記録ID: 602421
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アルパインクライミング
谷川・武尊
谷川岳東尾根
2015年03月20日(金) [日帰り]
群馬県
新潟県
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,249m
- 下り
- 1,243m
コースタイム
3:30登山指導センター
4:30一ノ倉沢出合5:00
7:30シンセンのコル7:40
8:10第一岩峰
10:00観倉台
10:35第一岩峰
11:15谷川岳オキの耳
11:40トマ
14:30登山指導センター
4:30一ノ倉沢出合5:00
7:30シンセンのコル7:40
8:10第一岩峰
10:00観倉台
10:35第一岩峰
11:15谷川岳オキの耳
11:40トマ
14:30登山指導センター
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一ノ倉沢出合〜シンセンのコル 本谷デブリ多数、この日も更に雪崩れてました 一ノ沢はデブリの滑り台状態 コルから先はダブルアックスでシャフトを根元まで刺して登る 根元まで刺しても効かない所有り。基本ブレードまで刺す ボッチなので全行程フリーです。 コル〜第二岩峰 とにかく雪がグズグズで悪い 第二岩峰の基部の融雪が進み岩との隙間がある 第二岩峰〜観倉台 観倉台への登り途中で深いクラック有り 一度クラックに下りて雪壁を少し削って登る、しかし雪が脆いので取付き始めはとくに注意 観倉台上のクラックは右側のクラックの端まで雪面を降りて渡る ナイフリッジ〜トラバース 何故かこの部分は雪が締まっていた 思ったほど難しくなかった 第一岩峰 ここからまたグズグズの雪 右側からの巻も使えそうだが、無難に直登 岩峰左手から取付き、右側トラバースし上に登る 岩峰右側にフィックスロープも有った 第一岩峰〜オキの耳 雪はグズグズ ルートの左右で小規模の雪崩れ有り オキの耳へはルート正面から突破 下山、西黒尾根 ラクダのコル前後の急登岩場の回りは踏み抜きやすい ルート上にブロック状の崩落した雪塊有り 3月27日追記 2015年の登山禁止期間は3月27日(金曜日)〜5月1日(金曜日)迄です |
その他周辺情報 | 湯テルメ谷川です 詳細は皆様のレコ参照下さい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ハードシェル
タイツ
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
ツェルト
ナイフ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
カラビナ
クイックドロー
ギアスリング
ディッセンダー
アイスアックス
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感想
去年から今年の3月に東尾根をやろうと計画しておりました。
が、仕事が忙しくこの日になってしまいました。
今年は積雪量が多いとの情報であったが予測より少なくかった。
また今週は気温が高い上に前日雨と雪のコンディションと雪崩が、非常に気になっていた。
シンセンのコルからは特に緩く敗退を視野に入れて進む。
第二岩峰を越えて、観倉台を見ていると上部の雪庇が崩落しマチガ沢側に落ちて行く…
これにはかなり焦ったがまだ行けると判断し登攀続行
ダブルアックスでシャフトを根元どころかブレードまで刺して登るがそれでも効き切らない事が多い
気温の上昇でビシャビシャの雪の為グローブが濡れてしまう、
ゴムの作業用手袋も有ったがザックから出すのがタルくて素手で登る
雪のコンディションからのビバークの可能性が低くなったので再びグローブを付ける。
ナイフリッジ、トラバースは予想より難しくなく、楽しく通過出来た。
第一岩峰は右側より巻く事も可能だとは思ったが直登を選択
山頂への最後の雪壁を登攀している時にルートの左右で小規模の雪崩れが起こる。
最後の雪壁の後半と観倉台の登りは急な上に雪のコンディションは悪かったが、アルパインクライミング・一ノ倉を心底愛してると思える登攀でした。
東尾根、西黒尾根共に今日は貸切で今回も心から山に感謝です。
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いーですね!
このところあったかくて雪の緩みがすごいと、我が地元で感じてます。
肝心の山行そのものについてはコメできずで失礼します。
ですねー、ばっちり?腐れ雪でした!
滑落すれば数百m下って雪壁でのグズグズな雪ってのもなかなかエキサイティングですよ\(^o^)/
山行へのコメほいいんですよ、kimberliteさんの守備範囲外ですから(^o^)/
おはようございます。
レポートお待ちしておりました!
