大雪テン泊お鉢巡り
- GPS
- 08:08
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,258m
- 下り
- 1,239m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 6:27
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
さて、1ヶ月以上も前から計画していた久々のテント泊。銀仙台から白雲岳避難小屋横テント場までゆるテン登山を今回の旅のメインとして楽しみにしておりました。
新しい情報を取りに行けておらず知らなかったのですが、前日に調べてみると熊出没の為3週間も前からテン泊禁止。ついでに避難小屋も混んだら困るから受け入れ中止との事。
層雲峡火祭りを楽しんだ後に、冷や水をかけられる様な状況に30秒間深く悩み続けた結果、黒岳テン泊で手を打つ事に。テント張るのが目的みたいなもんなんで全然OK。
6時半。18kgの荷物食料水を35リッターのサースフェーに詰め込んでいざ出発。
人工的移動手段を乗りついで登山開始直後、燦々と朝の日差しに照らされ汗だくになる位暑い、じっくりと暑い。半袖半ズボンで丁度良い位。スライドする方々とは元気良く挨拶出来て気分のいい朝。
8時半。調子良く進んであっという間に頂上に到着。今回は自分史上過去1展望の良い黒岳登頂となった。青々とした空の眩しさが一番印象的だった。頂上では石室にテン泊して方から白雲方面のフレッシュな情報を貰う、ありがたい。
黒岳石室に移動してすぐにテント設営。良い場所を確保できたが、水の流れ跡が気になるな〜。夜中雨降る予報だったし、浸水したら嫌だな〜嫌だな〜と考えつつも移動するタイミング失いそのまま設営完了、そこはまあいっかの精神で。
10時。まずは以前に悪天候で登頂を諦めた北鎮岳を目指す事にする。
北鎮岳は直下の登りが多少岩々していて上りづらかったが分岐から15分ほどで北海道第二の山へ登頂!帰りに赤っぽい石を見つけたのきっかけに、赤石探しに没頭し写真などを撮る。我ながら一体何の為に、、、。
11時。この時にお鉢一周する事を決定。間宮岳でお話しした方から14時頃崩れると聞いてその先小走りに。お鉢ぐるりは基本高低差も大きくなく、楽なコース。景色も時々顔を出して、程良い雄大さを堪能出来ました。
北海岳を超えたあたりで、天気が悪くなり始めて、教えてもらった通りとなる。以前残雪期に撤退したポイントに差し掛かり、「ここで撤退した後すぐに道迷って登り返ししたなー」等と考え事してたら軽く道を間違える。どうやら北海岳は鬼門。
ただ、道間違いをきっかけに声かけた方と一緒に降りてくる事となり、おしゃべりに夢中になりながら進んでたらあっという間に石室まで着いてしまった。1周するのに3時間半程度。
今回道中お話しする事が多く、こんな楽しみ方も良いなとしみじみ思った次第。
14時。石室について早速冷えたコーラを購入。テントに潜り込みコーラを飲んだらすぐに眠気が。何も考えずに眠気に任せて昼寝が出来るなんて最高。
15時。寝ていると結構な雨が降り出す。グラウンドシートとインナーテントの間に雨水が染み込み、荷重がかかる部分から浸水して、マットの下は特に多い。これは設営の時に位置関係気を付けないと。
17時。晩御飯は、少し前に買った宇宙食。重量35グラムのお湯で戻すすき焼き、1200円也。ネギも肉も味染み染みで結構美味い。おいしさ500円、軽さ400円、宇宙食というロマンに300円といったところか。
18時。その後はやることもないので、イヤホンでポッドキャストを聴いたり今年買った曲などを聞いたりして過ごす。
辺りも暗くなった20時半過ぎ、北の空に閃光が何度も走っていたので、麓でやってる火祭りの花火であろう。桂月岳の頂上に行ったら直接花火が見えそうだし、黒岳頂上まで行けば確実に見える。花火目的のナイトハイクは面白そう。
夜空の星は満点で流れ星もチラホラと。星座について何も知らない自分でも北斗七星はすぐ分かった、ありがとうケンシロウ。アンビエントを聴きながら、天然のビジュアルアートをじっくりと堪能する。
22時。寝る時もイヤホンのノイキャン機能で周りの音が気にならず、そのまま寝落ち。人の多いテント場ではサウンドピーツ必需品。
今回、シュラフはモンベルのダウンハガー#3を初めて使用したが、暖かさも寝やすさも十分で流石のど定番てな感じ、不満も無く買ってよかった。
3時半起床。ご来光見に行けなくもないが、それほどテンション上がらず、持ち物整理しながら過ごす。
5時。テント撤収時、フライ、インナー共に水切れが悪く加水分解が進んでいる感じ。水を含んでしまい重くなってるので、これは買い替え時かもしれない。
6時。テント場出発。黒岳頂上は誰もおらずしばし一人の時間を堪能。下りの最中はすれ違う登りの方々に笑顔で挨拶。清々しさと名残惜しさを感じながらの下山となる。
7時半。ロープウェイは貸切状態、係の人によると荒れる予報の為登山者も少ないらしい。説明やアナウンスがなかったのは乗客一人だったからかな?静かーに景色眺めながら到着。
今回の4泊5日、道東道北登山の旅を締めくくる山行はこれまた楽しいものになった。「頂上を目指す」というより、「過ごす」を目的に出来るのもテント泊の良い所。来年は白雲岳テント泊リベンジで。
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