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記録ID: 5847167
全員に公開
ハイキング
東海

伝説の廃集落 石切→小俣→京丸を廃キング

2023年07月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
12:17
距離
23.9km
登り
2,314m
下り
2,303m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:22
休憩
0:04
合計
13:26
5:05
733
スタート地点
17:18
17:22
69
18:31
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
石切公民館に駐車可
コース状況/
危険箇所等
登山道ではないので、道標等はありません。崩落、倒木多々ありますが、越えるのにそれほど支障はないと思います。携帯電波は通じていませんので、地図データのダウンロードを御忘れなく。
石切から小俣までは、作業道程度の道跡があります。他に道らしきものもないので、これを外さなければ、それほど難しいルートではないかと思います。3箇所だったか沢を渡りますが、小俣に近い2つの沢の合流点が難所です。一見すると絶望的に深い切り立った崖なのですが、よーく人の歩いた痕跡を探すと越えるルートが見えてきます。難しいのは小俣から京丸への山越えの方で、下りる場所を間違うと、京丸川の崖っぷちに出てしまい、どうにもならなくなる可能性があります。今回は素直に現地にあった目印をたどりましたが、最終局面でルートを外した可能性があり、川の中を歩くはめになりました。おそらくどこかに橋に直接つながるルートがあったはずです。
その他周辺情報 スタート地点からして無住の集落なので、トイレも水場もありません。
石切公民館前に駐車できます。奥の建物は、旧石切小学校。2022年に最後の住民が転居されてからは、無住の集落になっています。
2023年07月16日 04:51撮影 by  SO-02L, Sony
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石切公民館前に駐車できます。奥の建物は、旧石切小学校。2022年に最後の住民が転居されてからは、無住の集落になっています。
旧石切小学校 昭和45(1970)年廃校
2023年07月16日 04:54撮影 by  SO-02L, Sony
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旧石切小学校 昭和45(1970)年廃校
それでは行ってみましょう。まずは少し石切集落を探索します。
2023年07月16日 05:13撮影 by  SO-02L, Sony
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それでは行ってみましょう。まずは少し石切集落を探索します。
京丸川を渡る橋。新しいタイヤ跡がありましたので、極最近車が通行しています。
2023年07月16日 05:15撮影 by  SO-02L, Sony
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京丸川を渡る橋。新しいタイヤ跡がありましたので、極最近車が通行しています。
八幡神社
2023年07月16日 05:18撮影 by  SO-02L, Sony
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八幡神社
石切集落の最上部の屋敷。無住ですが、定期的に管理されているようです。
2023年07月16日 05:34撮影 by  SO-02L, Sony
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石切集落の最上部の屋敷。無住ですが、定期的に管理されているようです。
小俣集落へ続く道。右側は激しく崩落。
2023年07月16日 05:43撮影 by  SO-02L, Sony
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小俣集落へ続く道。右側は激しく崩落。
石切集落の最奥部の家
2023年07月16日 05:51撮影 by  SO-02L, Sony
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石切集落の最奥部の家
軽トラが残されています。電気メーターも生きていました。
2023年07月16日 05:51撮影 by  SO-02L, Sony
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軽トラが残されています。電気メーターも生きていました。
ここまでは予想の範囲内ですが、この先は未知の世界です。
2023年07月16日 05:59撮影 by  SO-02L, Sony
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ここまでは予想の範囲内ですが、この先は未知の世界です。
なんとなく道があります。
2023年07月16日 06:03撮影 by  SO-02L, Sony
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なんとなく道があります。
難所。二つの沢の合流点。挫折しそうに切り立った崖なんですが、よーく人の歩いた痕跡を探すと、ザイル無しでも越えられるルートが見えてきます。
2023年07月16日 07:30撮影 by  SO-02L, Sony
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難所。二つの沢の合流点。挫折しそうに切り立った崖なんですが、よーく人の歩いた痕跡を探すと、ザイル無しでも越えられるルートが見えてきます。
沢を越えると、またなんとなく道があります。
2023年07月16日 07:36撮影 by  SO-02L, Sony
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沢を越えると、またなんとなく道があります。
機械の残骸が沢山散らかっている場所がありました。