もしかしてまた、オンサイトですか(゜Д゜;;)
僕にはまだ、雪の赤岳や鳳凰山が残っていますので、このルートは100年先だと思います(^^;
これからも気を付けて(^-^)/
ツバサさん
はい、オンサイトです(;^_^A
このルートは3月までの賞味期限の短いルートですので(^o^)/
思ったより難易度は低かったです(^-^)
前半は雪崩ばかり気にしてましたσ(^_^;)
積雪量が多く雪が締まっていれば更に難易度は下がると思いますよ
shell14bと申します。
私も昨年、始めて東尾根登ってみましたが、いいところですね。
低い山なので雪が緩いのが玉に瑕ですね。
今年は左方ルンゼ計画しましたが、写真見て見送って良かったかなと思いました。
平日の記録ですね。大胆さ、感服しました。
フォローさせていただきます。
はじめまして!
フォロー、コメントありがとうございます!
そうなんですよ、
面白いルートですが賞味期限短いデスよね(;^_^A
この日も気温が高くもっと早くに尾根にのるつもりでしたがチンタラしてしまいました。
平日は静かなヤマが出来てとても好きです。
下山時に登山指導センターでお会いしたクライマーの方も左方ルンゼの、写真を見て
3ルンゼか4ルンゼ辺りのコンディションのいいルンゼ適当に登ると言っていました
ありがとうございました!
谷川岳に登った事もなく、雪山の経験も、乏しい超~ド素人の私から質問で~す。
11番目の写真で、貴方が登られたルートの方が、私の目には、遠回りでも、むしろ雪崩の危険は少ないのでは?‥‥‥‥‥と思えるんですが、何故、青いラインのルートの方が、正解なんでしょうか?
通常、青線ルートだと思います。
直進せずに赤線ルートに移行した理由は、雪崩ではなく雪がグズグズ過ぎて踏み抜きがひどかった為左に逃げました。
しかし、実際の赤線ルートは雪面から離れてすぐの草付きは良かったのですが、左から右に折り返すのが写真左岩の縁になります。その下はは切れ落ちていのと、この左側、写真では緩やかに見えますが実際滑落すればマチガ沢の方へ「さいなら〜」な感じなんです。
右に折り返しての写真中央の岩場もホールド・スタンス共にあるのですがボロく剥がれやすいので見た目程登りやすくありません。
そういった理由で青線直進もしくはその右側にトラバースした方がマシだったと思いました。
どうでしょう?ちゃんと説明出来てますか?
う~ん、なるほど!そう言う理由だったんですね。納得できました(^-^)v 私は雪山も岩場、ガレ場の類いも、経験があまり無いので、何処をどうルート選びすれば良いのか?現場を見ても上手く判断出来ないレベルですが、浮き石や、脆い岩場が危険である事は何度か経験があります。急峻な岩橋を登るのは、やはり慎重にルート選びが必要なんですね。詳しいご説明を頂いて、ありがとうございましたm(__)m
mizukunさんこんにちは、レコ発見が遅くなりました。
有言実行ですね!僕にとっては西黒尾根が最大限のチャレンジで、東なんて西黒から見るだけで身震いしてしまいますが、このレコを拝見して増々そう感じました エキスパートの世界です。
アブソリュート!いやーかっこいいです。
また身震いする様なレコお待ちしております
onoさんこんにちは!
仕事なんぞばかりしていたせいで危うく東尾根の時期を逃すところでした(谷川岳の危険地域は明日27日より登山禁止期間に入ります。)
いやいや、onoさんの様なロングハイク、今の私には同じペースでは歩けないと思います
さすが継続はチカラですね!!
ハイク強化トレーニングを積んだらお手合わせお願いします!!
見にきました。
よく知らない山域だと見逃し多くて一回で理解できなくて(T_T)
なるほど。地図でこのルート見てみると凄まじいですね…しかもソロでしょ。らしいですよね。
はい、相変わらずそれなりに突っ込んだコメはできませぬが(完全オテアゲ)自分が理解できる他の資料も合わせて見ていきたいと思いました。
自分は崖の上の方↑に挑む気はさらさらないですが、うん、崖は別の角度から見てみたいなと。
今後も安全クライミングで(^‐^)
地形図では分かりずらいかも知れませんね
写真54、57、58、61などはわかりやすいかも知れません
58の下の方の岩場の凹んでいる所がシンセンのコルです
その向こう側(一ノ倉沢側)から尾根に上がります
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