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Yamareco

記録ID: 5778776
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

夜叉神峠から小太郎山北東尾根で小太郎山はきつかった

2023年07月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
13:07
距離
28.2km
登り
2,539m
下り
2,388m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:31
休憩
0:37
合計
13:08
1:30
18
夜叉神峠駐車場
1:48
1:48
3
1:51
1:51
4
1:55
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5
2:00
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124
4:12
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10
4:22
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5
4:27
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409
11:16
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93
12:49
12:52
4
12:56
13:00
30
13:30
13:46
21
14:07
14:11
4
14:15
14:17
11
14:28
14:28
7
14:35
14:36
2
14:38
広河原バス停
天候 晴、11時位から雲ってきて山は曇り
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
夜叉神峠駐車場で前夜車中泊。夜叉神峠でも、夜でも半袖と短パンで丁度よい位の暖かさ。車の窓を開けないと少し暑いくらいで、フロントの窓は開けて虫よけのメッシュのカバーを掛けて丁度良い位でした。

広河原からは乗り合いタクシーを利用。1500円とバスとほぼ同じ値段。9人そろって出発なので待ち時間が有りますが、バスより1時間早く夜叉神峠に戻れました。
コース状況/
危険箇所等
小太郎山北東尾根は赤テープは全く無く、ふみ跡も獣道がたまにある程度。岩と藪の急斜面が続く難ルートです。難易度の高い上級バリルートだと思って下さい。小太郎山北東尾根のレコは、以下の JetUpperさんとKF18さんのレコに詳しく書いていますのでそちらも参照すると良いでしょう。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3511454.html

渡渉:北沢峠方面は、数キロ先から歩行者も通行禁止と広河原のゲートの看板に書かれています。ただ広河原峠入口には特に立ち入り禁止の看板は無く、少なくとも河原に下る所までは崩落個所は無く、普通に車も通れる状態でした。道路から河原に下る道は、標識は有りませんが踏み跡が明瞭なので注意していれば分かります。今回、途中かららくルートの踏み跡と違ってショートカットしていますが、写真3の様にかなり危険ですので、JetUpperさんとKF18さんの少し遠回りのルートを推奨します。
渡渉自体は今回は水量がそれほどでも無く(写真2)、靴を脱がなくても良い場所を探した位でした。結局は見つからずに靴を脱ぎましたが深くて膝位でした。

行程: 出だしは写真4の様に、倒木や大石がごろごろの急斜面を歩き易い所を探して登ります。前半はあまり藪は無いので歩き易いですが、木々が生えた藪岩が沢山有り、直登するか巻き道を探るか選択しながら登ります(写真5,6)。かなり急斜面なので滑落に注意して下さい。

