信貴山から十三峠へ(平群に下山)
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- GPS
- 05:50
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 372m
- 下り
- 564m
コースタイム
天候 | 曇。前夜の雨で湿度が高かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
十三峠から福貴畑集落を経て近鉄生駒線・平群駅に下山しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 高安山から宗教施設の横を通る幅広の道から生駒縦走路に入るには、生駒スカイラインの下を潜り、スカイラインの脇に付けられた細い縦走路を十三峠まで歩きます。 福貴畑までは十三峠から来た道を戻り、縦走路の分岐を直進して林道のような山道を歩きます。集落が近づくと舗装された生活道です。 旧平群西小学校前の交差点を左折して道なりに進み、龍田川の橋を渉って直進すると平群駅です。 今回のコースで、トイレは信貴山バス停、朝護孫子寺境内、信貴山頂にあります。信貴山から平群駅までありませんが、旧平群西小学校前を過ぎた場所にある平群町の総合スポーツセンターで借りる事が出来ました。 |
その他周辺情報 | 平群駅周辺に飲食店は見かけませんでした。 生駒駅に出るとあるようです。 今回は近鉄・西大寺駅中にある立ち飲み店の豊祝で反省会をしました。 |
写真
メンバーの一人が集合駅の「王寺」を「天王寺」と勘違いして王寺駅に30分ほど遅れて到着。
他のメンバーは乗車予定の路線バスで先発してもらい、遅れたメンバー+1名は王寺駅からタクシーで追いかけましたので、ここに着いたのはほぼ同時でした。
ここから歩き始めました。
空鉢護法堂は国宝信貴山縁起絵巻に描かれています。「竜王の力を備えた空鉢については「信貴山縁起絵巻」上巻「飛倉之巻(とびくらのまき)」にて、命蓮上人(みょうれんしょうにん)が貪欲な山崎長者の蔵を空鉢に乗せて飛び去らせ、驚き嘆く長者を諭して福徳を授けたという霊験譚として語られています。」(信貴山千手院HP)
信貴山頂から一旦下って、緩やかに登ると約50分で高安山頂下の生駒縦走路に出ます。その付近で昼食休憩してから生駒縦走を北へ1時間ほど歩くと十三峠に着きます。
その昔伊勢参りの道だったようで、旅人の安全を祈願して祀られたのでしょう。向かいには「右 大坂」と刻んだ大きな石がありました。
以前は生駒山から歩いてきて福貴畑の花を楽しみながら下山していました。
この時期は菊が栽培されていて、出荷の軽トラックが行き交っていました。
龍田川に橋に脇にあった酒屋さんは廃業されたようで、何度もお世話になった自動販売機も撤去されていました。
その代わり平群駅周辺は再開発されたようで、道路が広くなり、文化センターもできていて、昔の風情はすっかりなくなっていました。
感想
定年まで勤務していた会社の先輩・同僚の山仲間と信貴山から十三峠を歩いてきました。
初っ端からメンバーの一人が集合場所の王寺駅を天王寺駅と間違えるハプニングがありました。幸い大和路快速は15分毎に運行されていますので、30分の遅れの到着で済みました。
遅れたメンバーと私以外の4人は、予定のバスで先発してもらい、私達はタクシーで追いかけて、出発地点の信貴山バス停にはほぼ同時に着きました。
信貴山バス停は1983年まで運行されていた東信貴ケーブルの信貴山駅の跡で当時の駅舎が待合所として使われています。
近鉄生駒線・信貴山下駅から運行されていたケーブル跡地は上半分がハイキングコースとして開放されていて、下半分は拡張されて道路になっています。いずれも直線的で結構な勾配なので普通の登山道を歩くよりも登り、下りとも辛いものがあります。
80歳超や、坐骨神経痛を患っているメンバーが含まれているので、ここを避けるためにバスを使用した次第。
バスは1時間に1本運行されています。
バス停から信貴山・朝護孫子寺までの参道をゆっくり登って行きます。仁王門を過ぎると沢山の石燈籠が立ち並ぶ参道脇に、巨大な張り子の虎があります。見上げると本堂が見えます。
境内を抜けて本堂でお参りしてから奥の院を目指します。
奥の院の信貴山頂には空鉢護法堂があります。(写真のコメント参照ください。)遠
ここからの眺めは良いのですが、この日は曇りで遠望は得られませんでした。
信貴山から急な管理道を下り、山道に入ります。しばらく下ると山頂を巻く登山道に合流します。そこから高安山まで緩やかに登り返します。展望は全くありません。生駒スカイライン(ドライブウェイ)を横断するとすぐに生駒縦走路の高安山三角点への登り口のある付近に出ます。
休憩適地には先客は居られたので、宗教施設横の道を少し下った場所で昼食としました。
食後、生駒縦走路を十三峠に向かいました。
この付近から鳴川峠付近までスカイラインの脇に縦走路が設置されています。小さなアップダウンが連続します。
十三峠には明和二年に祀られたお地蔵さんが居られます。やや大型で柔和な表情が印象的です。
お地蔵さんの他には峠と思える景色はありません。スカイラインを潜って狭い車道が奈良県と大阪府をつないでいますが、縦走路からは見えません。
当初は大阪側に下山する予定でしたが、前述のメンバーの足に疲労の色が見えたので、奈良県側の平群に下山しました。
縦走路を戻り、分岐を直進して福貴畑を目指します。最初は林道のような土の道ですがすぐに舗装路となります。
福貴畑は花卉栽培、特に花木の栽培が盛んで、春先には色とりどりの花が咲き乱れてさながら桃源郷のような風情となります。
この時期は菊が栽培されていました。
十三峠から2時間で平群駅に下山しました。
駅周辺に飲食店は無く、乗換駅の生駒は不案内なので、以前利用したことのある西大寺駅中の豊祝で反省会としました。
ここは酒蔵が経営しているので、美味しい日本酒が飲めます。立ち飲みで注文する都度現金払いのシステムです。おつまみの種類が多く、味もまあまあです。この日は久しぶりに日本酒を飲み過ぎて自宅に帰り着く頃は千鳥足となっていました。
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