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記録ID: 5857603
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ハイキング
四国

楢原山(愛媛県・高縄半島)

2023年08月22日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:55
距離
15.3km
登り
908m
下り
904m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:01
休憩
0:54
合計
6:55
7:02
162
スタート地点
9:44
9:50
20
駐車場・奈良原神社参道入り口
10:10
10:10
18
三方への分岐点
10:28
10:28
1
10:29
11:10
15
奈良原神社
11:25
11:25
40
三方への分岐点
12:05
12:07
58
上木地への下山道の中間点
13:05
13:10
47
上木地登山口
13:57
ゴール地点
 今回も故郷の低山ウォーキングの一環として、愛媛県・高縄山系の楢原山(ならばらさん 1042m(地理院地図では1041m))を歩いた。
 通常、この山に登るには、「四国の道(四国自然歩道)」の一部になっている上木地登山口から尾根筋に2.3kmの登山道を歩くのが一般的なようだが、今回はこの登山口から3.4km下流にある林道・湯の谷線の起点(下木地登山口?)から山頂までの約8kmを歩いた。結局、今回歩いた全コースの3分の2は、舗装された林道となった。山頂近くの駐車場まで車で入れば20分ほどで山頂まで登れるが、それでは折角の自然の中のウォーキングの意味がないと考えて、敢えて長距離を歩くことにした。
 
天候 曇り一時晴
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
道標も良く整備されていて分りやすい。
その他周辺情報 奈良原神社の鳥居の前まで車で行ける。そこから山頂までは、登山道を歩いて20分程度。鳥居前に駐車場もある。
 今回筆者がスタート地点とした登山口(林道・湯の谷線の起点)と下山した上木地登山口には駐車場はない。詳細はそれぞれの写真の説明参照。

この日は下山後、時間があったので、近くの鈍川温泉で汗を流した。少しぬめりのある良い湯で、筆者お勧めの温泉! 個人的には松山の道後温泉よりここの方がいい。
 この「林道・湯の谷線」の起点が楢原山(ならばらさん)への登山口(下木地登山口?)となっている。駐車場はないが、路肩に2台ぐらい止められるスペースはある。

 今回はここから舗装された4m幅の林道を歩き、更に山中の奈良原神社境内の参道を通って山頂まで登った。
 なお、この登山口を通過して更に上流に3.4km行くと上木地登山口があり、今回下山ルートはそちらを通った。
2023年08月22日 07:03撮影 by  SH-M15, SHARP
1
8/22 7:03
 この「林道・湯の谷線」の起点が楢原山(ならばらさん)への登山口(下木地登山口?)となっている。駐車場はないが、路肩に2台ぐらい止められるスペースはある。

