冬の上高地小梨平 テント泊訓練 快晴の穂高連峰
- GPS
- 04:10
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 322m
- 下り
- 141m
コースタイム
天候 | 1日目: 曇り 2日目: 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
http://www.sawando.ne.jp/parking.html 岩見平は除雪されていませんでしたので、向かい側のグレンパークさわんどに断わって止めさせてもらいました。 釜トンネルへは3人以上であればタクシーがお得。沢渡岩見平から2,600円ほど。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
工事車両が入っているので、大正池まで除雪されています。しかしその区間は雪崩の巣ですので、たくさんの人が歩いているからと言って油断は禁物です。 3月はすでに雪崩れた後であることが多いですが、それでも小さいものをあわせて10か所くらいは雪崩の跡を通りました。(結構溶けているのでわかりにくいですが) |
その他周辺情報 | 冬の上高地へ行かれる場合のルールです。 http://www.kamikochi.or.jp/winter/3866/ |
写真
感想
雪上テント泊の訓練に、上高地に行ってきました。
冬は大きめのテントにみんなで入るのが暖かいのですが、
今回はあえて各自ソロテントを持参して設営、食事等も各自で。
工事の車両が出入りしているので、大正池までは除雪されています。ですのでわかりにくいのですが、何か所も雪崩の通り道があります。3月は冬型も緩むことが増え、天候、雪ともに比較的安定していますが油断は禁物です。
大正池手前の分岐で、工事車両は西側の道を通りますので、歩行者は除雪されていない道を歩きます。ただ、悪天候のときなどは分岐を見失うこともあります。(除雪された道を進んでも、田代橋にはつきます。)
土日は人が多いので、ほぼ踏み固められています。滑らないよう注意が必要ですが、ツボ足でほぼ通行可能です。平坦な道なのですが、ところどころ小さな山(1-2m程度)を越える箇所があります。これは、雪崩の跡が盛り上がっている場所なので、積雪直後などは注意が必要です。
除雪されている個所ではなおさらわかりづらいのですが、谷側の雪が他より盛り上がっているところはそのような場所である可能性が高いです。
テント設営場所は小梨平。雪を掘り下げて平らにしますが、少し掘ると氷の層がでてきました。今回の積雪の前、気温が高い日に溶けたものです。テントのペグはすぐに抜けてしまうのでストックを使いました。そのストックがこの氷の層を突き破ると、するすると下まで潜っていきました。
今回、3月としては寒い日でテント室内でも−13℃ほど。
ペットボトルも凍り、素手で金属を触ると張り付いてしまいます。
冬のテント泊では、冬用のシュラフを使い、厚着をすると思いますが着込む以外のポイントがあります。まずは頭と首を温めること。動脈が体表面近くを通っているので、ここを温めれば体が温まりますし、冷やせばすぐに体も冷えます。
それから、上よりも下。寝ているときの熱は体の上面よりも下面から逃げていきます。つまり、体が地面に接している部分の熱対策を重視すること。なので、シュラフを分厚いものにすることよりも、下に敷くものに注意。断熱性の高いもの、何枚も。底冷えを少しでも軽くすることが大事です。
夏用のテントをそのまま使う場合は、風対策が必要です。
今回は無風であったのが幸いでしたが、これが強風の場合下からテント内に風が入り込み、耐えられない寒さになる可能性があります。
夜中にヘッドランプを照らすと、木々のあちこちがキラキラと反射して
とてもきれいでした。ダイヤモンドダストに近い現象かな?
翌朝は念願の晴天。目の前に雪をかぶった穂高連峰を見ることができました。
松本市内からは想像できない、ここは日本かと思ってしまうほどの別世界です。
日帰りの人が多いですが、高低差がないので子連れも何人かみかけました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する