【近畿百 74】三国岳 夜叉姫ケ岳 夜叉ケ池


- GPS
- 08:55
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 960m
- 下り
- 968m
コースタイム
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 8:54
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
三国岳登山では藪漕ぎがあり所要時間の見積もりが困難であることから早めの登山口出発が必要であるため,前日は近くの七七頭ケ岳に登った後 道の駅夜叉ケ池の里さかうちに車中泊した。
夜叉ケ池登山口から渓流沿いの路を登り返しを繰り返ながら登高した。
夜叉ケ池直下から岩が多くなり,幽玄の滝,昇竜滝や夜叉壁を眺めながらの登りとなった。
夜叉ケ池分岐点では上から夜叉ケ池を眺めながら夜叉丸に向かった。ここの登りも最初は岩登りとなったが徐々に笹やぶが出現したものの登山道は明確であった。夜叉丸から夜叉姫ケ岳へは一旦降下後の登り返しとなったが登山道は明確で背丈以上の笹薮の中をやぶ漕ぎしながら進んだ。ここで栄養補給しカッパを着用して三国岳に向かった。
事前に得ていた情報通り明確な登山道はなく,リボンとGPSを頼りに進んだ。ルート上を進んでいる間は薄いながらも踏み跡があったが,リボンを見失いルートから外れると笹薮や木々の枝に行く手が阻まれ,何度もGPSで確認しルーファイしながら進んだ。距離にすれば短いが何度も立ち止まりルーファイするため予想以上に時間がかかった。夜叉姫ケ岳からコルまでの下りは笹薮の中を進むが足の運びは割と楽であったが,コルからの登りになると足元に生えている笹が下に向いており,踏みつぶしたり押しのけて進むのに脚力を要し,体力を消耗するとともに進行速度が極端に低下した。また足元をすくわれ何回も転倒しながらの登高となった。予想以上に時間がかかり,三国岳山頂に到達できるか不安を感じながらの登高となったので,「12時までに山頂に到着できなければ引き返す」ことにした。
標高を上げると明るさが増し,笹薮に進路を阻まれ転倒を繰り返しながらなんとか12時前に三国岳山頂に到達できた。山頂はやや広めで笹が低く360°の眺望が得られたが山座同定はできなかった。山頂で軽食を摂った後下山した。下山行程も登りと同じルートを通過するつもりで進んだが,リボンを見出す力が優れたshima11に先導してもらったこと,往路での経験等により往路で要した時間を短縮して夜叉姫ケ岳に戻ることができた。ただ普段使い慣れていない筋肉を使ったこともあり,夜叉姫ケ岳への登りで足がつりそうになったので芍薬甘草湯を服用し,以降は問題なく歩行できた。効果はてきめんであった。夜叉姫ケ岳以降のルートは明確で計算できることもあり,表情も緩んで快適に下山できた。
なお,山頂近くで転倒したときに眼鏡を落としたが,山頂に到着するまで気づかず慌てて転倒したと思われる場所に戻り,笹に引っかかった眼鏡を見つけ事なきを得た。また,shima11も笹をかき分けるため使っていたストックを途中で落とし,周辺を探しても発見できず半ばあきらめていたが,下山途中で転んだ時に落としたストックが目に留まり奇跡的に回収できた。
背丈を超える笹薮のルートは過去に何回か経験しており,気にも留めていなかったが,今回の三国岳に至るルートは激藪でルートもあってないようなものであり,過去の登山者がつけられたリボンとGPSを頼りのルーファイしながらの行程となり,想定以上に気力と体力を使ったし,多くの時間も費やしたこともあり,この山に関しては再度の山登りは見合わせるつもり。
山行記録が物語っています。
岩場や夜叉ヶ池など見所いっぱいですがルートを外したり物を落としたりの物語が多い。
何れにしても失せ物が戻ったのは奇跡ですね。眼鏡が笹に引っかかってた??
shima11がご活躍でしたね^_^
芍薬甘草湯に久々にお世話になった大変な1日でした。
お疲れ様でした。
ある程度の困難さは予想していましたが,夜叉姫ケ岳からの行程は想定以上でした。
距離的には短いですが,普段使い慣れていない筋肉を使ったこともあり結構疲れました。
夜叉姫ケ岳に戻った時には,これで登山口まで戻れると思い緊張感が解けました。
途中で落とした眼鏡とストックが見つけられたことは奇跡的でした。
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