 今回はここから舗装された4m幅の林道を歩き、更に山中の奈良原神社境内の参道を通って山頂まで登った。
 なお、この登山口を通過して更に上流に3.4km行くと上木地登山口があり、今回下山ルートはそちらを通った。
 林道終点のすぐ手前からは、水ヶ峠→北三方が森(8月1日に登った山)へと続く四国の道が延びている。
2023年08月22日 09:34撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 9:34
 林道終点のすぐ手前からは、水ヶ峠→北三方が森(8月1日に登った山)へと続く四国の道が延びている。
 駐車場前の林道と反対側に蓮華寺跡の石碑がある。左の石柱には「安四 巳年」と刻まれている。
2023年08月22日 09:42撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 9:42
 駐車場前の林道と反対側に蓮華寺跡の石碑がある。左の石柱には「安四 巳年」と刻まれている。
 安政四(1857)年と言えば、幕末の動乱期。翌安政五年には、大老井伊直弼主導による安政の大獄が断行され、翌六年には吉田松陰が処刑されている。正に近代日本の黎明期だ。
2023年08月22日 09:42撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 9:42
 安政四(1857)年と言えば、幕末の動乱期。翌安政五年には、大老井伊直弼主導による安政の大獄が断行され、翌六年には吉田松陰が処刑されている。正に近代日本の黎明期だ。
 ここから先が奈良原(ならはら)神社。右奥に鳥居が見える。時代が平成から令和に移り変わることを記念して新たに建てられた鳥居とのこと。ステンレス製であることが時代を反映している。
 この左が駐車場、10台ぐらいは止められそう。ここまで車で来れば、20分ほどで山頂まで歩くことができる。
2023年08月22日 09:44撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 9:44
 ここから先が奈良原(ならはら)神社。右奥に鳥居が見える。時代が平成から令和に移り変わることを記念して新たに建てられた鳥居とのこと。ステンレス製であることが時代を反映している。
 この左が駐車場、10台ぐらいは止められそう。ここまで車で来れば、20分ほどで山頂まで歩くことができる。
 奈良原神社は、伊邪那岐命を主神とし、紀元690年に開かれたとのこと。
2023年08月22日 09:46撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 9:46
 奈良原神社は、伊邪那岐命を主神とし、紀元690年に開かれたとのこと。
 その奈良原神社由緒。長い歴史を有する由緒正しい神社であることが記されている。
2023年08月22日 09:47撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 9:47
 その奈良原神社由緒。長い歴史を有する由緒正しい神社であることが記されている。
 奈良原神社境内と山頂周辺の案内図。
2023年08月22日 09:51撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 9:51
 奈良原神社境内と山頂周辺の案内図。
 壬生川上(みぶかわかみ)神社の小さなお社。横の立て札には「馬神様」とも書かれている。
2023年08月22日 10:02撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:02
 壬生川上(みぶかわかみ)神社の小さなお社。横の立て札には「馬神様」とも書かれている。
ここは「四国の道」の三方向(楢原山頂、上木地登山口、水ヶ峠)への分岐点。
2023年08月22日 10:10撮影 by  SH-M15, SHARP
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8/22 10:10
ここは「四国の道」の三方向(楢原山頂、上木地登山口、水ヶ峠)への分岐点。
 参道の途中にある奈良原神社の説明書き。奈良原神社は、牛馬を守る神として信仰されていたとのことで、前の写真の「馬神様」を祀っていることを納得した。
2023年08月22日 10:16撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:16
 参道の途中にある奈良原神社の説明書き。奈良原神社は、牛馬を守る神として信仰されていたとのことで、前の写真の「馬神様」を祀っていることを納得した。
愛媛県の天然記念物「子持ち杉」の大木。これは二代目。
2023年08月22日 10:14撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:14
愛媛県の天然記念物「子持ち杉」の大木。これは二代目。
水分(みくまり)神社のお社。
2023年08月22日 10:18撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:18
水分(みくまり)神社のお社。
 「水分(みくまり)」は「水配り」の意だそうで、これが「みこもり」となまって子授けの神様として信仰されているとのこと。ちょっとこじつけ過ぎ?
2023年08月22日 10:19撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:19
 「水分(みくまり)」は「水配り」の意だそうで、これが「みこもり」となまって子授けの神様として信仰されているとのこと。ちょっとこじつけ過ぎ?
 二代目子持ち杉から少し登った所に朽ちた「初代子持ち杉」がある。
2023年08月22日 10:21撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:21
 二代目子持ち杉から少し登った所に朽ちた「初代子持ち杉」がある。
 初代子持ち杉から少し登った参道からは、二代目子持ち杉が正面に見える。すでに立派な二代目に成長している。
2023年08月22日 10:23撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:23
 初代子持ち杉から少し登った参道からは、二代目子持ち杉が正面に見える。すでに立派な二代目に成長している。
 10時28分、楢原山山頂1042mに到着(地理院地図では1041m)。
2023年08月22日 10:28撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:28
 10時28分、楢原山山頂1042mに到着(地理院地図では1041m)。
山頂にある奈良原神社の社殿。平成13年の建設とある。
2023年08月22日 10:33撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:33
山頂にある奈良原神社の社殿。平成13年の建設とある。
 社殿内の祭壇。神様にカメラを向けるのは失礼と思いつつ撮らせて頂いた。
神道の二礼二拍手一礼で参拝。
2023年08月22日 10:32撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:32
 社殿内の祭壇。神様にカメラを向けるのは失礼と思いつつ撮らせて頂いた。
神道の二礼二拍手一礼で参拝。
 奈良原山経塚の説明板。昭和9年(1934年)、楢原山山頂での雨乞い祈祷の準備中に偶然経塚が発見されたそうだ。その発見の経緯とそこに納められていた貴重な埋納品について詳しく書かれている。
2023年08月22日 10:38撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:38
 奈良原山経塚の説明板。昭和9年(1934年)、楢原山山頂での雨乞い祈祷の準備中に偶然経塚が発見されたそうだ。その発見の経緯とそこに納められていた貴重な埋納品について詳しく書かれている。
 その埋納品の銅宝塔と銅鏡は国宝に指定されている。
2023年08月22日 10:39撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 10:39
 その埋納品の銅宝塔と銅鏡は国宝に指定されている。
 これが発掘された銅宝塔と銅鏡。いずれも国宝で、麓にある玉川近代美術館に保管されている。
 毎年一定期間のみ一般公開されるそうなので、次回の公開時には是非見学したい。
 これが発掘された銅宝塔と銅鏡。いずれも国宝で、麓にある玉川近代美術館に保管されている。
 毎年一定期間のみ一般公開されるそうなので、次回の公開時には是非見学したい。
 ここが経塚発掘跡。社殿のすぐ左の一段高くなった所にある。
 ここにも参拝した後、社殿前の石のテーブルで昼食を摂り、少し休憩して、再度礼拝し下山の途に付いた。
2023年08月22日 10:59撮影 by  SH-M15, SHARP
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8/22 10:59
 ここが経塚発掘跡。社殿のすぐ左の一段高くなった所にある。
 ここにも参拝した後、社殿前の石のテーブルで昼食を摂り、少し休憩して、再度礼拝し下山の途に付いた。
 下山ルートは上木地登山口を目指して、ひたすら急坂を下る。
2023年08月22日 11:41撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 11:41
 下山ルートは上木地登山口を目指して、ひたすら急坂を下る。
 まだ3分の1を下っただけ。ちょっと膝がガクガクしてきた。
2023年08月22日 11:45撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 11:45
 まだ3分の1を下っただけ。ちょっと膝がガクガクしてきた。
 上木地登山口まであと1.2km。約半分下りたが、急な尾根筋のためかなり膝にきている。
2023年08月22日 12:05撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 12:05
 上木地登山口まであと1.2km。約半分下りたが、急な尾根筋のためかなり膝にきている。
なおも急坂を下って・・・
2023年08月22日 12:32撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 12:32
なおも急坂を下って・・・
 なんとか膝が持ちこたえてくれたようで、上木地登山口に辿り着くことができた。
2023年08月22日 13:05撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 13:05
 なんとか膝が持ちこたえてくれたようで、上木地登山口に辿り着くことができた。
 今下りてきた登山道を振り返って。
2023年08月22日 13:08撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 13:08
 今下りてきた登山道を振り返って。
 上木地登山口に設置されている案内板。かなり痛んでいて読みづらいが、下ってきた登山道は高縄山から鈍川温泉までの「四国の道(四国自然歩道)」の一部であることが記されている。
2023年08月22日 13:06撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 13:06
 上木地登山口に設置されている案内板。かなり痛んでいて読みづらいが、下ってきた登山道は高縄山から鈍川温泉までの「四国の道(四国自然歩道)」の一部であることが記されている。
 上木地登山口全体の様子。周辺に駐車場はない。路肩の広くなっている所を捜して止めるしかないが、地元の人や林業作業車の通行の妨げにならないように注意する必要あり。

