焼岳(南峰)
- GPS
- 08:29
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,069m
- 下り
- 1,279m
天候 | 晴(一時ほんのちょっと曇) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
りんどう平幕営の単独の方(歩き)が北峰にピストンしていたけど、他のパーティーは見かけなかった。前日は中の湯からスノーシューで登った人が結構いたようで、りんどう平まではトレースがあった。りんどう平から先は新雪20cmほどあり、トレースはなかったので稜線までラッセル。頂上一段下からはアイゼン歩行。 貸切の大斜面、か・い・か・ん、デシタ。 観測した雪崩跡: 北峰直下の東南の急斜面崖下にサイズ1が2つ(降りてきたときに一つはサイズ2になっていた)。北峰直下の南尾根南西側(下堀沢側)の急斜面(北峰への単独者のトレース上)にサイズ0.5-1が2つ。 南峰直下の南尾根雪庇下から東南斜面にサイズ1.5-2が下堀沢沢底近くまで。 いずれも点発生自然雪崩。 今回登った南尾根(の肩から下)には雪庇の発達はほとんどなく、厳冬期にも(雪崩に関しては)比較的安全に登れるルートだと思いますが、滑走ルートも含めてもちろん雪の状態によって考慮が必要です。 |
その他周辺情報 | 前回は下山後「卜伝の湯」に行ったけど、今回はパス。釜トン入口を通る方は一度は入ってみると話のタネになるかも。 |
写真
感想
旅館の朝食を食べてから8時半頃旅館裏手から出発。中の湯で新雪10cm。
一段登ったところから林道を少し進んで、夏道が尾根に取り付くところ辺りから昨日のトレースから離れて尾根に取り付いた。ここからラッセルかと思ったが、途中から昨日のスノーシューのトレースが合流。りんどう平までほぼこのトレースを利用させてもらった。
りんどう平にはテント一張あり。テントの主は下堀沢を横断して北峰に行ったらしい。既に北峰・南峰のコルまで下堀沢左岸側のかなり高い場所になかなか恐ろしげなトレースが付いていた。私たちは南峰を目指すので、りんどう平少し上からラッセルして南尾根へと登る。登っている途中で北峰に行ったらしい単独の方が降りてくるのが見えた。トレース上にも小雪崩跡があったけど、無事降りられた様子で何より。
少し遠回りだけど安全第一で南尾根の2318ポコを回り込んで尾根上へ。登っている途中で今までの青空が曇がちになり、西側の灰色の空から雪がチラっと舞ってきたので、体調イマイチの私は思わずUちゃんに「もうここから滑ろうよ〜、この斜面パウダーだし」と提案するも「(肩まで行って)様子を見て」と却下される。
肩に着くとなぜかまた空が明るくなってきた。さっきの雪は何だったんだろう?
仕方ないので(笑)、登り始める。一段上まではクトーなしでもシールで登れた。最後の直下の斜面も頑張ればシールで登れたかもだけど、辛そうなので直下でアイゼン歩行に切替。私はピーク滑降にこだわらない(というか硬い急斜面を滑るのがツライ)のでスキーデポ。尾根上のちょっと岩場を通って最後に雪面を少し登って南峰到着。Uちゃんはスキー担いで登ってきた。
南峰では再び青空。しかもスキーデポ地点より風も弱く快適。
朝より少し曇ってはいるものの、穂高をはじめ絶景デシタ。登ってきて良かった。
ひと通り展望を楽しんだあと、私は一足先にスキーデポ地点へと下る。今日はアイゼンなし(ツボ)でも登降できたかもなあ、というコンディション。
ピーク滑降してきたUちゃんと合流して滑り出すが、肩までの斜面は硬くてあまり楽しめず。
肩からのお楽しみ斜面は私を先に滑らせてくれた(感謝)。上部はパックしていたので恐る恐る滑ったけど、途中からパックも少なくなり、りんどう平少し上の高度まで大斜面を一気に満喫。滑り終えて吼えてしまった(笑)。Uちゃんも珍しく絶叫していた。
ここから梓川へは右岸尾根・左岸尾根・下堀沢を滑ることができるけど、一昨年滑った下堀沢がたぶん一番快適。今日の雪では沢の側壁以外は雪崩リスクは少なそうだけど、前回(一昨年2月)は下堀沢を滑ったので今日は計画書通りのより安全な右岸尾根を滑ってみることに。
トレースがないので緩いところは漕がないといけないかと思ったけど、結構スキーが走った(でも日当たりのいいところはサンクラスト)。
右岸尾根は初見だし登りのトレースがないので、右に逸れがちになってしまったけど、途中から左にトラバースして修正。途中で今日のものと思われる登りトレースを見つけたけど、予定ルートより右側(南側)だったので無視。このトレースは結局最後まで見なかった。下堀沢合流部より下流から登っていたトレースなんだろうか?
右岸尾根は樹林が濃い、と聞いたけど、雪がわりと良かったせいか、十分滑走が楽しめた。北東寄りになってからはパウダー、といっていい状態。下部の急斜面ではスラフも出て少し気を使ったけど、下堀沢合流部まで楽しめた。
下堀沢から少し歩きも含めて梓川の川岸で滑走終了。
シールを貼って川岸をポコポコ歩いて大正池下の橋を渡って、除雪されている道路を歩く。ところどころ雪が溶けてなくなっていたけどシールのまま釜トンまで行けた。
板を担いで暗い釜トンを歩いて中の湯売店に到着。ちょうど送迎バスが来ていたので中の湯までそのまま乗せてもらえた。
途中で山頂を諦めかけたけど、今日は登れて良かった〜。(ほぼ)貸切の焼岳、最高デシタ。
前回(一昨年)の下堀沢の動画はコチラ
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