大川戸から雨巻山縦走路周回
- GPS
- 03:49
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 659m
- 下り
- 652m
コースタイム
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 3:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
谷和原ICから国道、県道を繋いで登山口のある栃木県益子町大川戸へ。 谷和原ICから大川戸まで未明の交通量が少ない時間帯で1時間ちょい程度。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎雨巻山登山者駐車場 雨巻山の北側大川戸集落の町道沿い、大川戸ドライブインの先にある。 砂利、区画ありで47台駐車可能。 ここ数年雨巻山の人気が高まっており、好天の週末昼頃には満車になることもあるようだ。 駐車場に簡易トイレが3基があり水洗、ペーパー、水道あり。 登山口にコースガイド頒布箱がありガイドが入手できる。 雨巻山については益子町のHPに詳しいコースガイドが用意されており、PDFファイルでダウンロードできるので参照されたし。 http://www.town.mashiko.tochigi.jp/index.php?code=111 ◎雨巻山縦走路 大川戸登山口から三登谷山、雨巻山、足尾山へとつなぐ縦走路と枝道が総合的に整備されている。 ポイントや分岐などに番号のついた標識が設置されており、登山口や雨巻山山頂に設置されたガイドマップを使えば初心者でも安心して登山を楽しめるようになっている。 基本的に危険個所はないが、御嶽山から足尾山への下りは岩場の急坂になっており鎖が設置されている。 今回は雨後ということで岩が滑り下りはかなり気を使った。 茂木町と地元の団体が整備に力を入れており、歩いてみると関係者の努力には頭が下がる。 通常なら木製階段を設置するような場所も、長い丸太の木を斜に渡してジグザグの登りになるよう工夫されている。 周回ルートで歩けることも含めて最近人気が急上昇しているわけも歩けば納得できる。 三登谷山は西側、雨巻山展望台からは南側、御嶽山は北側の展望が優れている。 |
写真
感想
当初の予定では17日は山梨の旧秋山村の山を周回するつもりだったが、木曜日の雪の影響を考えて雪の心配のないエリアに変更することに。
候補としては房総か?それとも茨城方面か?ということになるのだが、そこで気になったのが最近ヤマレコでちょくちょく目にする雨巻山。
改めて雨巻山のレコをチェックするとともに益子町のHPを拝見すると標高は低いものの、なかなかの人気コースのようだ。
ということで17日は雨巻山に決定。
17日は朝の2時起きて3時に自宅を出立。
首都高〜常磐道に入り谷和原ICから一般道へ。高速だけで行くなら北関東道の真岡か筑西桜川が最寄りになるのだが、片道3000円以上でしかも遠回り。
もともと茨城から栃木にかけては若いころから車をよく走らせて土地勘があるエリア。谷和原から常総バイパスに入りそのあと県道45号〜14号〜41号で筑波山、加波山の西麓を北上して岩瀬から益子に向かえば高速を使うのとあまり変わらない時間で登山口のある益子の大川戸に到着できた。
車で軽く仮眠して、6時過ぎに登山口を出立。
ガイドマップの番号は足尾山から時計回りに番号が振られているが、今回は多くのヤマレコでも歩かれている反時計回りで歩くことに。
植林を軽く登り稜線に出ると、照葉樹の小さな登降を繰り返して三登谷山へ。
ここでちょうど朝日が射し込んできた。
西側の展望が開け、眼下は霧の中に山が浮かびまるで墨絵のような情景だ。
岩尾根を進み、栗生への展望コースを分けると再び照葉樹の道。
左右から枝道を3本合わせると緩やかに登り始め、巨岩の脇を抜ければ雨巻山頂。
ちょうど霧がかかった逆光で幻想的な光景だ。
山頂の南に『文字通り』の展望台があり、南側が開ける。
正面に加波山と筑波が見えるが、条件がいいとスカイツリーや富士山まで見えるそうだ。
雨巻山で北に向きを変え、猪転げ坂を下ると大峠。
ここから登り返したピークが御嶽山。
ここは北の展望が開け奥久慈から八溝の方まで山が連なる。
御嶽からの下りはコース唯一の難所で岩場の急降下となる。
難所といっても危険というほどではないが、未明の雨で濡れた岩は滑りやすく気を使って下った。
登り返すと足尾山。コース最後のピークになるが展望はない。
足尾山から沢に下り小峠を越えると大川戸の駐車場に帰着。
駐車場は7割がた埋まり、その後も続々来場が続く。
途中すれ違ったのは団体1組含めて4パーティー20人ほど。
多くのハイカーは我が家同様反時計回りで歩くようだ。
ログの数字では一周約8キロ、累積標高500メートル弱、ゆっくり歩いても4時間程度のコースだが、登山道は手入れが行き届き、初心者でも安心して歩ける。
低山ながら周辺では最高峰だけに各ピークそれぞれ展望がよく、植林も少なく稜線の大半は照葉樹だ。
それに短いながらも岩場や沢歩きもあり、コースに変化がある。
これは人気がでるコースだと歩いてみて納得。
何より感心したのは、普通なら木製階段に整備しそうなところも長い丸木を斜に渡して緩やかなジグザグになるよう工夫されている。
脚にも山にも優しい整備は感心させられた。
整備に関わる人たちの愛情を感じる山である。
下山したのがまだ10時。
このまま帰るのはもったいないので、雨巻山に隣接する高峰から仏頂山もやっつけるべく、高峰登山口へ移動した。
拙者は北関東自動車道の反対側に位置する吾国山に登りましたが、雨巻山と同じように道が湿っていました。
常磐線の車窓からは土浦付近で「もや」が一面に広がっており、「ホンマに晴れるんかいな?」って思いましたが、午後の方が眺望はよくなりました。
もしかして、この後に行かれた仏頂山の方が眺望は良かったのかもしれませんね。
さて雨巻山、茨城県の山にも掲載されているので、なんとなく名前ぐらいは聞いたことがある程度でしたが、地元の方が熱心に手入れされているのですね。
やはり「故郷の山はありがたきかな」ですね。
「山道に変化がある」点は、吾国山より雨巻山の方が上だったかな?
