに立ち止まることが多い。ペースは全く良くないが待つしかない。登りの時点から雲が湧いて太陽が遮られることが多かったが、時間の経過と共に雲は増え、下山を始めるとほぼガスの中の歩行となってしまった。涼しいのは助かるが、展望はほぼなし。朝のうちに止まってあちこち見ながら歩いて良かった。曇りでも花は見られるので、足下を見ながら進む。日差しがなくなっても人の勢いは途切れない。相変わらず人気の山の人気のコースのようだ。八方池まで下ると今度は登山者以外に軽装の観光客も見られるようになり、人の数は更に増加した。ガスの中、人のいないところを狙って進む。リフトの乗降場を過ぎると一気に人が減る。下山は人の多さに何だか疲れてしまった。自分のペースで歩けないのはつらい。あとは下るだけだったが、人気のないところで座って水分補給する。ジグザグに下り、さらに急斜面のゲレンデを歩けば今日の行動は終了。駐車場には11:17戻り。最後の斜面でZさんは膝痛が出たと言っていた。自分は問題なかったが、急斜面なので気持ちは分かる。着後後片付けをして出発。お昼前のこの時間は、駐車場に若干の空きがある状態だった。
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