韓国最高峰・漢拏山（済州島）

2023年10月14日(土) [日帰り]

• GPS: 12:20
• 距離: 18.4km
• 登り: 1,585m
• 下り: 1,394m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:29
• 休憩: 0:51
• 合計: 11:20

4:28 観音寺登山口
11:50 12:41 漢拏山
16:47 16:47 城板岳登山口
16:48 ゴール地点

天候

晴れ　あたたかい
山頂付近では風が強く、曇りがちで肌寒かった

アクセス

利用交通機関：

タクシー 飛行機

登山道入口には駐車場があり、レンタカーまたはタクシーで行くのが最もよいと思われる（早朝ならなんにせよバスはない）。
ただし今回のわたしの、観音寺探勝路〜城板岳探勝路のように、登り口と下山口が異なる登山をする場合はほぼタクシー一択となるはず。

済州島はアプリによるタクシー配車サービスが発達しており、アプリから呼ぶと基本的に10分以内（多くの場合、3分以内）に来てくれる。
ホテルのフロントや飲食店の受付などで頼めば呼んでくれる。

コース状況／危険箇所等

全ルートを通して非常によく整備されており危険箇所はないといっていい。
木道および木道の階段がコースのほとんどを占め、土道を歩く場所はほとんどない。
城板岳探勝路は少し岩場がある。

休憩所（避難小屋相当、トイレ可能）はほぼ無人。
携帯食や飲料を買うことは出来ない。

道中に掲示板や道標が多くあり、分岐もないので迷うことはまず無い。

その他周辺情報

○予約
行く前に漢拏山の公式サイト（ https://visithalla.jeju.go.kr/main/main.do?language=ja_JP ）から登山の予約をする必要がある。予約しておいて登らなかった場合はペナルティとして今後の登山が制限されるので注意。

○山小屋
コース内には無人の避難小屋がほとんどで、売店等は無い。

○登山証明書
土産になるのは登山証明書。公式サイトの「登頂証明書の申請結果」ページから山頂の位置情報が付属した写真を送信すれば、1枚につき1000ウォン（約100円）で発行してくれる。

写真

10/14 4:31

朝04:30、観音寺探勝路の入り口に到着。
>>>開いてない<<<

3、4月と9、10月は05:30にしか門が開かないそうで、ここで1時間待つことになった

10/14 4:53

登山口近辺にあった植物学者らしい人の像
説明文が全てハングルのため、具体的に何をした人なのか全く分からず

10/14 5:32

真っ暗な中行動開始
登山客は意外と多かったが、やはりというべきかそのほとんどは韓国人だった
ときどき中国人や日本人、まれに西洋人を見かけるといった感じ

10/14 5:50

これは知ってる！
日本の山でも見た事がある

10/14 6:11

こういう感じで100mおきに標高標識がある

10/14 6:37

夜が明けてきた
竹やぶの中の木道を進んでいく

10/14 6:41

韓国のきのこを発見！
ツバの構造が見られる
日本にもある種類なのか、それとも…？

10/14 6:45

トロッコレールが林内を走っているのを目にした
材木運搬用と思しいこれも、日本国内でも時々目にする

10/14 6:46

これは800mのマイルストーン

10/14 6:49

キノコの群生を発見！
黄色っぽい色合いといい、サイズ感といい、ニガクリタケとかだったらアツいなと思ったがニガクリタケを見分けることが俺にはできない

10/14 6:49

アップで撮ったやつ

10/14 6:49

ひだの様相
この美味しくなさそうな色合いはニガクリタケ感がある気がするんだけど

10/14 6:56

またもキノコ
今度は儚げな雰囲気
ヒトヨタケとかそういう系統？

10/14 6:57

最初の休憩ポイントとして予定していた木の橋に到着
ここまでは緩やかな道が続いているのみだったがここからは険しくなってくる

10/14 7:16

樹上にカラスを発見

10/14 7:19

これは偽物のカラス
AEDの格納スペースの上になぜか設置されているカラスの像である

10/14 7:39

1000mに到達

10/14 7:39

完全に日が昇ってきた
紅葉の時期に来ていたこともありとても美しい
去年の石鎚山を思い出す

10/14 8:03

途中にベンチ等があり休憩をまた入れる
ここは悪天候のために韓国軍（警察かも？）の飛行機が墜落したまさにその地点だそうで、英霊をなぐさめるためのモニュメントがある場所だからゴミを捨てないようにという旨の掲示があった

