用竹〜権現山〜扇山〜鳥沢駅
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- GPS
- 06:19
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,334m
- 下り
- 1,343m
コースタイム
天候 | 曇り ときどき 小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR中央線 上野原駅→山梨富士急行バス(初戸行き) 用竹BS 復路) JR中央線 鳥沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
用竹→権現山は危険箇所なし。特別な急斜面もなく歩きやすいです。 権現山→淺川峠は細かいつづら折れで単調でした。 淺川峠→扇山は一部で踏みあと不明瞭。稜線を行けばOKです。 扇山手前の急登がきつかった。 扇山→登山道入り口はブルドーザーで作られたような道が結構長かったです。 登山道入り口から鳥沢駅までは舗装路を4.5kmくらい下ります。長かった! |
その他周辺情報 | 途中に君恋温泉への分岐がありました。 |
写真
感想
ひさびさ、山ガール1号との山行きになりました。
かみさんにあらぬことまで勘ぐられても仕方がないので、今回はかみさんも誘ったのですが、先週の疲れがあるのか今回はパスとのことでした。
山ガール1号は、ロングトレイル希望の向上心旺盛な女の子ですが、いかんせん「雨女」の疑いが濃厚。初めて一緒に行った谷川岳でも、強風+雨。昨年登った、雲取山、槍ヶ岳、両神山もすべて雨だったとか?一緒に行かなくてよかった(汗)。
今年の3月あたまにも、一緒に行くはずでしたが雨で流れて、それ以来の同行となりました。やっぱり今日も天気は不安定です。
予報も曇りのち雨でしたので、今回はエスケープしやすい石盾尾神社→生藤山→陣馬山→高尾山の予定で、8:20にJR中央線「上野原駅」で待ち合わせ。ところが、陣馬山⇔高尾山は何度も歩いた道なので、初めての場所の方がよさそうということになり、急遽「権現山」に変更。同じ時刻に、違う方面行きのハイキングバスが出るのは便利です。
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山ガール1号は長めの距離がいいとのことで、用竹バス停から臨みます。10人以上の登山客が初戸行きのバスに乗っていましたが、用竹で降りたのは我々だけでした。静かな山行きとなりそうです。民家が点在する舗装路をしばらく行くと、登山道に。石ころや木の根、階段などがない、比較的緩やかな傾斜の歩きやすい道を進んでいきます。
はじめはゆったりとしたペースでしたが、しっとりと水分を含んだ杉林は花粉症の発作を引き起こすこともなく、しだいにいつもと同じペースで登っていきます。用竹バス停の案内版では権現山まで3時間40分とありましたので、ひとまず3時間で山頂を目指して登っていきます。
途中で、ベンチや山頂碑があれば休憩をしようと思ったのですが、1時間たっても1時間30分たってもそのような場所がありません。山ガール1号からは「また登り?」とか言ってきますが、もとより何かのランドマークがないと2時間も3時間も歩き続ける私なので、なかなか止まるきっかけがありません。そこで、初戸からの登山道と合流する場所か、登り始めから2時間経ったら休むことにしようということになりました。
山頂に電波塔があるところで写真を撮っていると、今日はじめてすれ違う男性に会いました。
「初戸への分岐は近いですか?」
「すぐそこですよ。」
「権現山までは1時間くらいですか?」
「1時間はかかりませんよ。一人だけ登ってくる人とすれ違いましたが。」
その方の言うとおり電波塔から初戸分岐まで100mもありませんでした。訊いた方が恥ずかしくなるくらいでした。
そこでお約束どおり、小休止。ちょうど歩き始めから2時間弱だったので、予定通りといえば予定通りです。おりしも小雨がぱらつき始めたので、雨具を羽織りました。昨年の秋口に雨具を購入したのですが、一度も使う機会がなくこの日がデビューとなりました。山ガール1号とは対照的な晴れ自慢!!!!
あと1時間はかからない(標準で山頂まで40分と地図にあり)ので目標の3時間は切れそうでした。
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初戸分岐から、権現山の手前まではなだらかな道。視界がよければいい気分が味わえたと思います。ただし、権現山頂手前は急登でスリップにも注意が必要でした。
がんばって到着した山頂でしたが、あいにくと視界はゼロ。まあ、雨も止んだことだし、雨女を同行している以上、眺めを期待するのは贅沢です。ここまで2時間32分と目標を大きく切る踏破時間でした。
ここでのランチは手作りベーコンのBLTサンド。今回はかみさんが作ってくれましたが、たいていは自分で作ります。予定外だったのは、小さな黒い跳ね虫。1号いわく「山ダニ」で刺されると大変な目に会うとか..。がんばって山頂に上って虫に攻撃されることあるんだよね。
山頂独り占めで、虫を避けるために、三角点の上でお湯を沸かしていたところ、後続の3人組登場。あわてて山頂碑を明け渡し、しばし情報収集。ベテラン3人組に伺うと、北は笹尾根が見える場所とのこと。あと、浅川峠から扇山への登り返しは踏み後が一部不明瞭なことなどを教えていただきました。後で調べたことですが、山頂からの眺望に関しては、南面は富士山や丹沢がみえるとのことでした。
http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=467
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浅川峠へは最初はやや急なつづら折れの下りでした。傾斜が緩やかにあると、しばらくして浅川分岐につきます。バスの時刻が不明なので浅川へは下らず、予定通り扇山への登り返し。高低差300mくらいで、曽倉山までで100m位のぼり、ちょっと下って、扇山手前で200mくらい上ります。途中、踏み跡がややはっきりしないところがありましたが、稜線を進めば間違うところはありません。ただし、扇山ちぇまでの急坂は堪えました。後ろから1号が休まず登ってくるので、先輩としては目の前で立ち止まるわけにはいきません。とにかく本日最後の登りのつもりで休まずに山頂到着。1号はやはり山頂手前できつくなったようで、3-4分遅れての到着となりました。
本人曰く
「今まででいちばん苦しい登りだった。」
ちょっと大げさですね(笑)。
世の中に急登・急坂はもっといっぱいあるのにね。
扇山の山頂は、大月町の富嶽12景の一つで、本来ならば富士山がきれいに見える場所のようです。しかし、今回は写真の通り、一面の霧で何も見えませんでした。
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扇山からは、昭文社の地図には急坂とありましたが、ブルドーザーで作ったような幅の広い登山道はそれほどの急坂でもなく、気持ちよく下ることができました。里山の手前で林道ではなく、近道とある登山道を選びましたが、ここは道幅も狭く、石ころがごろごろしていて、ちょっと注意が必要です。
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今回はそこそこ自分のペースで歩いてきましたが、山ガール1号はあまり文句も言わずついてきました。ときどき、私との山行きの時は部活動のつもりで歩くと言っていましたけど。さすがに、下りの舗装路は足に堪えるのか、ペースがぐっと落ちましたけど、まあよくがんばりました(上から目線ですが...)。
もう少し、足を鍛えてもらって、20kmを超えるような長い道のりを、どんどん歩きましょうね。
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