飯縄山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 855m
- 下り
- 842m
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
16日から18日までこの山域でトレランの大会があるらしいので注意 |
写真
感想
中社ゲレンデ駐車場9:50〜飯縄山12:27/12:50〜駐車場15:20
小学校1年の終わりまで長野市郊外に住んでいたので、飯縄山は故郷の山なのだが、幼少時のこととて全く記憶にない。今回は戸隠山が本命だが、ついでに登る機会がようやく訪れた。
自宅から5時間かかって、他に1台も止まっていない駐車場に到着。温泉を横目に見て林道を歩き始める。西登山道入口の10m手前に、怪無山から周回する場合の下山路が降りてきている(道標なし)。いくらか青空も覗くが、周囲の山は湿っぽい雲をかぶり、蒸し暑さにすぐに汗まみれになってしまう。登山道は落葉松、針葉樹、少しの広葉樹の入り混じった森の中を登っていく。やや飽きた頃に小さな社(萱の宮)を見ると、傾斜が増し、やがて岩の積み重なりを踏み越えていくようになる。道端にはリンドウが青や紫の花を連ね、リンドウロードの様相だ。岳樺が出てくると、ほどなく草原状の尾根を行くようになり、南麓のゴルフ場や集落、鬼女伝説の荒倉山などが良く見える。トリカブトも満開で、私の好きな紫色系の競演が嬉しい。背後の戸隠の稜線は雲に隠れ、北アルプスは灰色のベールの向こうだ。
九合目の標識のあるピークの下に社があり、ご神体は鏡であるらしい。気持ち良い稜線漫歩しばしで広い頂上に着いた。西側はダメだが、東は流れる雲の合間に根子岳のスロープから横手山、岩菅山を経て鍋倉山まで薄青い山並みが連なり、ビルの建て込む長野市街や緑色の善光寺平が眼下に広がる。展望盤によれば、南北中のアルプスはもとより、越後駒や飯豊まで望めるとのことで驚く。
下りは細かい石混じりの道で滑りやすい。瑪瑙山との鞍部の右側には魅力的な緑の原っぱが見えるが、行ってみればただの笹原なのだろう。ボリュームのある黒姫山の向こうに、火打から焼山の尖がった頭、金山への青いスカイラインが意外に間近に見える。鞍部はツツジが紅葉し秋の風情だが、その後の直登の登り返しはいささか応えた。振り返る飯縄山は両翼を広げたような姿で貫禄がある。瑪瑙山の頂上からはようやく雲の取れた乙妻山の三角形が美しい。ゲレンデの草原の中を下っていくと、両側はまたリンドウ畑で見飽きるほどだった。突然、左脚の付け根が痛み出し、だましだまし歩いているうちに治まったが、翌日の戸隠山が不安になる。怪無山との鞍部から左へ樹林に入る。西登山道とは趣の違う、ブナ?が交じるしっとりした(陰気な)森だ。いくつかの小沢を渡ると十字路で、まっすぐ行くと西登山道の入口付近に出ると思われるが、今日は右に曲がり、爽やかな堰の流れに沿ったなだらかな道を辿る。何のための用水だろうか。左手に広がる森は雪の季節に歩いてみたくなる雰囲気だ。ススキのゲレンデに出たら左へ(道標だが、左への表示はない。)切り開きを辿ればすぐに駐車場に下り着いた。車で1分(徒歩でも3分)の神告げの湯で汗を流し、戸隠キャンプ場に向かった。
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