金勝山・官ノ倉山・石尊山

2015年02月28日(土) [日帰り]

• GPS: 03:50
• 距離: 11.3km
• 登り: 518m
• 下り: 544m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:05
• 休憩: 0:45
• 合計: 3:50

7:40 竹沢駅
8:15 金勝山
8:45 勝呂踏切
9:35 10:00 官ノ倉山
10:05 10:15 石尊山
10:30 北向不動尊
11:05 11:15 八幡神社
11:30 小川町駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

（行き）
JR八高線 竹沢駅

（帰り）
JR八高線 小川町駅

コース状況／危険箇所等

●竹沢駅 〜 金勝山
JR八高線の竹沢駅から金勝山を目指す場合、通常は線路沿いを北上したところから南登山道に入るか、または東武竹沢駅のほうに回って東登山道に入るかのどちらかです。
今回は竹沢駅の真裏あたりから金勝山へと続く地形図の破線路を歩こうとしましたが、取り付きのあたりが私有地っぽいので遠慮し、その代わり別の箇所で発見した送電線巡視路を足掛かりにしましたが、途中には不明瞭な区間もありましたのでお勧めはできません。

●金勝山 〜 勝呂踏切 〜 官ノ倉山
金勝山からは浅間山を経て南登山道を下りました。問題箇所はありません。
南登山道を下り切って車道に出ると、当面は官ノ倉山への案内はありません。次に官ノ倉山への道標を見る吉田家住宅の近くで、その後天王池までは車道歩きです。
天王池を過ぎると山道に変わり、概ね問題のない道でしたが、稜線に出る手前で登山道がジグザグを描く区間では、路肩が崩れかけて不安定になっている箇所が散見されました。

●官ノ倉山 〜 小川町駅
登山道は、官ノ倉山から北向不動尊の手前までで、大きな問題箇所はありません。
1箇所だけクサリ場がありますが、階段状になっていて足場が豊富にあり、晴天時には特にクサリを使う必要はないように感じました（下りでも普通に前を向いたまま歩けたので）。
北向不動尊の先で車道に出たら、竹沢駅に戻るほうが距離は短いのですが、その場合は国道歩きが長くなるなど快適ではなさそうなので、「ふるさと歩道」で小川町駅へと歩いています。
細い道を紡いだ「ふるさと歩道」は、やや難解な道順をたどりますが、曲がり角には必ず道標が立っていて、道案内は万全でした。