2023年07月16日 08:01撮影 by  SO-02L, Sony
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機械の残骸が沢山散らかっている場所がありました。
建物が見えます。小俣集落跡に到達成功!
2023年07月16日 08:11撮影 by  SO-02L, Sony
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建物が見えます。小俣集落跡に到達成功!
これは!画像見たことあります。中には小振りな黒板がありました。
2023年07月16日 08:16撮影 by  SO-02L, Sony
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これは!画像見たことあります。中には小振りな黒板がありました。
伝説の廃墟、石切小学校小俣分校です。半ば土砂に埋まっていましたが、健在でした。
2023年07月16日 08:17撮影 by  SO-02L, Sony
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伝説の廃墟、石切小学校小俣分校です。半ば土砂に埋まっていましたが、健在でした。
このアングルの絵が有名かな。
2023年07月16日 08:18撮影 by  SO-02L, Sony
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このアングルの絵が有名かな。
土砂崩れで集落は分断されています。
2023年07月16日 08:19撮影 by  SO-02L, Sony
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土砂崩れで集落は分断されています。
状態の良い廃屋
2023年07月16日 08:32撮影 by  SO-02L, Sony
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状態の良い廃屋
家の中の様子。かまどですね。立派な桧風呂もありました。
2023年07月16日 08:23撮影 by  SO-02L, Sony
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家の中の様子。かまどですね。立派な桧風呂もありました。
上からは土砂崩れ、集落跡のすぐ下まで、崩落が迫っています。埋まるか崩れ落ちるかどちらにしても。先はあまり長くなさそうです。
2023年07月16日 08:31撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 8:31
上からは土砂崩れ、集落跡のすぐ下まで、崩落が迫っています。埋まるか崩れ落ちるかどちらにしても。先はあまり長くなさそうです。
こちらも良い雰囲気です。
2023年07月16日 09:09撮影 by  SO-02L, Sony
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こちらも良い雰囲気です。
斜め右に登る道が見えます。これを登れば、京丸方面に行ける。かな?
2023年07月16日 09:09撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 9:09
斜め右に登る道が見えます。これを登れば、京丸方面に行ける。かな?
尾根を直登
2023年07月16日 09:13撮影 by  SO-02L, Sony
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尾根を直登
こういう人跡があると安心します。
2023年07月16日 11:07撮影 by  SO-02L, Sony
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こういう人跡があると安心します。
小俣と京丸を分ける尾根。
2023年07月16日 11:13撮影 by  SO-02L, Sony
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小俣と京丸を分ける尾根。
唯一のビューポイント1021mピーク。多分ボンジ山の方を見ているんだと思います。それにしても静かだ。時折高空を通りすぎる旅客機以外は、人工の音が一切聞こえません。
2023年07月16日 11:31撮影 by  SO-02L, Sony
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唯一のビューポイント1021mピーク。多分ボンジ山の方を見ているんだと思います。それにしても静かだ。時折高空を通りすぎる旅客機以外は、人工の音が一切聞こえません。
目印があったので、これを頼りに京丸方面に下ります。
2023年07月16日 11:42撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 11:42
目印があったので、これを頼りに京丸方面に下ります。
スギ精英樹の杭がある巨木がありました。植林ではなく、自然に生えたもののようです。
2023年07月16日 12:25撮影 by  SO-02L, Sony
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スギ精英樹の杭がある巨木がありました。植林ではなく、自然に生えたもののようです。
ピンクテープの目印。途中から青に変わり、またピンクになります。
2023年07月16日 12:30撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 12:30
ピンクテープの目印。途中から青に変わり、またピンクになります。
下の方から沢の音が聞こえます。
2023年07月16日 12:52撮影 by  SO-02L, Sony
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下の方から沢の音が聞こえます。
メチャクチャ急な崖を滑り下り、ついた先は京丸川の堰上。両岸は急峻な崖。この先どうすればいいの?
2023年07月16日 13:20撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 13:20