ゴミは割と多かった
不敬だろ

10/14 8:05

1090mのマイルストーン
なぜ1100mのところに置かないんだ？

10/14 8:24

1200mのマイルストーン
上のハングルはどういう意味か分からない

10/14 8:46

1300mのマイルストーン
露出調整をしくじったせいで何らかの神格でも顕現しそうな雰囲気になってしまった

10/14 8:46

再び木の枝の隙間から仰ぐ太陽を撮影

10/14 9:19

画面左下に1400mのマイルストーン
結構見つけにくかった

右手に少し写っている掲示板は登山道における現在地と各地点との距離、大凡の難易度、コースタイムなどが記されたもの

10/14 9:31

三角峰が見えてきた！

10/14 9:39

三角峰でしっかり休憩
済州島の街並みが見おろせる

10/14 9:39

これが三角峰
これ本体には登れないがクライマーたちの心をくすぐりそうな気がする……しない？

10/14 10:06

またキノコ

10/14 10:09

これは恐らくトリカブトの一種と思われる

10/14 10:13

これもそうだと思う、が、葉っぱの形が結構変わっている
丸っこいというか……

10/14 10:17

飲めません！！！と書かれた水場（？）
なぜこんなものがここに……？

10/14 10:18

吊り橋
それ自体はありふれたものだがやはり風情があるよな

10/14 10:21

パノラマ写真を撮影
清々しい晴天の稜線！

10/14 10:25

この右奥の板のスペースには小屋があったが2007年の台風で「跡形もなく」流されてしまったらしい。画面左側の掲示にそういうことが書いてある
在りし日の写真を見る限りかなりしっかりした小屋に思えるが…

10/14 10:52

リンドウのような花
地面にひょっと咲いていた

10/14 10:54

バッタ　2匹
幼虫のようだが羽根を後ろ足でこすってなにか音を出していた

10/14 11:10

またキノコ
柄は極端に短かった

10/14 11:27

山頂付近に不穏な雲を見る

10/14 11:30

ヤスデやムカデのたぐい？
足が目立たずやたらとツヤツヤしている

10/14 11:36

王冠岩を望む階段道、だと思う

10/14 11:48

キク科っぽいなんかの花

10/14 11:53

白鹿潭という火口湖……だが完全に水が涸れてしまっている
ちょっぴりショック
とても綺麗な名勝だと聞いていたので…

10/14 12:36

登頂記念写真

10/14 12:42

山頂から見下ろす平地の景色…だがそれよりも垂れ篭める暗雲が気になる。

10/14 12:47

立ち枯れの木が並ぶ裾野の向こうにうっすら見えるのは風力発電の風車

10/14 13:26

城板岳探勝路の方にもこのマイルストーンはあるようだ
100mおきかどうかまでは目につかずわからなかった

10/14 13:43

城板岳探勝路の途中、つつじ畑休憩所から上に向かうところにあるゲート
12時半を回るとこの通り封鎖される
野営などは固く禁じられているそうだ

10/14 13:55

そのつつじ畑休憩所にいたカラス
頭のシルエットがかわいい

10/14 13:56

キリッ

10/14 15:59

ナメクジ
いや、でかくない？
前から山のナメクジのスケール感おかしいよって思ってたけど海の向こうでもそうなのか

10/14 16:18

トロッコが走っているのを見ることができた！

感想

どら

韓国最高峰・済州島を制覇してきました！
天気にも恵まれ怪我もなく、よい山行だった！


観光地化しているとよく言われるとおり、登山道は非常に整備されていてほとんどが木道になっている。
高低差1500を日帰りできる体力さえあれば、技術はさほど問題にならないといった印象
ただ、階段がずっと続くので、階段が苦手な人は苦痛と思われる。

案内板には基本的に日本語がある。ハルラ山に限らず、済州島の案内の外国語は中>英≧日という印象なので中国語のわかる人は有利かもしれない

観光地化の弊害なのか、とにかくゴミが多い
いつものようにごみ拾いをしていたらスーパーの生鮮食品を入れるビニール袋が2つ満タンになってしまった
日本の山は、富士山だってさすがにこんなことなかったと思うぞ…


動物としては、写真に撮り損ねたものの、小さいネズミも見かけた。