写真

2/28 7:37

JR八高線の竹沢駅からスタート。小川町からさらにひと駅、高崎寄りに進んだところにあり、無人駅でした。

2/28 7:52

紆余曲折はありましたが、竹沢駅の裏手あたりで、人家の手前に気になる階段があるのを発見しました。

2/28 7:54

階段の先に続いている山道は、送電線巡視路でした。果たしてどこまで続いているのでしょうか。

2/28 7:56

すぐに鉄塔に出たら巡視路も終了でした。ただ、鉄塔の奥に道はありませんが、なんとか歩けそうな雰囲気です。

2/28 7:57

「踏み跡」とまでは言えませんが、かつて人が歩いた痕跡のようなものが微かに残っているようでした。

2/28 8:01

当初歩く計画だった尾根に乗ると、明瞭な踏み跡がありました。地形図の道はちゃんと存在していたようです。

2/28 8:03

踏み跡を追っていくと、ロープの先に整備されたエリアが現れました。「小川げんきプラザ」の遊歩道です。

2/28 8:09

遊歩道に入ったら、あとは案内に従って進むだけです。木段を登り詰めていくと、まずは前金勝山に出ました。

2/28 8:13

一旦下って登り返すと金勝山。展望は樹間から覗く形で、しかも空が少し霞んでいて遠望がききませんでした。

2/28 8:16

いくつもの小さなピークが狭い範囲に密集する金勝山では、どの方向への移動でも木段の登り下りが現れます。

2/28 8:17

次に越えていくピークは裏金勝山。ここでは、小さなピークのすべてに、いちいち名前が付けられていました。

2/28 8:20

さらに木段を登り下りしていくと、行く手に小川げんきプラザの本館が見えてきました。

2/28 8:20

建物の裏手に回ると北側が開けていて、遠くに何か見えていました。この縮小写真では分かり難いのですが‥‥

2/28 8:20

うっすらと見えていたのは日光連山です。肉眼ではもう少し見やすかったのですが、写真だと厳しいですね。

2/28 8:24

小川げんきプラザの本館前は、まだ朝8時過ぎとあって、全く人の気配がなくひっそりとしていました。

2/28 8:26

その後も木段の登り下りを続けて、今度は西金勝山を越えていきます。

2/28 8:30

最後のピークとなる浅間山では、風に吹かれずに過ごせたので、この日最初の小休止を取りました。

2/28 8:35

ここまで木段ばかりが多い道を歩いてきましたが、浅間山からの下りになると、初めて普通の山道が現れます。

2/28 8:39

低い山だけに、気持ちの良い山道は長くは続かず、ほどなく林道に迎えられました。

2/28 8:44

八高線の線路沿いまで下りてきたら、勝呂踏切を渡って反対側に出て、今度は官ノ倉山を目指します。

2/28 8:48

国道254号線を少しだけ北上して、信号のある交差点を「吉田家住宅」への案内に従って左折します。

2/28 8:53

人家が点在し農地が広がるのどかな景色の中を進み、次に道標がある四辻をさらに左折します。

2/28 8:58

すると、左手の採石場に沿った道となり、しばらくは荒涼とした景色が続いて、この区間は少々退屈でした。

2/28 9:05

再び人家のあるエリアに入れば、この三光神社の前で、竹沢駅方面からの登山ルートに合流します。

2/28 9:10

舗装道路と分かれて、未舗装の道に入ると、まもなく天王池が現れました。

2/28 9:11

天王池の奥で霞んで見えているのが、次に目指す官ノ倉山です。

2/28 9:15

天王池を過ぎると山道が始まって、しばらくは沢沿いを緩やかに登っていきます。

2/28 9:22

最後に沢の源頭部を詰める所で登山道はジグザグになり、樹木にもスプレーで「十二曲」と書かれていました。

2/28 9:32

稜線に上がったところで一旦は穏やかな道になりますが、頂上直下は見上げるような急登になりました。

2/28 9:38

官ノ倉山に着くと展墓は良かったのですが、北風が強く吹き荒れていて、寒くて落ち着かないのが難点でした。

2/28 9:39

西側には、「外秩父七峰縦走」のコース後半の稜線が見えていました。

2/28 21:59

1つ前の写真を縮小して山名ガイドを入れたものです。

2/28 9:41

北側は展望が大きく開けていましたが、金勝山にいた頃と同様に、遠くが霞んでいるのが残念でした。

2/28 21:59

1つ前の写真を縮小して山名ガイドを入れたものです。

2/28 9:41

赤城山のアップですが、元々ぼんやりとしか見えていないものを光学ズームで撮るので、写りは今ひとつです。

2/28 9:42

日光連山も、金勝山から撮った時のほうが、いくらかマシに写っていたでしょうか。

2/28 9:50

頂上南側斜面の下にあったベンチは、北風が吹き込まず、正面からの日差しを浴びているとポカポカでした。

2/28 10:10

官ノ倉山から一旦下って、すぐお隣にある石尊山に来ました。

2/28 10:10

石尊山は、その名前通り石尊信仰の山で、祠には私の地元にある大山阿夫利神社のお札が奉納されていました。

2/28 10:08

石尊山の頂上にはほとんど樹木がないため、官ノ倉山よりも広範囲のパノラマが楽しめました。

2/28 21:59

1つ前の写真を縮小して山名ガイドを入れたものです。

2/28 10:08

日光連山は、官ノ倉山で撮ったものと比べると、少しは分かりやすい写真になったようです。

2/28 10:16

石尊山を後にして下っていくと、間もなくクサリ場が現れました。

2/28 10:16

傾斜がきつい斜面ではなく、階段状で足場も豊富なので、地面が乾いていればクサリの必要性はなさそうでした。

2/28 10:22

低山なので、ここでも山道を歩ける時間は長くなく、次第に道幅が広がって林道のようになってしまいます。

2/28 10:26

北向不動尊への階段が分かれる地点は、ベンチなどが置かれた休憩スペースになっていました。

2/28 10:26

不動尊への階段は急で、登りでも手すりに掴まりたくなる程。でも長さは最初から見えている範囲が全てでした。

2/28 10:29

確かに北を向いているようです。ただ、頑丈そうな社が無粋に感じられたのが少々残念でしたが‥‥。

2/28 10:46

車道に出たら、「ふるさと歩道」で小川町駅へ。道順はやや難解でしたが、道案内はしっかりしていました。

2/28 10:48

「ふるさと歩道」は全てが車道歩きではなく、この橋の先では短い間ですが土の道を歩くこともできました。

2/28 10:50

それも、ちょっと森の中を抜ける程度だろうと思っていたら、結構ガッツリとした山道だったのが意外でした。

2/28 11:06

短い山道が終わると、あとは駅までずっと舗装道路が続きます。途中の八幡神社で少し足を休めていきました。

2/28 11:30

スタートが早かったこともあって、小川町駅に着いたのはお昼前でした。

撮影機器：

FinePix Z300 FUJIFILM

感想

cellist

今回は外秩父の低山へ。「外秩父」という呼び方は、東武鉄道の「外秩父七峰縦走ハイキング大会」によって定着してきた感がありますが、秩父盆地の北東側でJR八高線の西側までのエリアを指すようです。
その大会のコースで起点となる官ノ倉山は、七峰の中でこれまでに唯一登ったことがなかったので、八高線の線路を挟んで対峙する金勝山と合わせて巡ってきました。

朝のうちは風が冷たくて、いずれの山頂も吹きっさらしのため落ち着いてくつろげなかったり、冬の朝なのに空気があまりクリアではなく、遠くまでスッキリと望むことができなかったりしましたが、このところ登山というよりはお散歩に近い計画が続いていたので、久しぶりに身体を動かした気分になれたのは良かったです。

ブログの記事はこちら
　（使用写真はヤマレコと同一ですが、写真の説明は少し丁寧に書いています）
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2015-02-28

文章主体の詳細ページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2015_01_03/mt2015_01_03.html#20150228

コメント

niini

充実した歩きが出来て何よりでした！
cellistさん　こんにちは
小川町には友人が住んでいて、以前は良く行ってましたが、近辺の山歩きはした事がないのです
外秩父七峰は良い機会なのですが、今年も参加出来ないかも？

それにしても、いつも詳細で分かりやすいレコで感心してます
僕も見習いたいのですが、ガサツな性格なものですから無理そうです