メチャクチャ急な崖を滑り下り、ついた先は京丸川の堰上。両岸は急峻な崖。この先どうすればいいの?
ピンクテープがありました。川を遡れということらしいです。水深はくるぶしから膝下程度しかないのですが、勢いがあるので、転倒すると起き上がれず溺れる可能性があります。慎重に浅瀬を狙って右岸左岸を渡りつつ遡りました。
2023年07月16日 14:20撮影 by  SO-02L, Sony
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ピンクテープがありました。川を遡れということらしいです。水深はくるぶしから膝下程度しかないのですが、勢いがあるので、転倒すると起き上がれず溺れる可能性があります。慎重に浅瀬を狙って右岸左岸を渡りつつ遡りました。
おっ!橋がありました。
2023年07月16日 14:33撮影 by  SO-02L, Sony
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おっ!橋がありました。
ずいぶん立派な重量鉄骨の橋です。さっきの堰といい、こんな奥地の谷底にどうやって建設したのか謎です。
2023年07月16日 14:37撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 14:37
ずいぶん立派な重量鉄骨の橋です。さっきの堰といい、こんな奥地の谷底にどうやって建設したのか謎です。
右上には旧橋の残骸が、ぶら下がっています。この地には昔から橋があったようです。
2023年07月16日 14:37撮影 by  SO-02L, Sony
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右上には旧橋の残骸が、ぶら下がっています。この地には昔から橋があったようです。
結構しっかりした手すりもあります。
2023年07月16日 14:41撮影 by  SO-02L, Sony
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結構しっかりした手すりもあります。
林道にでました。これで一安心です。京丸集落跡に向かいます。
2023年07月16日 14:47撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 14:47
林道にでました。これで一安心です。京丸集落跡に向かいます。
バックホウがありました。林道通行不能とかで放置されてしまったのでしょう。
2023年07月16日 15:10撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 15:10
バックホウがありました。林道通行不能とかで放置されてしまったのでしょう。
伝説の廃集落京丸に到着。
2023年07月16日 15:26撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 15:26
伝説の廃集落京丸に到着。
京丸の由来の碑
2023年07月16日 15:27撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 15:27
京丸の由来の碑
京丸集落の祖であり、最後の住民だった藤原家。草に埋もれていないところを見ると、定期的に管理はされているようです。目的は達成できました。車に戻ります。
2023年07月16日 15:28撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 15:28
京丸集落の祖であり、最後の住民だった藤原家。草に埋もれていないところを見ると、定期的に管理はされているようです。目的は達成できました。車に戻ります。
崩落。住人のいない集落に続く道は、果たして復旧されることはあるのでしょうか。川を歩いて靴を濡らしたせいか、足の裏が凄く痛い。
2023年07月16日 16:19撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 16:19
崩落。住人のいない集落に続く道は、果たして復旧されることはあるのでしょうか。川を歩いて靴を濡らしたせいか、足の裏が凄く痛い。
吊り橋がありました。
2023年07月16日 16:31撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 16:31
吊り橋がありました。
もう一丁吊り橋。
2023年07月16日 16:40撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 16:40
もう一丁吊り橋。
ゲートに到達。一般車はここまで。
2023年07月16日 17:20撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 17:20
ゲートに到達。一般車はここまで。
痛む足を引きずりつつ、なんとか石切集落に戻ってこれました。
2023年07月16日 18:24撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 18:24
痛む足を引きずりつつ、なんとか石切集落に戻ってこれました。
モダンな家もありますが、無住です。
2023年07月16日 18:26撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 18:26
モダンな家もありますが、無住です。
無事生還できました。お付き合いありがとうごさいました。
2023年07月16日 18:30撮影 by  SO-02L, Sony
7/16 18:30
無事生還できました。お付き合いありがとうごさいました。

感想

憧れの廃集落、小俣と京丸に行って来ました。個々の集落についてはyoutubeでも見ることができますが、どうしても古の人々が往来したであろう、小俣〜京丸間を歩いてみたくてチャレンジしました。林業者や猟師さん、電気事業者さん等がつけたと思われる道があり、思っていたより歩きやすかったです。ただ、人の気配は皆無で、携帯電波も届かない場所なので、そういう場所になれていない方には、かなり不安になるかもしれません。

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