 この後、今日の登山開始地点までの約3.4kmの舗装された林道をテクテク歩いて・・・
2023年08月22日 13:09撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 13:09
 上木地登山口全体の様子。周辺に駐車場はない。路肩の広くなっている所を捜して止めるしかないが、地元の人や林業作業車の通行の妨げにならないように注意する必要あり。

 この後、今日の登山開始地点までの約3.4kmの舗装された林道をテクテク歩いて・・・
 やっと今日のスタート地点、下木地登山口?(林道湯の谷線の起点)に戻った。
 約15km、3週間ぶりの長距離ウォーキング、お疲れさん。
2023年08月22日 13:57撮影 by  SH-M15, SHARP
8/22 13:57
 やっと今日のスタート地点、下木地登山口?(林道湯の谷線の起点)に戻った。
 約15km、3週間ぶりの長距離ウォーキング、お疲れさん。

感想

 低山故に、全ルート樹林帯の中を歩くことになり眺望は望めないが、その分日差しが遮られて歩きやすかった。
 山頂の奈良原神社は古い歴史を持つ由緒ある神社で、参道に掲示されている色々な説明書きを読みながら歩くのも楽しい。また山頂の境内からは国宝の銅宝塔と銅鏡他、多くの埋納物が発見されており、歴史探訪ウォーキングとしても興味深い。 
 

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