隊長
隊長、おはようございます
仰るように午後2時過ぎから雲が切れ視界が広がりました。
吾国山はこの週末に予定しているので歩き比べてみます。
ちなみに雨巻山は茨城ではなく栃木の山になります。
朝2時起きとはいつもながら関心しちゃいます。
逆算すると夕方8時頃寝ているのでしょうか
レコ見ていて坂東巡礼で益子町西明寺を訪れたことを思い出しました。
そのときは気がつきませんでしたが、見晴らしの良い山々が多いんですね
特に靄や逆光の写真、山の神々がいまにも現れそうですね〜
やはり早出はいいですね
マコト観音様、おはようございます。
土曜日早立ちする際は金曜は早めに休むようにはしていますが、布団に入れば眠れるというわけでもないので10時とか11時の就寝で3時間から4時間の睡眠で起きています。
この日は未明まで雨で朝は霧がかかって幻想的な景色になりましたが、その代り車がドロドロになっちゃいました。
山にはあまり縁がなかった頃、益子や笠間が大好きで足繁く通いました、袋田の滝も
時間が戻ってくれたら間違いなく”雨巻山”に向かったでしょう
長い丸太の自然道も歩いてみたいけど
今は・・・matchさんのレコで楽しませて頂きます
ハナさん、おはようございます。
仙台からはやや距離がありますが、春休みにおチビちゃんたちと歩くにはもってこいかと。
益子で陶芸体験もできるし、登山口そばには釣堀もあるので子供たちも楽しめると思いますよ。
岩有り、沢有り、ナメ有りとコース変化に富、とても533mの山とは思えないですね。例えば栃木の石裂山(700m程度)や古賀志山(500m程度、ここ1度行って好きになりました)などは下部がほとんど杉林ですが、ここは杉の植林が少なく、その違いがなんとなく雨巻山独特の雰囲気を醸し出してる気がします。人気が出るのがなんとなくわかる気がします。
mtkenさん、おはようございます。
石裂や古賀志山は岩山のイメージですが、ここは下から見上げた姿は本当に里山です。
でも歩くと意外に懐が深く、岩あり沢あり展望ありでなかなか優れものです。
山は標高じゃないと痛感しました。
旧秋山村山行の予定を雪の状況で行先を変更されたのはさすがですね。早朝の山行は予想外に美しい光景に出会えることがありますが、まさにこの日の山行がそれですね。8、9、11番の写真は何回も開けて見させていただきました。高峰から仏頂山も楽しみにしています。
senmeizanさん、コメントありがとうございます。
この日は時間とともに空気が澄んできたので、眺望という点では早立ちは失敗でしたが、霧の中に浮かぶ山々のモノトーンの景色は本当に墨絵のように美しかったです。
高峰では空気が澄んで冬晴れらしい眺めを見れたので頑張ってレコアップします。
matchさんのレコを拝見してはじめて「雨巻山」を知りました。
のんびりと歩きたくなるような山のように感じたので(雪もめったに降らなそうですし。。)早速“お気に入り”に登録させて頂き、初春の頃に訪れてみたいと思いました。
御挨拶が遅れましたが、今年も御指導の程宜しくお願します。(..)
notgoalphさん、遅ればせながらあけましておめでとうございます。
今春も阿武隈に出かけるつもりなのでまたよろしくお願いします。
ここは福島からもそう距離はないので、今の時期でも十分大丈夫かと思います。
茨城から栃木東部にもいい低山がたくさんありますね。
match1128 さん
秋山から急きょ栃木に変更とは、さすがマッチさん!
栃木 は行ったことありませんが、こういう山もあるのですね。
hamburg
渋描き隊長、おはようございます。
栃木というと日光、那須といったイメージが強いんですが、東武の茨城県境にかけては標高300〜500程度のいい低山がたくさんあるようです。
今週末もこっち方面に出かけることにしました。
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