10歳児がばあちゃんとゆく岩登りと大パノラマの納古山【続ぎふ百山】
- GPS
- 03:15
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 429m
- 下り
- 429m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
人気山ゆえに整備は完璧 |
写真
感想
晩秋の岐阜、天気予報は快晴。どこか景色のいい山に行きたいね、ということでばあちゃんお勧めの納古山(のこやま)に登ることにした。
川辺町、岐阜のグランドキャニオンとして知られる遠見山から少し北。低山なのに360°パノラマ、ということで人気があるらしい。遠見山からつなげて歩くこともできるらしいけれど、今回はオーソドックスにふもとから登ろう。
道の駅ロックガーデンひちそうからすぐ北を山側に入り、林道を進む。駐車場はないけれど、路肩がそれなりに広いのでそこに車をとめられる。なかなか人気とあって車が連なっている。やや奥の方にとめる。
初級者コース・中級者コースと分かれているが、中級→初級と周回するのがよさそう。まずは中級者コースに進む。林道から沢に沿って山に入ってゆく。深い緑の歩きやすい道、しばらく進むと水場があった。「のこやまのおいしい水」、なるほど確かにおいしい。どことなく関東の水と味が違うように感じた。
少し進んで十字路のようなところに到着。初心者ルートに抜ける道と、遠見山に向かうルートがここから分かれる。地図で見るかぎり、これまでの道に並行してとなりの稜線を進むコースもあったらしい。
分岐点を過ぎるとすぐ、岩場が出てくる。足場がしっかりしているので危ないところはないけれど、いくつか連続するので慣れてないと怖いのかも。なるほど、それで中級コースなのね。岩はやっぱりチャート、このあたりも大昔は海だったたいうことか。
ちょっとした岩壁を登ったところに「天空岩」という展望台があって、早くも大絶景。危なくはない、と思ったけど2024年におっこちた方がいたみたい。
連続する岩登りを乗り切ると平らなところに出た。ばあちゃんたちをここで待とう。おじいさんが息子に話しかけてる。すごいねーなんて言ってもらって息子はほくほくする。そのおじいさんがこちらに向かって「かわいいですねえ、お孫さんですか?」
人生初めておじいちゃん扱いされたポイントから少し進むとまた岩場。ここはちょいと大きめ、だが息子はひょいひょい登る。また少し平らなところがあって、ちょっとだけ急な坂。これが最後っぽい、よっこいしょ、と乗り越えるといきなり広がる空。
納古山に登ったよ。
聞いていたとおり、全方位見事な景色。雪をかぶった御嶽山、どっしりした恵那山。濃尾平野も見渡せる。正直、このライトな登りでこれだけの絶景に逢えるのはかなりコスパがいい。
山頂はそれなりににぎわっている。テーブルがいくつかあって、そこでお昼ごはんにする。腹をすかせた息子がばあちゃんのおにぎりにかぶりつく。こんな広い空の下、絶景のただ中で食べるごはんのおいしいこと!
さてくだろう。山頂から少しだけおりたところに初級者コースの分岐があるので左へ。ほとんど斜度のないこっちのコース、右側に木がないので展望台レベルの見晴らしが長く続く。これはちょっとすごい。
初級者コースだけあって、道はずっとゆるやか。晩秋の森林浴を楽しみながらのんびりくだっていく。おいしそうなキノコをスルーして紅葉を見ながらのんびり進む。
尾根の分かれ目のあたりに「これより岩戸頂上に至る水流れ尾界」と書かれた石標があった。水流れ尾界、がなんだかわからないけれど、この山はかつて壮絶な入会地権の争いがあったと聞くので、何か境界線を確定させるものなのだろうなと思う。
いい感じの橋を渡ると斜度は完全になくなり、やがて林道に合流。あとはゆっくり進んで車のところに到着。おつかれさまでした。
登ってごはん食べておりてきて、3時間あまり。それで岩登りもできて360°絶景も楽しめるなんて、お手軽最高の山だ。このあとグランドキャニオンを見て帰路についた。
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