2185の少し手前から写真7,8の様に傾斜が楽になります。今回のルートで楽が出来るのはこの区間だけだと思って下さい。

写真9位から藪が始まります。出だしはそうでも無く、獣道も有るのでそれに沿って登りますが、段々藪が深くなって獣道も見えなくなってからが大変です。

写真12の様に尾根沿いの藪岩の上に出てからは、尾根をキープした方が良かった様です。過去に尾根を少し下ったら藪が無い事が何度かあったので、それを試したのです尾根を外すと藪が深くて中々進めませんでした。結局諦めて尾根に戻って時間を1時間程ロスしました。
写真17は小ピークからの展望で、正面の小太郎山に登る際、尾根沿いの左側の大きな木々の下に藪の無い草原の様なものが見えたのでそちらに進みました。それが写真18です。ただここに来るまでの藪が深く、尾根をキープしたのとどちらが良かったかは不明です。
沢に出た所から下流を展望。
2023年07月30日 05:07撮影 by  HW-01K, HUAWEI
1
7/30 5:07
沢に出た所から下流を展望。
この辺りを靴を脱いで渡渉しました。
2023年07月30日 05:08撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 5:08
この辺りを靴を脱いで渡渉しました。
道路から少し下った後で正面の岩尾根の上を右に歩き、正面の大きな崖崩れの左端の樹林帯との境界線沿いに下りました。下っている時は特に危険は感じなかったのですが、下から見上げるととてもここを登る気はしないですね〜。登るより下りが得意なので下ったのですが。。。
2023年07月30日 05:14撮影 by  HW-01K, HUAWEI
7/30 5:14
道路から少し下った後で正面の岩尾根の上を右に歩き、正面の大きな崖崩れの左端の樹林帯との境界線沿いに下りました。下っている時は特に危険は感じなかったのですが、下から見上げるととてもここを登る気はしないですね〜。登るより下りが得意なので下ったのですが。。。
出だしから急斜面でした。赤テープは一切ないので、全て自分でルートを探すしか無いです。
2023年07月30日 05:24撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 5:24
出だしから急斜面でした。赤テープは一切ないので、全て自分でルートを探すしか無いです。
藪岩が多いルートですが、登れるか巻けるので特に難しくは無いです。
2023年07月30日 06:12撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 6:12
藪岩が多いルートですが、登れるか巻けるので特に難しくは無いです。
ただ凄い急斜面なので慎重に。
2023年07月30日 06:18撮影 by  HW-01K, HUAWEI
7/30 6:18
ただ凄い急斜面なので慎重に。
ここに出たほっと一息しました。
2023年07月30日 06:39撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 6:39
ここに出たほっと一息しました。
渡渉点からここまで1時間20分ほど。距離にして残り2/3。ずっとこれなら楽なのですが。。。
2023年07月30日 06:39撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 6:39
渡渉点からここまで1時間20分ほど。距離にして残り2/3。ずっとこれなら楽なのですが。。。
対面の山々だから鳳凰三山から高嶺でしょうか。
2023年07月30日 08:06撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 8:06
対面の山々だから鳳凰三山から高嶺でしょうか。
藪が段々増えてきました。
2023年07月30日 08:10撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 8:10
藪が段々増えてきました。
松と石楠花の混在した藪でした。写真には撮りませんでしたが石楠花の花もまだ少し咲いていました。
2023年07月30日 08:29撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 8:29
松と石楠花の混在した藪でした。写真には撮りませんでしたが石楠花の花もまだ少し咲いていました。
2023年07月30日 08:59撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 8:59
2023年07月30日 08:59撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 8:59
画面左の様に、尾根沿いは岩が多いのですが、ハイ松や石楠花に被われて、岩が見えていない所も多いので、注意しながら登ります。
2023年07月30日 08:59撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 8:59
画面左の様に、尾根沿いは岩が多いのですが、ハイ松や石楠花に被われて、岩が見えていない所も多いので、注意しながら登ります。
南西側には富士山も見えます。
2023年07月30日 08:59撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 8:59
南西側には富士山も見えます。
正面は北岳ですね。
2023年07月30日 09:00撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 9:00
正面は北岳ですね。
小ピークからの展望です。
2023年07月30日 09:36撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 9:36
小ピークからの展望です。
ルートから外れてこの様な場所に出ました。
2023年07月30日 09:56撮影 by  HW-01K, HUAWEI
7/30 9:56
ルートから外れてこの様な場所に出ました。
また尾根沿いに戻りました。
2023年07月30日 10:19撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 10:19
また尾根沿いに戻りました。
あともう少しで山頂です。
2023年07月30日 10:48撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 10:48
あともう少しで山頂です。
やっと小太郎山に到着。途中から体の具合が悪くなり、撤退を考えたのでほっとしました。
2023年07月30日 10:58撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 10:58
やっと小太郎山に到着。途中から体の具合が悪くなり、撤退を考えたのでほっとしました。
2023年07月30日 11:13撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 11:13
まだ午前中なのにちょっと雲が出てきました。疲れ切っていたので、帰りはバスで戻る事にしたのですが、北岳に登って最終バスに間に合うかが不安でした。
2023年07月30日 11:14撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 11:14
まだ午前中なのにちょっと雲が出てきました。疲れ切っていたので、帰りはバスで戻る事にしたのですが、北岳に登って最終バスに間に合うかが不安でした。
2023年07月30日 12:12撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 12:12
2023年07月30日 12:34撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 12:34
2023年07月30日 12:35撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 12:35
2023年07月30日 12:36撮影 by  HW-01K, HUAWEI
7/30 12:36
北岳との分岐。かなり疲労していてペースが遅いので、北岳は諦めて下山する事にしました。
2023年07月30日 12:48撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 12:48
北岳との分岐。かなり疲労していてペースが遅いので、北岳は諦めて下山する事にしました。
曇って来て北岳山頂もガスってましたし。。。
2023年07月30日 12:48撮影 by  HW-01K, HUAWEI
7/30 12:48
曇って来て北岳山頂もガスってましたし。。。
2023年07月30日 12:54撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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2023年07月30日 12:55撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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2023年07月30日 13:25撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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下りもいつもより遅くてやっと白根御池に到着。最終バスにはかなり時間が有りそうなので、少し長い食事休憩にしました。
2023年07月30日 13:31撮影 by  HW-01K, HUAWEI
7/30 13:31
下りもいつもより遅くてやっと白根御池に到着。最終バスにはかなり時間が有りそうなので、少し長い食事休憩にしました。
この吊り橋を渡ると広河原です。
2023年07月30日 14:36撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 14:36
この吊り橋を渡ると広河原です。
白根御池小屋から、抜きつ抜かれつで下って来たフランス人の若者と記念撮影。日本に来て1年。東京に住んでいるそうです。登りも下りも凄く速かったです。
2023年07月30日 14:57撮影 by  HW-01K, HUAWEI
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7/30 14:57
白根御池小屋から、抜きつ抜かれつで下って来たフランス人の若者と記念撮影。日本に来て1年。東京に住んでいるそうです。登りも下りも凄く速かったです。

