観音峰-洞川周回(ミスコース)
- GPS
- 08:47
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 786m
- 下り
- 714m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回は観音峰ー洞川温泉の周回コースにて霧氷を目指して歩きました。
霧氷バスツアーでは9時40分に観音峰登山口着、帰りは洞川温泉15時30分発とのこと。
今回のメンバーは結構ゆっくりペースなので、洞川温泉に下りる時間がバス時間に間に合わないことも考え、先に1台車を洞川温泉駐車場にデポしたうえで、9時に観音峰登山口から登り始めました。
すでに駐車場から積雪があり、アイゼンは初めから装着して登ります。
天気は快晴でほぼ無風状態ということもあり、少し歩くと暑くなってきます。
歩き出して初めにある展望台にて服を脱ぎ、しばらく休憩。
その後も休憩を取りつつ10時20分に観音平、11時に観音峰展望台とかなりゆっくり目で登り、観音峰には12時ジャストに到着となりました。
この時点で初めにとっておいたアドバンテージはすでに消費していますが、バスの時間を気にしなくても良いので、ここでゆっくり昼食タイム。
期待していた霧氷はほぼ溶けて無くなっていましたが、快晴でとても気持ちよく、周りの景色もすばらしく見応えがあります。
霧氷があればもっとすばらしい物になったでしょうが、それはまた次回のお楽しみということで取っておくことに。
昼食タイムも終え、法力峠に向かって歩き出し、三ツ塚に着いたのは14時過ぎ。
その後法力峠方面へ向かって歩いていると、足を痛めた年配の男性に遭遇。
全く足が動かないということで、家族に連絡をとって欲しいとの事。
携帯も山の中では電波状態が良くなくつながりません。
自分たちもかなりゆっくりペースなので、出来ればペースの速い方に連絡していただける方が救助も早いと思われ、あるグループの方にも託します。
そうこうしながらも、一瞬電波を掴む事があり何とか家族の方とコンタクトをとりますが直ぐに切れる状態。
年配の男性は足を痛めてから少し時間がたっていたのか、体が冷えてかなり震えがきていましたので、なるべく持参していた服を羽織るように、また自分が持っていた緊急用の保温アルミシートを巻くようにと渡します。
また、グループの中に温かい飲み物が少し余っていたのを分けますが、足が動かず座り込んだ状態でも少しずつでも下山すると言っていたので、とりあえず先を急ぐことにします。
しかし、そのことが結果的にこの後ミスコースをし、急勾配をショートカットすることとなります。
それは、先に行かれた方もこのコースを通っていったのと、トレースもそのコースが一番しっかり付いている、また木には初め登山ルートの目印と思っていましたが、後から思えば林業関係者のものと思える目印がしてあった事。
さらに、急勾配ではあるものの、その先を見ると何とか降りれると判断したことと、GPSではこのままいけば正規のコースへぶち当たるとのことで強行突破しようと判断。
さらに、年配の男性もひょっとすると、このコースを下りてきてしまうのではという心配もあったので、時間短縮の意味もあります。
普通なら、こんなとんでも判断しないでしょうが、この急勾配を登り返すのは正直げんなりだったのと、早く救助してあげないとと思ったのもあります。
結果本当に時間短縮出来たのかどうか分からないですが・・・
また後に続く幾つかのグループもこちらに付いてきたようです。
写真もミスコースの手前まではあちこち写しながら来ていましたが、この頃には斜面を下るのにカメラを首から提げていると邪魔だったので、ザックに直してしまいました。
正規のルートに出て、五代松鍾乳洞の所まで来ると携帯も通じ、そこから再度家族の方に連絡を入れます。
その時点で家族の方は警察の方にも連絡をしていたようで、念のためにとこちらの携帯番号を伝えておきます。
稲村ヶ岳登山口から舗装路に出たところでアイゼンを外し、温泉に向かって歩いていると警察と消防の方から連絡が入り、洞川温泉近くの駐在所前で事情等を連絡するために待機する事となりました。
一通り状況を連絡した後、最初に車をデポした駐車場に着いたのは18時前。
この後は温泉に浸かって帰宅。
今回の山行は5人グループで来ていましたが、どちらかというと単独山行の多い自分にとっては(グループ山行で幾ら助け合えたとしても同じ事がいえますが)、もし遭難時した時どうするかとか、何とか無事に下りてはこれましたが、強行突破せず正規ルートに戻り直すという基本をしっかりと見つめ直さねばと反省しなければいけない山行となりました。
その後、男性は一晩警察の方と山中でテント泊し、夜が明けてから無事救助されたとのことです。
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