穴毛谷からウェストンルート?で抜戸岳、最強軍団にも会えた!
- GPS
- 11:42
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,819m
- 下り
- 1,767m
コースタイム
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 11:39
天候 | 晴・曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※左俣の市営第4駐車場(有料)に停めようと思ったら、ネット予約専用駐車場になっていました。 |
写真
感想
笠ヶ岳を知り尽くしたOさんに案内をお願いして初めて穴毛谷から抜戸岳へ。渇水&寡雪のおかげで水流にも雪渓にも行く手を阻まれることなく、安全に谷筋を通過。登る都度に現れる一ノ沢から六ノ沢、そしてその間の尾根と尾根の先に見えるピークまで、丁寧な解説付きの贅沢な山行。もう少しピッチをあげて笠ヶ岳のピークを踏むこともチラっと頭をよぎったが、いくら歩きやすい沢とはいえ大岩越えてあちこち乗越してるうちに腿も腰も一杯一杯。日和って右へ右へとルートをとって杓子平へ。せっかくだからせめて抜戸岳くらい踏んでいこうと稜線へ。帰路は笠新道から下山。往路は奇しくもウェストンさんが案内人に連れられて歩いたルートとほぼ同じになりました。
まず風穴過ぎていつもは見送っている橋を渡って林道へ。発電施設の巡視路なのでよく整備された綺麗な道だと思ったら、数か所の土石流で道は塞がれ、そしてすぐにブッシュの中へ。距離は短いのでそれほど苦にならない。直ぐに穴毛谷本流へ。上部の堰堤を渡って入渓。Oさん「こんなに水が少ないのは初めて!」と驚いている。とは言え、「この時期は沢装備要らないよ」と言われてハーネスもロープも車の中に置いてきているし、靴も沢靴は持ってきていないので水が豊富では困るのだ。雪渓もないと踏んで、シャンクが柔らかくグリップ力があるトレランシューズで正解。大岩越えて歩くのが楽でした。
入渓してすぐに一ノ沢。二ノ沢も直ぐに現れて、間の一尾根はクリヤの頭に突き上げていると聞くと、いかにクリヤ道が長いか思い知らされる感じ。穴毛岩通過して四ノ沢までくると支沢スケールが大きくなった感じ。五ノ沢はよほど雪が多いのか、大量の堆積物を出合に運んでいて堤ができたみたいになってる。そこをなんとか乗越すと穴毛大滝が見えてきた。「滝見て帰ってもよいなぁ〜」くらいに思っていたが、まだ9時前なので進む。大滝は渇水のせいで残念ながらあまり迫力ありませんでした。
滝を左手に見送ってザイテンタールへ。乗越点まで進むと上部から3名のパーティが。まさか人に出会うと思っていなかったからちょっと嬉しくなって声かけようと思ったら、そちらのリーダーの方から「やぁ〜こんな所に来るもの好きが他にもいるとは!」と(笑)。なんと!YSHR先生、hayawataさんYamaKeIさんのパーティでした。Oさん先に気づいて声掛け。私はまさかアノ凄い方々と会えるなんて思ってなかったのでテンパって図々しく写真撮らせていただきました。すみません。ありがとうございました。帰宅後早速上がっていたレコを拝見したら、秩父沢遡行穴毛谷下降というバリ×バリの屈強コース。しかも朝9時にもうザイテンタールを下降中。スキーは深夜出早朝滑走と認識していたが、全ての行動がそうなんですね!凄すぎです。
ザイテンタールで先生方とすれ違いお別れした後、本流へ戻るために岩の基部を巻いていく。目印の岩覚えておかないと…。そこから直ぐに沢へ復帰しようとする私をOさん止めて、「先に15mほどの滝があるからしばらくはこの斜面を行くよ」と。乗越した岩を回り込むと、左岸の草付に古い登山道が残っていて、もちろん所々不明瞭にはなっているけどそこそこ歩きやすい。滝を回避してから本流へ。多少の水量はあるものの、川のようなことは無く、ちょろちょろと出たり入ったりする沢水を最後の補給に汲んでいく。目の前の六ノ沢はそこそこの水を湛えていて、沢全体が細い滝のように美しく流れていた。
笠ヶ岳本峰を目指すなら2250辺りの分岐から左の沢に入って行かないといけないが、時間も押してきたし疲れたのでトットと杓子平に乗り上げる。そのまま笠新道降りて帰るのはちょっと残念なので抜戸岳へ。貧相すぎる山頂標識もう少しきれいにしてあげて(笑)。5年前の写真見たらもう少しマシでしたよ。
ここからはひたすら笠新道下って新穂へ戻る。途中登ってきた方から「熊いるらしい」と聞いたので樹林帯の中は一応気を付けて歩いていく。途中2箇所でとんでもなく強い獣臭あり。熊さんのマーキングでしょう。YSHR先生のレコにも熊さん登場していたので時間差通過。早朝に比べて登山者も多い真昼間は多少遭遇の可能性少ない。でもまあ気を付けて行動するのがお互いのためですね。
今まで何となく登っていた笠ヶ岳、先月は笠谷、今月は穴毛谷と、沢登のおかげで視野が広がり今後の楽しみも増えた。願わくばもっと体力と技量を身に付けて残雪期もスキーで入ってみたいが、急峻な尾根と谷を目の当りにしたらちょっと厳しそう。身の丈に合わせてとりあえずは夏のお楽しみだけに。今日はウェストンの後を辿れて最強軍団にもお会いできて、最高に楽しい沢登になりました。Oさんに感謝!
すごいところに行ってますね。
沢もたくさん行かれてるようで羨ましいです。
私たちも最強軍団のレコはよく見ています。困難でも怪我をしてもへこたれないところが自分達の力になる気がして。
でもお互い怪我はしないように楽しみたいですね。
私もYSHR先生の体力精神力には勇気をもらっています。とても真似はできませんけど…
穴毛谷、スキーも魅力的ですが、己の技量では事故の元と思い自重します。
おまめさん可愛い盛りですね!
来年はぼっちゃんとお留守番がたくさんできる様になって、パパさんママさんの山行が増えますように!
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