装備

個人装備
ヘッドランプ GPS ペットボトル940mlx2と600mlx2 総菜パン9個 熊鈴 タオル 手袋 帽子 ヘルメット 虫よけスプレー 日焼け止めクリーム

感想

山梨百名山の小太郎山。山友もだいたい登っているので、遅まきながら登ってきました。折角なので殆ど登ったレコが無い、小太郎山北東尾根からのルートにしました。
JetUpperさん、KF18さん、ありがとうございました。

弘法尾根もまだ通った事が無いので、そこから下る計画をたてたのですが、ちょっときついかな〜と思って、エスケープルートを2つ用意しておきました。しかし出だしから体調が悪くて北岳にも登れ無い有り様でした。でも途中で撤退を何度か考えたのを何とか小太郎山までたどり着けたので、最低ラインは達成できたと思います。

他の人も言っていましたが、今年は高い山の上でも暑いです。日差しも強く感じるので、睡眠不足での深夜スタートで体調が悪くなったかもしれません。もう若く無いし。。。この調子ではやっぱり読売新道の徹夜山行はもう無理かも。。。

ただ最後にフランス人の若者に出会えたのは良かったです。下りのペースも遅くて、最初は彼に抜かれて後ろ姿も見えなくなりました。ところがいつもの様に山行の一番最後の区間が一番速くなるが、この体調不良の状態でも発動し、下るペースが徐々に速くなっていつの間にか彼を追い抜いていました。それからは僕の後をずっと彼がついてきて、二人で広河原にゴールしました。彼が言うには、後ろからついて行くと、僕の足の置き場所が参考になったそうです。でも登りだと彼が圧倒的に速いので、参考になるのは下りだけですね。。。彼はかなり山が好きな様で、来日してまだ一年なのにYAMAPやヤマレコも知っているそうです。またどこかの山で再会できると良いのですが。

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